- ベストアンサー
一院制?メリットとデメリットを教えて下さい。
http://www.ntv.co.jp/news/127139.html 上記によれば、小泉元首相が『衆・参統合して一院制にする』という政策を総選挙の公約として打ち出すべきとの考えを示した、とあります。 一院制のメリットとデメリットにはどのようなことがありますか?
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
参考までに 経費削減と一院制は全く別物です。 二院制が必要で経費削減したいなら、衆議院議員を200人参議院議員を150人にすればよい。 衆議院議員480人養うより、よほど経費削減になります。 そもそも、衆議院は小さな選挙区から、参議院は大きな選挙区から選んでいました。ところが、選挙の区割りの変更で、衆議員は小選挙区+広域比例代表、参議院は都道府県+全国区(比例代表)と、どちらも小さいところと広い所の比例代表の組み合わせとなってしまいました。 選び方が同じであれば、同じような人材が集まってきます。もし参議院を有効活用するなら、衆議院は現在の小選挙区のみとして300議席、参議院は広域比例代表+個人の全国区とし、全国区は現在禁止されているネットでの個人の選挙アピールをページの大きさなどを規定して許可すればよいと考えます。(一票の格差の大きい都道府県選挙区を廃止して、衆議院の広域比例代表を参議院に移す。) 現在、有能な人材が無所属で国会議員になろうとしても、ほぼ不可能ですが、この選び方なら参議院全国区で優秀な人材を拾うことができます。 条約の批准には、参議院の優越を認めるなどすれば、二院制は立派に機能すると思います。 参議院を有効活用する手を打たず、衆議院と同じような選び方に変えておいて、参議院は衆議院のカーボンコピーで機能を果たしていないでは、論理が通りません。
その他の回答 (7)
- sudacyu
- ベストアンサー率35% (687/1961)
No7です。追加質問にお答えして 昔の参議院のように個人で立候補できた時には、議員数を多くすれば少数意見を代表する人が議員となる可能性が大きくなります。 全国区50人のうち、最少得票当選者は、確か50万票くらいでしたから、全有権者9000万の100人に1人以下の支持でも、参議院議員になれたのです。 現在のように、政党による比例代表では(法案採決時には、党議拘束があって、党の方針通り投票しなければ懲罰を受ける。アメリカの政党は法案に対する党議拘束は基本的にない。)そのような少数意見は無視されます。ですから議員数を多くするメリットはあまりありません。 以下は、私の私見です。 大臣の半数以上は国会議員から選ぶという憲法の規定があり、国会は政治に適した人材のプール・育成機関の性格があります。 大臣+副大臣+政務官≒50人位になりますから、与党議員のうち最低でも30人位は政府要員になり、政党役員に就く者もいますから、政権運営実戦部隊が最低50人必要です。予備(中堅)及び育成中(若手)それぞれ50人ずつと考えると、与党で150人。政権交代可能な野党の人材も同数とすると、最低300人必要でしょうか。 衆議院小選挙区250人、参議院比例代表150人+全国区100人(半数を3年ごとに改選)というのが、必要十分な人数ではないでしょうか。
お礼
何度もありがとうございます。 >政党による比例代表ではそのような少数意見は無視されます。 ですから議員数を多くするメリットはあまりありません なるほど、納得です。 少数意見も大事だと思うのですると、比例代表も考え直さなきゃ ってことですね。 質問たてて本当によかったです。 ありがとうございます。
- gohara_gohara
- ベストアンサー率37% (573/1517)
個人的に、私はメリットが思いつきません。 私は、二院制の価値というのは、国政に複数回の時期の民意が反映できる、という点だと思います。 現在、日本の国会は、衆議院が解散ありの任期4年、参議院が解散なしの任期6年で、3年ごとに半数ずつ改選、という仕組みを取っています。そのため、国会には3回の選挙で選ばれた国会議員がいることになります(衆参同時選挙があっても2回) 選挙の結果、そのものはその直前の出来事に左右されることがあります。05年の衆院選では、完全に「郵政民営化」という部分に焦点が写ってしまいましたし、07年の参院選では、安倍首相の不人気が大きく出た結果、ということが言えます。自民党支持層、民主党支持層そのものの増減とは言い切れない部分が多いのです。 ところが、一院制になってしまうと、その一度の選挙の結果で、勝者は国会議員の任期が切れるまで、一度も、国民の審議を受けることなく、法案などを好き放題に通すことが出来ます。非常に危険だと思います。 また、参議院がカーボンコピー化している、という点ですが、それでも意味はあります。仮に、3分の2以上の賛成で衆議院で再可決することができるとしても、会期というのが限られていることを考えれば、参院で否決されることはマイナスに働きます。 確かに、「経費削減」と言うことはメリットになるかも知れません。 しかし、削減をするなら、別の部分でも大いに出来ると思います。国民が、国政に意見を示す機会が大幅に減ってしまう、というデメリットの方がよほど大きいと思います。 もっとも、No.4さんがおっしゃっているように、現在の憲法では国会は二院制と明記されているので、一院制にすることは非常に難しいと思いますが。
お礼
ありがとうございます! なるほど、と思いながら読ませていただきました。 憲法改正しないと一院制にできないのですね。 すると9条改正が視野にあるかもしれませんね。
- eroermine
- ベストアンサー率18% (83/444)
日本の参院は貴族院を延命するのが目的だったので元々の趣旨が不正。 衆議院はろくに学校も出てない低脳が当選するかのうせいがあるので 有識者だけが選ばれる参議院が必要、といった説明が当時は堂々となされてたんですよ。 笑っちゃうでしょ
お礼
ありがとうございます。 もともとは貴族院を延命させるために 参議院があったのですか。勉強になりました~。 今は参議院は民主党が多数となっていますから ちょっと意味が変ってきていると思いますが そのあたりを考慮した場合の参議院の存在意義はどうでしょうか?
- papabeatles
- ベストアンサー率15% (316/2083)
まったく自民党の都合のよい国会になります。今の国会で言えば衆議院の3の2以上の与党が全ての国会です。 その前に憲法を改正する必要がありますが、憲法改正なら9条の方が自民党の本音だと思います。 全くの戯言だと聞いております。 はっきり言って今の自民党では不可能です。支持率が90%以上あれば、9条も改正して、一院制にすることも不可能ではありませんが、その時は北朝鮮と戦争をすることになるでしょうね。
お礼
ありがとうございます! 不勉強なものでよくわからないのですが 一院制にするためには憲法を改正する必要があるということでしょうか? 一院制にすれば自民党に都合のよい国会になるということは ほとんど機能していなくてもやはり参議院で議論することは大事ということですね。
- oska
- ベストアンサー率48% (4105/8467)
>一院制のメリットとデメリットにはどのようなことがありますか? メリットとして。 無駄な参議院が不要になり、国会議員削減・経費削減が可能になる。 また、政府の政策が「各党の党略・利権と無関係に、迅速に実行」出来る事です。 憲法では、首班指名・予算関係議決など「衆議院が優先」します。 参議院で「どれでけ政府に反対しても、日数が過ぎると衆議院の議決優先」と憲法で決まっています。 こんな無駄な制度はありません。 衆議院専属の衛視(警備員)は、年収1000万円以上がゴロゴロしています。議長などの運転手でも、年収1000万円ですよ。 庶民の批判を受けて、数万円減額しているようですが・・・。 (年間で考えると)週休5日制で、数千万円の年収を補償しているのが参議院です。 デメリットとして。 憲法が考えていた「衆議院の行動・議決のチェック機能」が無くなる事です。 1945年の敗戦後、数年間は「良識の府」として参議院が機能していました。 が、今は「衆議院のカーボンコピー」と化しています。 あえてデメリットといえば、参議院議員及び関係国家公務員及び用務員が失業する事です。 そもそも、衆議院で落選又は党の公認を得られなかった立候補者が「代わりに出馬するのが参議院」です。 最近の参議院を見ても、何ら権限がないにも関わらず「自己満足・自慰行為」をしているに過ぎません。 参議院が反対しても、衆議院で再可決すれば議案は決定です。 参議院の無駄な経費・時間は「もっと有効に使う場所がある」のですが、参議院議員は「何ら自己権力・利権維持」の為に自慰行為を行なってますね。 衆議院は創価学会主導、参議院は民主党主導。 二院制廃止云々よりも、政教分離が優先事項でしようね。
お礼
早速の回答をありがとうございます。 >政府の政策が「各党の党略・利権と無関係に、迅速に実行」出来る事です。 はメリットでもありデメリットでもあるといえるかもしれませんね。 警備員や運転手は年収1000万円以上がゴロゴロですか・・・ それは問題あるかも・・・ >二院制廃止云々よりも、政教分離が優先事項でしようね。 全く同感です。 大変勉強になりました!
- trajaa
- ベストアンサー率22% (2662/11921)
昔から、一院制論や参議院不要論という主張はありましたので、特にびっくりするような話ではないでしょうけど。 私の記憶に誤りがなければ、今回の小泉さんの主張の特異点は、一院化した上で、選挙区を都道府県単位の大選挙区制にしようという点じゃないのかな? 中選挙区や大選挙区だと、 ・中小の政党が乱立したり ・多少の不祥事などあっても全体の一定部分の支持さえ固めれば当選可能だったり 弊害も多い制度だと思う。 当然自民党有利だし・・・・ 何であれだけ擦ったもんだして、中選挙区制から小選挙区制に変えたのか?それを無しにしようなんて、どういう思考回路を経るとそいう主張になるのかな? と思いますよ。 一院制自体は、議論のスピードアップとか経費節減とかあるけど・・・ そっちよりも、選挙制度自体の改変の部分で眉唾というかトンでもな主張と思う。
お礼
早速の回答をありがとうございます。 >私の記憶に誤りがなければ、今回の小泉さんの主張の特異点は、一院化した上で、選挙区を都道府県単位の大選挙区制にしようという点じゃないのかな? 上記サイトでは記されていませんが、 他のサイトではおっしゃるとおり大選挙区制にしようと書かれてました。 一院制と大選挙区制は連動してるのですね。
間違いないメリット:議員にかける歳費および削減した分の院の運営費、これらが税金から出て行かなくなり別の使い方にまわせます。 メリットでもありデメリットでもある:法案の審議が1回で済みスムーズに成立ます。 これにより今のねじれ国会では3回(衆院可決→参院否決→衆院で再可決)も必要なのと比べれば、日程も運営費も少なくて済みます。 ただし(まぁ今も機能しているかというと・・・なんですが)「どんな馬鹿法案でも」与党のごり押しで1発で通ってしまいます。
お礼
わ、早速回答ありがとうございます。 確かに経費は安くつきますね。 >(まぁ今も機能しているかというと・・・なんですが)「どんな馬鹿法案でも」与党のごり押しで1発で通ってしまいます。 今もほとんど機能していないですが、 機能しなくても参議院での議論があったほうがいいのか 全くの無駄だからせめて経費を抑えた方がいいのか・・・ どちらだと思います?
お礼
ありがとうございます! 経費削減策としては議員数を減らすという手もありますね。 不勉強なものでよくわからないのですが 議員数を減らすことに何か問題点はないのでしょうか? おっしゃるとおり、一院制よりも 参議院を有効活用する手を打った方がいいかもしれませんね。 皆さんのいろいろな意見が聞けて大変勉強になります。