日本の民法は三つの国の民法典を参考にしたっと習いませんでしたか?
一つがフランス民法です。もともとフランスのボアソナードさんという学者さんが最初に民法典の草案を作りましたしね。
が、「民法いでて、忠孝滅ぶ」と言い、穂積さんなど三人の日本の学者がドイツ民法典を参考にして、日本の民法が施行・公布されました。二つ目はドイツ民法です。しかし、多少はフランス民法典のエッセンスは残っている条文もありますよ。「民法いでて、忠孝滅ぶ」とフランス民法を否定したのに、こいつら面倒だったんですかねぇ…
で、第二次世界大戦で日本が負け、日本の家制度をGHQに批判されて、民法典の親族・相続法をGHQが主体になって改定したため、三つ目はアメリカ民法の影響を受けています。
ローマ法というよりも、大陸法と英米法の影響を受けているのが「現日本の民法典」です。