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動物細胞用培地の蛍光
よくMEMなどの培地をほうっておくとピンクっぽい蛍光色が出てきますよね。 あれは、何がどうなっているのでしょう。以前、先輩に聞いたら血清成分が変質したもの、といわれたのですが、無血清培地でもおきましたので違うと思います。 ご存知の方が居られたら教えてください。 また、培養への影響があるか、ご存知ならお教えいただけると幸いです。
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ピンクっぽい蛍光色が、どのような状態で出てきているのかよくわからないのですが、おそらく培地がアルカリ性になっているからではないでしょうか? MEM培地などに添加されているフェノールレッドはアルカリ性で赤~ピンク色を示します。培地にはさらに炭酸水素ナトリウムも添加されているのではないかと思います。 動物細胞培養用のインキュベーター中にはCO2が一定濃度で添加されており、培地のPHを適当なものに保っていますが、空気中に放置すると、培地からCO2が抜けていきます。 培地全体がピンク色になっているとしたら長時間おいているうちに上記の理由で培地がアルカリ性に傾いてきたのではないかと思います。 それとも、塩のようにピンク色の物が析出してきたのでしょうか?どちらにしてもフェノールレッドの色ではないかと思います。 そうなってしまった培地についてですが、私なら作り直します。怪しい培地を使って失敗したら悔やんでも悔やみ切れませんので。
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- kimwipe
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自信ないですが、PHが関係してると思います。培地を5%二酸化炭素のインキョベータではなく、放置しておくとPHが上がってだんだんピンク色になります。これは炭酸バッファーが無い影響でPHが上昇し、アルカリ性のPHへ培地が移行しているためだと思います。細胞培養に適しているのは培地の色がオレンジ色位のPHだと思います。それよりも黄色過ぎても培養には適さないと思います。
お礼
確証はないんですが、どうもフェノールレッドの変色ではないようなんです。pHを酸、アルカリで動かしたときの色とは明らかに異なる蛍光色なんです。メイラード反応とかがからんでいるのかな?
赤色蛍光といえば.ポルフィリン化合物です。ヘム整合性経路を見てください。 大体細胞にとっては良いことはありません。 なお.動物細胞の培養経験がない(プランクトンを除く)ので.他の回答を優先してください。
お礼
ありがとうございます 細胞を入れてないので 生合成とは異なると思うのですが
お礼
塩じゃあないですね。いまのところ、遺伝子導入とか分化の実験でもおかしなことは起きていないようですので、培地は使えそうなんですが。