アルバイトなどの給料のシステムを知っている方

質問

11月29日のサイゼリヤのバイト給与付け替えの事件。
一般常識レベルです。

サイゼリヤの店長がアルバイト店員が、親の扶養対象などから外れないようにするため、別の店員に給与を支払ったように装った。
納税者は、生計をともにする配偶者や子など親族の給与収入が年間103万円以下であれば、課税所得から一定額（最低38万円）が控除され、納税額が減る。供与の支払い者は103万を越えた分の所得税を源泉徴収して、納税しなければならないため、所得税法違反に問われる可能性がある。（中略）
アルバイト店員が、親が扶養控除を受けられなくなることを理由に、店長に「あまり働けない」と申し出た。人手確保のめどがつかなかった店長は「休職中のアルバイト店員の名義で働けば大丈夫」と付け替えを提案。（中略）この店長は、ほかの店員にも、親が夫が扶養控除や配偶者控除を受けられるように勤務時間の少ない店員の名義を借りて不正を繰り返していた。店長は「休まれると困るから、やってしまった。」と言っている。
サイゼリヤは、その後、給料を計算しなおし、新たに所得税が発生した分は源泉徴収し、納税した。アルバイト店員の親には、事情を説明し、扶養控除の対象から外す手続きをするように依頼したとしている。（11月29日読売新聞夕刊から、一部抜粋）

すみません長くて。所得税や源泉徴収、控除などの知識がほとんどありません。上の記事の内容を、幼稚園児もわかるように教えていただけませんか。バカですみません。途中までしかわかりません。
＜簡単に言うと＞
サイゼリヤの店長がインチキをした。そのインチキとは、アルバイト店員がたくさん働き、一年間の給料が103万円を超えた。103万円を越すと、店側が税金を多く、国？に支払わなければならないため、そのアルバイト店員があんまり働いていないように見せかけたのだ。

回答No.1

mozofunk · ベストアンサー

私もそんなに詳しいわけではありませんが・・・・
なかなか簡単な問題では実はないんではないでしょうか。

>サイゼリヤの店長がインチキをした。
正解です。

>そのインチキとは、アルバイト店員がたくさん働き、一年間の給料が103万円を超えた。103万円を越すと、店側が税金を多く、国？に支払わなければならないため、そのアルバイト店員があんまり働いていないように見せかけたのだ。

これはちょっと違うんです。

国に多くの税金を払わなくなるのはサイゼリアではなくて
１０３万円を超えたアルバイトさんのご主人です。

ご主人は年末調整や確定申告のサイに配偶者特別控除の３８万円または扶養家族さんの控除額を所得から引くことが出来なくなってしまうので、　税金を多く科せられます。

ですからサイゼリアの店長がよく考えもせずに安易に気を利かせたつもりで、
>「休職中のアルバイト店員の名義で働けば大丈夫」と付け替えを提案。
したのでしょう
しかしこれに関しては、サイゼリアは付け替えた源泉税を他人名義で支払っているはずです。

　例えばアルバイトのAさんが１０３万を超えて１５０万くらい働いたとすると、雑給(アルバイトに払われる給与のこと)の源泉は基本的に１割なので
Aさんは源泉税を本来１５万払っているはずですが、付け替え操作によって１０万３千円しか払っていないことになってしまいます。

また付け替えられたbさんは４万７千円分余計に源泉税を納めていたことになります。

これによって仮にbさんがサイゼリアの店長が集計し発行するインチキの源泉税の支払調書を使って確定申告するとAさんの源泉税を含んだまま申告することになります。働いてもいない分の税金が余計に還付されるので、bさんはちょっと得をします。

こうなると　もうメチャクチャですよね。
サイゼリアの源泉税納付に関して申告内容の何を信用して良いのでしょうか・・・

これはサイゼリアを経営している会社は、税務署から信用されない会社になってしまったという・・・実は一大事なんだと思います。

お礼

分かり易い、丁寧な回答ありがとうございました。
大変役立ちました。