クラスター爆弾の処理費用を出すって

質問

中曽根外相がクラスター爆弾の処理費用を日本が援助すると約束したようですが、爆弾を作ってもおらず、使ってもいないのに何故日本が出すのでしょうか？米、露、中は条約を批准してもいませんし、兵器産業は爆弾を売りつけて大儲けしているのに、全く頬かむりでいます。

いい加減お人好しのええかっこしいは納得できません。財政的にも厳しいのに大金を出している場合でしょうか？きれい事、理想を言っている余裕はないと思うのですが・・・

回答No.9

makocyan

日本国憲法前文より抜粋
＞われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。（中略）われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、（中略）日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

　今回の援助はこの憲法の前文の精神にのっとった行為といっていいんじゃないですか。国の名誉にかけたエエカッコしいかもしれませんが、いつか回りまわって日本国民の益となる、と私は考えたいですけど。

回答No.8

konokonoko

この種の援助というのはひところ問題になったＯＤＡをはじめ、コスト対評価という問題はつきまといますね。
難しいことは他の回答者さんにおまかせするとして、下世話な部分を言います。
この種の「かわいそうだから助けろ発言」は、とにかく早いうちに「ブチあげる事」が大切なんです。しかも大金の提示です。
そうすると世界のメディアは「日本はえらいな」となります。「国際的な責任を果たし、かわいそうな人を救っている」となるわけです。
ちなみに日本近くのある国は「○億ドルを援助」と言っても実際はまったく出さないかその発言の数分の一しか出さず。そういう国が多く、国連でも問題になっているそうです。
でも普通は「実際に出したのか」まで世界のメディアはフォローしませんよね、ですから実際はともかくとして「黙って援助する」というような「美談」はむしろ税金を出している自国民のためにもならないわけですし、日本のことだからバカ正直に出していると思いますが、とにかく「善意があることを宣伝する」ことも重要です。
「あの国はケチだ」と日本に近いどこかの国は、悪評で有名らしいですが、そうなってから出してももう遅い、そういう面もあります。
この種の問題は「文句を言われないのが最大の効果」と割り切りが必要かも知れません。

回答No.7

nn4n

今の世界の情勢は、国連加盟国１９０ヶ国ぐらいある中で１２０ヶ国くらいが条約に参加しています。
クラスター爆弾の７０％くらい保有しているアメリカ、ロシア、中国、イスラエルが参加していないので意味がないという意見もありますが世界の情勢としては、禁止の方向に動いています。
その証拠に最近起きたグルジアとロシアの紛争でクラスター爆弾が使用されたみたいですが、両国とも公式の場で完全否定しています。
それは両国がクラスター爆弾の使用は国際社会から非難される対象だという認識がある証拠です。普通の爆弾なら否定しなくても良いですから

ＷＩＫＩの「クラスター弾に関する条約」です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%BC%BE%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%9D%A1%E7%B4%84

また外交が単純に自分のことのみ考えるなら鎖国でもすれば良いのであって、周りと協調して最終的に自分も利益を得ると考えるの普通です。
アメリカが戦後日本が食料が足りない状況で小麦や脱脂粉乳を援助しました。裏には在庫を抱えてたり自国の農業の援助とかあるみたいですが自国に被害を与えた国を援助するこは良くないという考えを乗り越えて実行しました。
そしていま子供のころからの給食の影響でパンや牛乳を普通に主食にできる人が増えてアメリカから小麦など輸入していますね。（それがすべてではないですが早めたのは事実だと思います）

下記外務省のサイトには、従来の不発弾や地雷の処理の３５０億の延長と書いてあるので今回の７億はそれほど問題あるとは思えませんが

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0812.html#2-C

回答No.6

passward

国際常識と言うのなら、日本で無く世界中の国々が応じているハズなのに
『妄想』ばかりの方が多いですねｗ

世界中の国々が拒否しまくっている【現状】をしらない方が
「他国は負担しなくてもいいが、日本が負担しなければ世界中から拒絶される」との妄想は何処から来ているというのでしょうね。
（左翼の方々は国際法や国際常識を無視し、何故か自分達の妄想が、全世界の統一基準と考えているみたいですが・・・）

国に金があるからと言って、国と言う組織が金を出す理由にはなりません。
国と言う組織の存在理由は、自国民の為にだけ存在し
他国に対し「お前らは馬鹿だから、施しをしてやる」と言うのは、本来ならＮＧです。

超法規的な特例措置を何度も繰り返す理由も必要性もありません。
それよりも、その国に対し、キチンとした措置をとるように促す事こそ
国際社会が本来しなければならない役割であり
そこをスルーして「金だけ出せば良い」と言う考え方にはついていけませんね。

回答No.5

issaku

食糧も工業資源も自給できず、国際経済の安定性を利用して外貨を稼いで存在しているような国が、国際社会の要請に対しては、卑近な国との利害関係を口実に負担逃れをしている。

というようなまっとうな国際社会の反応が想像できないのであれば、確かにおっしゃる通りですね。

中国との利害関係など単なる日本のローカルな事情でしかないのですが、もうそれしか頭にない、１５世紀あたりで世界認識が止まっているような、中華冊封体制にとらわれている視野狭窄の方がここにもいらっしゃるようですが、そういう人には「外交」という近代政治用語を使ってほしくないですね。

回答No.4

passward

国の外交とは、その国が豊かになる為の手段に過ぎません。

偽善的な【施し】が必要なら、必要と感じる者が個人的にやるべきであり
「日本国家を良くするため」と称して集めた【血税】を入れる必要性も理由もありません。

国とは、自国民が豊かに暮らす為に造られた組織であり
他国の国民の為に存在するものではありません。
生活保護すら受けられず、餓死している自国民が居ると言うのに
他人に金をバラ撒いている時代では無いでしょうに・・・
（自国民が何とかしたいと努力すれば助けがいもありますが、
中国など、自国民の援助を他国に負担させ、浮いた金で軍拡をすすめている事に邁進していると言うのに
その根本原因の対応（相手の祖国を滅ぼさないと、より重税をかけるだけ）をせずに対処だけするのは
底の抜けたバケツに水を汲むようなものですねｗ）

回答No.3

issaku

最近多いですね。
お人好し、ええかっこしい、理想主義、偽善的・・・などといって国際貢献や平和活動などを揶揄する論調が。

国際基準でいえば、本当に国として厳しい、というのは他国に資本と債権を握られてにっちもさっちもいかず、貧困と飢餓が深刻化するような状況を指します。
昔、それに近い状況であった日本を救済した連合国にしろ、不景気に続く世界大戦で疲弊して今の日本より裕福な状況だったはずはありません。
それでもなお、今の日本は国際貢献などする必要がないと言い張る人々は、おそらく昔の人々よりはるかに脆弱で貧困な精神の持ち主だろうと思います。

いずれにせよ、厳しい国際社会の現実の前では、至善だろうが偽善だろうが、理想だろうが打算だろうが、比較して少しでも余裕のあるいずれかの国が実際に何らかの対処をすることが求められています。
クラスター爆弾の廃絶という目標があるとすれば、実際に利用していない国が率先して、まず何らかの貢献をすることで発言力をつける必要があるでしょう。
損な役回りであることは確かですが、こういった負担を活かせるような外交能力と経験を早く身につけることこそが有益であり、逃げ回っていても何の得にもなりません。
核廃絶もそうですが、こういった戦略的なオミットプランは、正面から向き合っている当事者国家の同意を待っていてはまったく進展しないのは経験的に明らかです。
非同盟諸国はもちろん、同盟国も含めた周辺諸国が共同して仲介的役割を果たすことが必要で、建前上、海外派兵や前方展開や先制攻撃をしないことになっている日本という国は、こういった条約グループを率先しなければならないと考えられています。
それなりの役割を果たす義務はあると思います。

回答No.2

eroermine

こういうわけの分からない海外援助というのは大概は現地大使就任祝いパーティーに花を添える、というのが目的かと。
地元の有力者を集めてふんぞり返るには七億円程度は必要かも。

回答No.1

wbhunt

＞作ってもおらず、使ってもいない
保有はしています。

１　人道的見地から
２　先進国（不景気とはいえ、それでも世界第２位の経済大国）の立場
３　先を見据えた上での国益を考え
４　世界にとって「都合の良い財布」

工業製品を売って儲けているのであれば、それを世界に還元することも
必要になるのではないでしょうか？

日本が行っている援助がすべて正しいとは思いませんが、
それを待っている人たちがいることも事実だと思います。

２０年、５０年先を見た外交だと思いますよ。