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認知言語学の参照点モデルについての質問

 認知言語学の参照点モデルに関して質問です。山梨正明先生は「参照点起動の推論モデル」というモデルを自著の中で展開されていますが、そのモデルの中に登場する「Mi」「Mj」が何の略語なのかがどうしても分かりません。特に「i」「j」の部分です。Langackerの参照点モデルに関しての図にもやはり「RPi」「RPj」のように「i」「j」が出てきますが、同様に解読できません。論文のためにどうしても必要な情報なのでとても困っています。どうぞ、よろしくお願いします。

みんなの回答

回答No.1

i や j は何かを省略した記号ではありません。 参照点が複数あるとしましょう。 RP1, RP2, RP3, RP4, ..., RPn, RPn+1, RPn+2, ..., このうちの任意の二つという意味で、RPi, RPj と表記しているだけです。 特に指示がなければ、i≠j なので、RPi と RPj は二つの異なる参照点と言うことになります。 なんで i とか j とか(必要なら、k とか l とか m とか)なのかというと、数学などで、定数は a, b, c, 変数は x, y, z, でしょ? 任意の数はしょうがないから、真ん中のアルファベットを使っただけです。 記号論理学とか、意味論とかではよく使われるのですが、見たことありません? たとえば、次の文で、「太郎i」「自分i」は「太郎」と「自分」は同一指示であることを表し、「太郎i」「彼j」は「太郎」と「彼」が違う人物であることを表します。 太郎iは 自分iの部屋に 行った。 彼jは 太郎iの部屋に 行った。

rufasrufas
質問者

お礼

 丁寧なご回答、本当にありがとうございました。ずっと考えていたので、すっきりしました。正直、勉強不足でした。それにしても、感謝感謝です。

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