- ベストアンサー
運転資金って?
経済新聞、テレビ等で経済の落ち込みによって運転資金の調達に 苦慮する企業が増えてきているという内容の報道を聞きます。なんと なしに理解はできるのですが、具体的に運転資金とは主にどんな物 の支払いが占めるのでしょうか? 経済、経営は素人ですが、思い浮かぶイメージとしてはオフィス などの賃借料、小額の副資材関係(手形対象外の小口)、人件費と いった感じでしょうか?後は当月支払い分の手形金額でしょうか? お詳しい方、教えてください。 宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
運転資金をつねに借入金でまかなうのは、「支払利息」という余計な費用が発生するので賢明ではありません。 (借り入れができればまだいいほうです。信用状態によっては拒否されることも多くあります) または受取手形を金融機関で割りひいてもらいます。しかしこれも「手形売却損」という余計な費用が発生しますので、できたら避けたいものです。 (手形をつねに割り引いてもらえるとは限りません。手形の銘柄、振出人や裏書人の信用状態によっては拒否されます。割り引ければまだいいほうです) 社長などの個人資産に余裕があるときは「役員借入金」の名目で一時的に融通してもらうこともあります。 余計な費用が発生しないように、手元にある現金・預金で極力まかない、やむを得ないときに借り入れなどの方法をとるのが通常でしょう。 ただし、なるべく「借入金」はないほうがいいのですが、利息を払いたくないために全額返済してしまうのも、また賢明ではありません。 ある程度利息は払っても、現金をもっていたほうがいいことも多くあります。どの程度借りることが必要で、それにはどの程度利息を払ってもいいかなどを判断しています。 〔No.3より補足〕
その他の回答 (5)
- 19620205
- ベストアンサー率17% (97/546)
自営業しています。製品を納入しても直ぐに代金が入りません。しかし、電気代・バイト給与は日にちが来れば支払わなければなりません。また、現金取引をしている相手先があり、製品納入先から代金が入金されなくても、当然、現金で支払う事になります。売上金が入金されるまでは手持ち資金でしのがなければなりません。この手持ち資金が運転資金です。
お礼
ご回答ありがとうございます。具体的事例での説明に感謝致します。
- DDRSDRAM
- ベストアンサー率36% (115/314)
本来の意味としては、運転資金とは「売上金がは入って来るまでの立て替え金」のことを言います。 たとえばメーカの場合、部品代、工場の光熱費、人件費、工作機械の支払いなどがあります。実際に製品を作りはじめて出荷して代金を回収するまで3ヶ月かかるとするとその分の経費を立て替えますが、翌月その次の月と入れ替わるので、そのお金は常に立て替え続けることになり、利益にできないお金で常に会社に置いておく立て替え用の分となりこれが運転資金です。 売り上げが急に落ちると会社が黒字であっても支払いができなくなりこの「運転資金」が足りなくなります。この場合、銀行などの追加融資や手形決済の延期がないと支払えなくなります。これを運転資金が足らないといいます。 実際には、お金は区別できないので単純にお金が支払えなくなります。 社員の給与や取引先の支払いは、いざとなれば数日は待ってもらえますが。問題なのは銀行の支払いか手形の決済で、これができなければ倒産です。特に12月は取引先の貸し借りの清算や社員のボーナスなどがあり支払いが多く、資金が不足しがちです。 まとめると、 運転資金とは ・売上金が入るまでの立替全て(会社から引き出せず常に立替た状態の分) 運転資金が足らないとどうなる? ・銀行への返済ができなくなって(手形決済不可も含む)、銀行取引停止になって倒産
お礼
ご回答ありがとうございます。詳しい説明に感謝いたします。
- keirimas
- ベストアンサー率28% (1119/3993)
運転資金:主にガソリン代のことです。 とは半分冗談ですが。 車を日々運転するにはガソリン代がかかります。 企業でいう「運転」とは資金をやりくりして活用することです。 企業を日々動かす(営業する)ための資金が「運転資金」です。 例えば、売掛金100万円が1ヵ月後に入ってくる予定とします しかし、支払いのために今週中に100万円が必要だとします。 「資産は100万円あるが、運転資金100万円がない、なとと言います」 こんなとき銀行から100万円の融資を受けられればまだいいのですが、 企業の状態・信用によっては借りることができません。 「運転資金の調達に苦慮する企業」ということになります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 日々動かす(営業する)ための資金が「運転資金」ですか。 なるほど、勉強になります。 追記 もしよろいければ教えてください。 通常売掛金が入ってくるまでの支払金は、常に銀行から借入して支払う ものか、内部留保からまかなうのか、どちらが企業において多い支払い 形態なのでしょうか?
そうですね、日々の経営に必要な資金です。 思い浮かばれた例でだいたい合っています。 手形の決済資金も運転資金ですね。これは当月支払い分とは限りませんが。 会計・経理の世界ではある程度決まった算出方法はありますが、ニュースで使われているのは厳密な定義としての「運転資金」ではないので、「短期的に必要な資金」というぐらいの理解でいいと思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど「短期的に必要な資金」という理解ですね。 勉強になります。
- singlecat
- ベストアンサー率33% (139/418)
一経営者です。 例えば製造業の場合、物を作りそれを売ってお金を儲けるのですが、 物を作るのには、材料がいる、材料を加工するには機械がいる、機械を動かすには人がいる、物を売るには宣伝がいる....等々売れるまでに相当な経費が必要になります。 また、企業相手の場合であれば、「売掛」になる事がほとんどで、売れてから30日や60日後にしか現金が手に入りません。 そのため、お金になるまでの資金というのがどうしても必要になります。この資金を金融機関などから融資してもらう事になるのですが.... 昨今の経済事情から金融機関が焦げ付く事を恐れて、融資を渋っている状態ですので、そういう報道がされるんだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。参考になります。
お礼
分かりやすいご回答ありがとう御座います。 すっきりしました。