• 締切済み

民主化は良いのか悪いのか?

みなさんは民主化に対してどのような考えを持っていますか? ぜひいろんな意見を参考にさせていただきたいのでよろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • tako2tana
  • ベストアンサー率50% (111/218)
回答No.8

回答No.6さんの意見に賛同いたします。 民主主義=多数決と思う人ばかりの今の日本は、本当の民主主義が理解されているとは思いません。 現在の問題を例にあげると、定額給付金について政府の諮問会議からももう一度その合理性を考え直して政策を見直せと提言されているのに、多数決で政策を強行する。という事態はすでに民主主義は崩壊していると考えるべきです。 例えば、十分に議論を尽くして考えたがA案とB案のどちらが良いのか意見が分かれた場合の最終決定の方法として多数決があるのであって、多数決で決めれば何でも許されると考えている今の日本は異常です。 少数意見の尊重=理性的に人々からの意見を聞き、合理的に物事を進められる状態がないと、少数の意見は常に切り捨てられます。 本当に正しい真の民主化が進むのは良い事ですが、見せかけの民主化は良いとは言えません。今の地球上では国や地域により国民の意識レベルが全く違いますから、その地域に応じた民主化が行われなければならないと思います。

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.7

ちょっとした補足です。 民主化といった時には、その社会と外部環境にもよって大きく変わるかと思います。 ・100人しか住んでおらず、外部との交流が皆無の離れ島 ・今の日本 この2つで民主化と言ってもメリットとデメリットも違えば、構築される体制も全く異なります。

  • huna-huna
  • ベストアンサー率5% (13/241)
回答No.6

民主主義を単なる多数決だと考えてる人が多い現状では、よくないでしょうね。 だから日本は民主主義の国ではないと思います。 特に小泉はひどかった。

  • issaku
  • ベストアンサー率47% (244/509)
回答No.5

民主主義というのは具体的な統治システムを指すのではなく、言葉どおり、その理念として認識した方がわかりやすいと思います。 たとえば、経済的な自由主義だけでなく統制経済を行う社会主義や自由財産を制限する共産主義であっても、理念としては民主主義の派生形であり、指導政党の独裁や軍権掌握がそれを覆い隠しているだけだという主張もあります。 「自由」と「平等」などと簡単に言いますが、この両者を長期安定的に整合させている国家はどのイデオロギー陣営の国家にもきわめて稀有です。 民主化についてですが、理念ですので、国家の基本単位としての民衆がそれを理解して肯定する必要があります。 これを啓蒙化などと言いますが、要は専制君主や封建領主や部族首長の権威や統治の害を認識して功を否定するという選択を、民衆自らが行わなくては意味がありません。 欧州的民主主義革命が帝政回帰で反動的に停滞したり、実は国家の暴力性や社会的不平等は旧体制のままだったり、それをブルジョア的と批判した共産主義者の革命が全体主義に流れてファッショ化した挙句に自滅したりしたのは、大多数の民衆を「指導」するというスタンスから脱却できなかったからだと私は考えます。 このプロセスを経ずに外圧的な「民主化プロセス」を押し付けてもなかなかうまくゆきません。 アメリカ主導の民主化が立ち行かない例が多いのは、アメリカ自身が、そういった前近代的な政治体制から自ら脱皮をしたという経験が無いために、地域共同体や民族的精神基盤に根ざした旧体制の強固さを理解できないからである、という論説もあります。 こう言うと日本の戦後民主化を例外に挙げる日本人や欧米人がありますが、日本の場合は封建制から立憲君主制、更に大正デモクラシーなどの自発的な民主化の基層に財閥軍閥の重石が乗っていただけで、内在的な民主化のプロセスはきちんと存在していました。 しかし、宗教や風土的要因で部族社会が健在である中東などは、何しろ部族社会というのは部族内での専制が基本なので、外部勢力が後押しする民主化プロセスというのは困難がありすぎます。 そもそも、イラク革命からアフガン戦争までの戦乱の端緒はアメリカが指導したパフラヴィー朝の白色革命でしたが、これなどは内容を見るといわゆる民主化プログラムそのもので、これに対するイスラム部族社会の反発が、イスラエル・パレスチナ問題と併せて中東問題の根幹だといっても過言では無いでしょう。 まあ、悪い部分ばかり論っていますが、政治介入というのはそれが「民主化」という正義なり善意の動機であっても、実に厄介だということです。 自説ですが、民族自決というのは単なるナショナリズムではなく国家および国家間共同体にとっての重要な処世術ではなかろうかと思います。 人道的介入とのバランス取りが困難ですが、政治体制・イデオロギーの選択については原則を守ることが必要でしょう。

  • tyr134
  • ベストアンサー率51% (851/1656)
回答No.4

すでにチャーチルの名言が出ていますが、正にその通りですね。 人類が生み出した政治制度は「君主制・僭主制・貴族制・寡頭制・民主制」のみですね。(もちろん、細かい制度の差はありますが) それぞれ、メリット・デメリットがあり、一概にどれが「素晴らしい」とは言えません。 国によっては、「民主制」よりも他の制度の方が効率よく国家運営が実現できる場合もあります。 とはいえ、「制度によるデメリット」を一番抑えられる政体は、やはり「(近代)民主主義」でしょう。 「君主制」や「僭主制」では、支配者という個人の資質に左右されてしまいますし、「貴族制」や「寡頭制」の場合は「政治活動」から排除された人の「人権」が侵害される可能性が高まります。 「個人の資質に大きく左右されずに、人権を尊重できる」制度は、今のところ「民主主義」だけですね。 そう言った意味では、世界各国が「民主主義」を目指す「民主化」は理解できます。 ただ、問題なのは「民主化=素晴らしいモノ」という短絡的な思考に陥ると「民主化に名を借りた」暴力や人権侵害が起こる可能性が高くなると言うことですね。 例えば、米国なんかが「独裁者から解放して民主化を促す」なんて言っていたイラクなんて、結局その「独裁者」を除いたことで治安が悪化して深刻な人権侵害とか暴力も行われていましたしね。 「民主化」をする事が、本当に良いことなのかどうかは、結局その国の状況によるんでしょうね。 古代ギリシアや古代ローマの政治史なんかを見ていると、そのことが良く分かりますね。 ある政治制度が、ある時代には上手く行っていたのに、ある時から上手くいかず、他の政治制度に変わったら上手く言ったなんて例が豊富にあります。 『君主論』で有名なマキアヴェッリが、指導者に求める三大要素の一つに「necessita(ネシェシタ)」=「時代の要求に合致すること」というのがありますが、政体に関してもその通りなんだと思いますね。 結局、「時代が要求」していない国で民主化しても失敗するだけですから。(イラクやアフガンを見て、ますます確信が高まってます。)

greeeen198
質問者

補足

回答ありがとうございます。詳しく答えていただいて、とても助かりました。他の政治制度や時代の要求についての記述は本当に参考になりました。

  • Yelm
  • ベストアンサー率19% (63/324)
回答No.3

チャーチルの名言として 「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが」 と言う言葉があります。 つまり民主主義とは「素晴らしい理想社会」を造る為のものでは決して無く、あくまでも「現実との妥協の産物」なのです。 民主主義はあくまでも「よりマシな政治を行うための道具」に過ぎないのであって、それ自体は決して目的ではありません。 しかし「素晴らしい理想社会」を造るはずであったプロレタリアート独裁のマルクス主義や国家社会主義が20世紀に引き起こした悲惨な実情を見れば「現実との妥協の産物」である民主主義の方がずっと優れた体制であり、かつ現時点で人類はそれに変わりうる体制を造り出すことが出来ていません。 そのために現在の多くの国家では民主主義を是とするのです。

greeeen198
質問者

お礼

回答ありがとうございます。マルクス主義や国家社会主義と比較されたところなどは、とても分かりやすく、参考になりました。

  • usokoku
  • ベストアンサー率29% (744/2559)
回答No.2

「民主化」というマスメディアの報道内容をみると、単なる独裁政治の正当化たったり、単なる対外干渉で自国の指示に従わない相手国の為政者を自国の指示に従う為政者への首の挿げ替えだったり、 マスメディアの報道内容ですと、単なる武力による植民地支配の拡大を正当化する宣伝として、民主化という言葉が使われています。

greeeen198
質問者

お礼

回答ありがとうございます。回答してくださった方の中でも、特に否定的な意見を持っておられたので、比較して考える上でもとても参考になりました。

  • tako2tana
  • ベストアンサー率50% (111/218)
回答No.1

人類の進歩の基準の一つに、「民主化の前進」があったと思います。 正確に言うと良い民主主義の発展と言うことだと思います。 奴隷制=身分制=間接民主制=直接民主制というように、歴史的に民主主義の発展はすすんできたので、良いことであると考えるより、歴史を作るエネルギー源のようなものでしょう。 「銀河○○伝説」という物語で、「腐った民主主義でも、良い独裁政治よりまし」というような台詞があったように記憶しています。 ちなみに、奴隷制うんぬんの下りは記憶が悪いので正確ではありませんから、よくご存じの方は補足コメントをお願いします。 民主化は良いと考えたい。しかし、教育が充分でないと破綻するので、いつでも良い方法であるとは言えないと思います。

greeeen198
質問者

お礼

回答ありがとうございます。民主化に対する考え方に幅が広がり、とても参考になりました。

関連するQ&A