PET樹脂の劣化(脆弱)条件とは?
こんばんは。
箱型の装置の中で左右に動作するユニットがあるのですが、
ユニットへの信号&動力を伝えるために、テープ電線を使用しています。
そのテープ電線を保護する目的で、PET樹脂(巾:30mm、t0.5)を両面に沿わせており、
ユニットの左右動作(ストロークは500mm程度)に合わせて
PET樹脂&テープ電線も動いています。
そのため、テープ電線&PET樹脂は常に屈曲しており、曲げ半径は100mm程度です。
開発時の耐久試験では、200万回以上の屈曲動作でも亀裂や破損は全くありませんでした。(10台)
しかし、客先に納品した装置(3台中2台)が4万回足らずでPET樹脂にヒビ割れが発生し、破損に至っています。
破断面を確認すると、ユニットの左右動作方向に対して垂直方向のせん断方向の力(PET樹脂を千切ったような感じ)
の外力が加わったような破断面(ビーチマークのような段付きがある)です。
PET樹脂の屈曲半径が100mm程度であること、PET樹脂にはある程度の柔軟性があること、
耐久試験では200万回以上の動作にも耐えていることから、破損に至ったプロセスが全く想像できない状態です。
ビーチマークのような段付きがあることから、繰り返し荷重が加わり破損に至ったと思われますが、
PET樹脂にせん断方向の外力が加わる要素は、機構上、ほぼないと考えられます。
加わったとしても、わずかな荷重だと思われます。
そこで相談ですが、PET樹脂が劣化(脆弱)する条件とは、どのようなものでしょうか?
条件としては、期間が3ヶ月以内でユニットの左右動作のパターンは常に変化していることです。
参考までに、医療機器ですので室内に設置しています。
また、人間が操作しますので、設置環境は常温・常湿です。
該当のPET樹脂を使用しているユニットは、遮光された装置内部で動作しています。
何でも良いので、アドバイス頂けると助かります。
よろしくお願いします。
>皆さま
回答頂き、ありがとうございます。
アドバイスに対する返信が出来ておらず、申し訳ありません。
現在、回答を参考に再現試験を行っているのですが、
イマイチこれと言った突破口が見えない状態です。
そこで追加の質問ですが、PET樹脂を常時帯電させておいた場合、
PET樹脂(物性値)に変化は生じるのでしょうか?
(具体的には、帯電は摩擦により生じるものです。)
評価プロトコルが定まっていない状況のため、漠然とした質問になりますが、
お手数ですが、回答頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。
お礼
elpkcさん ありがとうございます。 変色とは黄変するのでしょうか? また、脆くなる度合いなど分かれば教えていただけると助かります。〔PET製トレーなんですがトレーとしての機能をはたせるのかどうか〕