- 締切済み
熱可塑性樹脂(PET)の切削加工の苦手な理由とは?
- 熱可塑性樹脂(PET)は切削加工が苦手な理由について調べました。
- PETなどの樹脂の切削による切削面の白くなる現象についても検証しました。
- 切削による切断や角度つける切削はPETの苦手な処理方法のようです。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
本日もPETの切断及び切り欠き等の仕事してきましたけど切断面は白くなりませんでしたよ。 切断はパネルソーで行っています。 切断面にバリが出たり焼けて白くなったときにはもう一度刃を入れています。
PETに限らず、樹脂切削の敵は熱と切りくずです。 金属では発生した熱が素材や刃物を伝って発散されますが、 熱を伝えにくい素材(樹脂やチタン等)では工具刃先に溜まった熱で工具がやられてしまいます。 また、素材自体が軽いので、巻き上げや巻き込みで絡み付いた切りくずが、 切削液を届きにくくする、また切りくずとこすれて、摩擦熱で表面を溶かして汚くする、 と言うことが起こります。 >切削面が白い 白くないというのは透明ってことでしょうか、それは表面が平滑なのだとおもいます、 切削の熱や引目で切削面がざらざらのスリガラス状になって、 光が均一に反射しなくなっているのだと思います。
樹脂自体の加工はそれほど難しい物ではありませんが、先にも書かれているように熱が発生するような加工方法をするとその熱に負けてしまうことがあります。プラスチックの試作サンプルなどはいろいろな加工方法を駆使しています。加工方法を間違わなければ非常に綺麗な物が出来ます。 たとえばアクリルなどの透明品では加工後にバフをして綺麗な透明を出します。PETを加工するので有れば、先ず試作サンプル屋などでやってみることが一番早いと思います。その上で方法などを聞いてみればいかがですか。 又、PETでは熱の加わり方や、冷却のスピードによって色が変わります。 PETボトルが有りますがネジを切っている口(白)と下部の延伸ブローされた透明の部分では色が違います。その気になれば、身の回りに参考になる物がたくさんあります。では何故、色が変わるかは私も知りませんが、その物の持っている性質で有ると、割り切って考えています。専門家で有れば説明が出来ると思います。
お礼
ありがとうございました。 熱による影響ってあるんですね。 >>たとえばアクリルなどの透明品では加工後にバフをして綺麗な透明を出しま>>す。 え!?樹脂にバフ研磨するんですか? イメージですが、樹脂にバフ研磨するを白く曇った感じになり余計に汚くなるような気がするのですが。(私の予想ですが) 樹脂にもバフ研磨ってあるんですね。
材料には詳しくありませんが・・・ 多分切削時の熱による物だと思います。 よく塩ビ板なんかをジグソーのような物で切ると、熱で溶けたバリが出たり、切削面が擦れた熱で変色したりといった物と同じ現象ではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。 なるほどー、熱によるものですかー。 そういうこともありそうですね。
お礼
ありがとうございました。 >>PETに限らず、樹脂切削の敵は熱と切りくずです そうなんですかー。切りくづもあるんですね。