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「~ませ」は書き言葉になりえる?
- 「~ませ」と口で言われるのは違和感ないのですが、ポップなどの案内表示や、案内状などの手紙などに文で「~ませ」と書いてあるとかなりの違和感を感じます。
- 「ませ」は丁寧語「ます」の命令形だとされており、書き言葉として利用してもよいとも解釈できます。
- ただし、個人的には「~ませ」は口語的な表現であると感じているため、文章として記すことには適していないと思っています。
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「ませ」は、おっしゃるとおり「ます」という丁寧の助動詞の命令形ですが、現代では「いらっしゃる」「くださる」「なさる」「召す」など少数の、尊敬の動詞・補助動詞について用いられるだけです。 「いらっしゃいませ」「くださいませ」「なさいませ」「召しませ」など。 このように用例が少ないので、違和感をお感じになるのでしょう。用例が少ない理由は、最近の日本人は「敬語」の中に命令形を使用することを避ける傾向が出てきました。だから「ませ」を「まし」に置き換えることも多くなりました。「敬語」という概念と「命令」という概念が矛盾すると感じるのでしょう。昭和の中頃までは「召し上がれ」というような「敬語」が上流階級でも使用されていたのですが。 文語の中でもあまり用例は多くはなさそうです。中世以後に「ます」は成立し、「サ変」から「サ行下一段型」に変化しつつあったので、それも原因のひとつでしょう。
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- OKAT
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お礼を書いてくださったのに、済みません。 「いらっしゃいます」「くださいます」「「なさいます」は別に違和感はないでしょう。ところがこれが「いらっしゃいませ」「くださいませ」(「なさいませ」はあまり使いません)と命令形に変わるとちょっと違和感が出るのでしょう。くどいようですが、これは「命令形」への違和感といえましょう。 ただ、「いただきます」はいいとして、「いただきませ」は、間違いというべきでしょう。理由は「いただく」はわたし(こちら側)の動作を表し、謙譲語となります。したがって、命令は自分自身が自分に命令するという訳の分からないことになるからです。敬語の中に「いただく」を使いたがる現代人は、そういう間違いを避けるよう用心しているから、命令形を使わなくなったのかもしれませんね。 しかし、「これを食え」を敬語で言おうとすると、大変ですね。あなたならどう言いますか。返事は不要です。
お礼
OKATさん、再度のご回答ありがとうございます。 「これを食え」をていねいに言うならば、「こちらをお召し上がりください」ですね。けど、命令形ではなくなってますね。「こちらをお召し上がりくださいませ」なら命令形になるから、文法的には○をいただけるでしょうか? 文中に「~ませ、~ませ」と書いてあると違和感があるのは、「ませ」が命令形であるからなんだと感じるようになって来ました。くどいと言うよりは、押し付けがましい気分というほうが正しい気持ちかもしれません。 なんとなく気持ちの整理ができたので、ありがとうございます。 やはり、「~ませ」は多用しないようにしたいと思います。
お礼
なるほど、多く使われることはないけど、間違いではない、ということでよろしいでしょうか?文章で「~ませ」と書くと、おそらく他の敬語と併用されているでしょうから、くどく感じるんですよね。いわゆる二重敬語みたいな感じで。ま、話し言葉なら多少は許せるというのが私の感覚ですかね。