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小論文について
大学入試の二次試験が小論文です。2題出るんですが、英文と日本文があり、1問目は英文の要約、2問目は英文と日本語文の共通点をふまえたうえで、自分の考え・意見を書きなさいというものです。ところが僕にはあまり語彙力がなく言い方があまりに普通で、しかも小論の基礎がわかってないとあって、このままではどうにもなりません。そこで、小論文の基礎、コツを教えていただきたいのです。どうしたら参考書のような文が書けるようになるのか。自分で言うのもなんですが、自分は自分自身の意見というものはちゃんと持てていると思うので、それをどう表現するかにかかってます。どうか表現力をアップさせる方法など教えてください。2月25日が試験です。そんなつけやきばで出来るものとは思っておりませんが、とにかく時間がないのでよろしくお願いします
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小論文の書き方、ということですが、現在持っている自分のスタイルの延長に巧みに書くにはどうするか、という反省的技術を加えるのがよいと思います。 仰っておられることからすると、課題は二種類あります。一つは、英文の要約で、これと関連して、日本文との「共通性」の「把握」という課題です。いわば、文章読解力、適切な理解力が必要になります。 ここで、焦点の合っていない読解や要約をすると、小論文を書こうとしても、そもそも前提からして誤解していることになります。「いかに書くか」は難しいですが、いかに文書を読んで、的確に「理解するか」も、結構難しいのです。 この「読解力」は、国語的論理読解力の問題になります。「論理」というのは、たいへん難しいもので、独りよがりでそう思いこんでも、違っている場合が多くあります。「読解力」を鍛えるには、短い文章をたくさん読んで、そこに何が書かれているか、趣旨は何かを、把握する訓練をすることです。 新聞の社説などが、少し難しいですが、何が書かれているかの把握の訓練には良いのではないかと思います。普通見出しがあって、見出しに沿った内容が書かれているからです。また、色々な時事情報が扱われていますから、視野を広めるのにも良いでしょう。 読解力に加えて、課題は、小論文をいかに構成し、書くかという本題があります。 アドヴァイスとして、まず、貴方のこの質問文を考えてください。 この質問文では、「書きたい主題」は、「小論文の書き方で助言が欲しい」というものです。 文書の構成の仕方で、結論を最初に置くスタイルと、起承転結という形で、一種の話の波に乗せて、結論を、最後の「転」で提示するというスタイルがあります。 いま、貴方のこの質問文を眺めると: >A)大学入試の二次試験が小論文です。2題出るんですが、英文と日本文があり、1問目は英文の要約、2問目は英文と日本語文の共通点をふまえたうえで、自分の考え・意見を書きなさいというものです。 これが、「起」になっています。うまく要約して、「どういう課題か」という説明をしています。「要約」の仕方、文書の主題の把握などは、こういう風に、論理的に明確に、他者にも分かるように、述べることができれば成功です。 この場合、自分が必要を感じている課題なので、よく把握できているので、簡潔にうまく表現できています。こういう感じで、英文と日本文の共通する部分などを、要約把握できれば、成功だとも言えます。 >B)ところが僕にはあまり語彙力がなく言い方があまりに普通で、しかも小論の基礎がわかってないとあって、このままではどうにもなりません。 これが、「承」になります。先に課題があるという事実を述べて、それに対し、「接続詞=ところで」でつないで、課題に対し、「準備ができていない」という事実を述べています。そして: >C)そこで、小論文の基礎、コツを教えていただきたいのです。どうしたら参考書のような文が書けるようになるのか。自分で言うのもなんですが、自分は自分自身の意見というものはちゃんと持てていると思うので、それをどう表現するかにかかってます。どうか表現力をアップさせる方法など教えてください。 これが、「転」であると共に、結論になります。「接続詞=そこで」という言葉を使い、先に述べたことを受ける形で、「準備ができていない」→そこで、「何とか、この準備の欠けた状態を補う方法を教えて戴きたいのです」と主張したい内容が出てきます。 以上の順序は、 「このような課題がでます」→ところが、「課題に対し準備ができていない」→そこで、「対応できるようになるための方法を教えてください」……こういう論理構造を持っています。 小論文の書き方というのは、こういう風な論理構成を持つ文章を書くということです。 英文と日本文を読み、その「共通点」を把握理解するということがまず、課題としてあります。そして課題は、それを踏まえて、「自分の考え・意見を書きなさい」ということになります。 ここで、自分の考え・意見を書きなさい、というのが課題なら、色々と意見や見解の分かれる問題が、それらの文章を読むと、出てくるのだということが前提にあります。 例えば、英文では、欧米や日本はたいへん豊かであるという内容だったとします。日本文はそれに対し、アフリカなどでは、毎年飢餓が起こり、大勢の人が餓死している、という内容だっとすると、この二つの文の共通点は何かというと、「南北問題」と呼ばれているものです。 従って、南北問題についての意見を書くのがよいということになります。 南北問題のような難しい問題は、論じるのが難しいです。しかし、どう考えるかで、解決法は、仮に、「南北が互いに、もっと話し合いをすべきだ」ということに置くなら、何故、話し合いができていないのか、という疑問が起こるでしょう。それに対し、それなりの答えを用意しなければなりません。 結論を先に提示するか、最後に提示するかの順序は別として、「論理思考・論理展開」としては、 「前提事実要約」=「欧米日本は豊かである他方、アフリカ等は貧しく餓死者が出ている」 →問題提起=「この現状を変えるにはどうすればよいか?」 →回答結論=「南北の円滑なコミュニケーションが必要である」 →結論に反する事実=例えば「アフリカの国々は、独裁国が多い。欧米は、豊かさをそのまま享受し続けたいと思っている」 →反論に対する解決方法、例えば「知識の普及や、教育を通じて、話し合いの可能な社会や人々の考えを育成すべきである」 これは、問題そのものが難しすぎるので、幾らでも回答の不備は指摘でき、反論が幾らでも出てきます。 しかし、重要なことは、「提起問題の要約」-「解決あるいは回答とする自分の意見」-「反対事実・反論」-「反論に対する解決の答え」-以上の四つが、論理的構造の要素になります。 貴方の質問文だと、A)が、「提起問題の要約」で、B)が、「反対事実・反論」で、C)が、「回答」と「反論に対する解決」を兼ねているということになります。 何かの意見や考えを述べるときは、その意見の「妥当性」の根拠を述べると共に、反論的意見も述べ、その反論は、このようにクリアできる、と書くと、主張に説得性や客観性が出てきます。 こういう主張や意見のあいだの論理関係は、「しかし、けれども、そこで、それ故、だから」などの接続詞で文章と文章を結ぶと論理関係が明確になると同時に、論理的に飛躍がある場合は、それと分かります。 論理的連関を明らかにしつつ、肯定論証と、否定主張に対する反論を記すということで、意見や主張が立体性を持ちます。あまり問題を広げると、収拾がつかなくなることがあるので、その点も気を付けられることです。 その他のアドヴァイスは、このサイトの「質問検索」で、「小論文 起承転結」などで検索すると、たくさん類似の質問があり、回答があるので、参考になさるとよいでしょう。
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- myzard
- ベストアンサー率43% (68/156)
こんにちは。myzardです。 小論文のプロというわけではありませんが、中堅私立大学を小論文で 合格した経験からアドバイスをしたいと思います。 小論文に関する参考書できちんと把握してほしいと思いますが、小論文を 採点する上でポイントとなるのは次のような点でしょう。 ・出題文の理解度 出題された文章をきちんと踏まえた上で論じられていなくてはいけません。 ・明確な主張 個性的かどうかは別として、解答者が自分の主張を論じている必要が あるでしょう。 ・文章構成力 「起承転結」が基本になると思います。 ・表現力 無理して論文的な表現をする必要はないと思いますが、あまりに平易な 表現ばかりだとマイナスになるかもしれません。 これらの能力は日頃から鍛えていかないとなかなか身に付かないものかも しれませんが、新聞や本を読んで上手な書き方を学んでいきましょう。また、 自分自身でも何度も書いてみる必要がありますね。 ただ、書きっぱなしではあまり練習になりません。やはり添削してもらって 悪いところを直していかないといけません。学校の先生や予備校の講師に お願いしてみましょう。 最後に。私は小論文を書くのが好きなのですが、その理由は“自分の意見を 自由に主張できるから”です。大学入試は人生を左右するようなイベントですから なかなか気軽にとはいかないでしょうけれど、ぜひ自分の考え方や人間性を アピールしていい結果を出してくださいね。
- tyoukaifusuma2
- ベストアンサー率14% (74/497)
小論文の書き方は2~3通りくらい完全に身につけましょう。 まず1例として、 課題文は何を言っているのか(内容の確認・問題提起) 自分はそれについてどう思うか(賛成か反対か) 何故そう思うか(理由づけ) 自分と反対の立場を否定する(さらに理由付け) まとめ こんなかんじで書き方は決めてしまって、あとは それぞれを書いてつなげていけばいいです。 基本的なことですが、 文語体で書きましょう(です・ますは使わない) 相手に理解してもらえるように書きましょう
- shota_TK
- ベストアンサー率43% (967/2200)
書こうと思うことを箇条書きにして整理し,ストーリーを構築してから 書き始めることです。その際,起承転結タイプのストーリーと,結論を 先に述べてから説明を繰り広げていくタイプのストーリーを作るといい と思います。小論文のように短期決戦の場合には後者のスタイルがいい ですね。今からできることでオススメするのは,毎日,新聞を読むこと ぐらいでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。大変わかりやすく少し感動しました。僕の質問自体を小論文に当てはめてしまうなんて・・・。びっくりです!はっきり言ってセンターでの合格率はE判定でしたので小論文にかかってます。あと一ヶ月できる限りのことをして悔いの残らないようにしたいと思います。どうもありがとうございました