守備妨害と走者アウトについて

質問

巨人と中日の試合です。(選手の所属データは08年シーズンのものです。試合自体も架空のケースです。)

巨人の攻撃です。巨人はラミレスとイ・スンヨプの連続ヒットで無死一塁三塁のチャンスを作りました。そして打者に阿部を迎えましたが、阿部は朝倉のシュートに詰まらされて内野ゴロ。完全にゲッツーコースでしたが、一塁走者のイ・スンヨプがゲッツーを防ごうと故意に蹴飛ばすプレーを見せました。当然審判は守備妨害ということでイ・スンヨプにアウトを宣告、さらに阿部にもアウトが宣告され、ラミレスは三塁へ戻されました。
しかし、ここで落合監督が出てきて、「今のは打者走者の阿部ではなく、三塁走者のラミレスがアウトになるのでは？よって二死三塁ではなく、二死一塁で再開では？」と抗議がありました。さて落合監督の主張は妥当なのでしょうか？

回答No.3

jsbb · ベストアンサー

公認野球規則２００８ Ｐ１３９ 打者または走者の妨害　７・０９
（ｅ）アウトになったばかりの打者または走者が、味方の走者に対する野手の次の行動を阻止するか、あるいは妨げた場合は、その走者は、味方のプレーヤーが相手の守備を妨害（インターフェア）したものとして、アウトを宣告される。

【注】本項を適用するにあたって、二人または三人の走者がある場合、妨げられた守備動作が直接１走者に対して行われようとしていたことが判明しているときは、その走者をアウトにし、どの走者に対して守備が行われようとしていたか判定しにくいときは、本塁に最も近い走者をアウトにする。

Ｐ１４０ ７・０９
（ｇ）打者走者が、明らかに併殺を行わせまいとして、故意に打球を妨げるか、または打球を処理している野手を妨害したと審判員が判断したとき、審判員は打者走者に妨害によるアウトアウトを宣告するとともに、どこで併殺が行われようとしていたかに関係なく、本塁に最も近い走者に対してもアウトを宣告する。この場合、ボールデッドとなって他の走者は進塁することはできない。

上記が、三塁走者がアウトにされる場合です。
理解していただけますでしょうか？

回答No.2

cobamax

野球規則の基本は、危険で悪意のあるプレーに対しては、罰則を重くするという考えと、危険なプレーをしても徳にはならないということですが現在プロでは併殺を防ぐ意味で、一塁走者が２塁で守備の選手の送球を「明らかと見えないように」、「手間取らせよう」というスライディングは普通に行われていますが（ＭＬＢではかなり守備妨害に近い）、明らかな故意による守備妨害と審判が判断して２塁と１塁の両方の走者がアウトに（共同正犯）なるケースはほとんどありません、つまり規則で「悪意の故意の妨害」を歯止めにしているのですが、この「故意」の程度は審判の主観によるものですので、境界はかなり不透明ですし、
よほどな「乱暴なプレー」でない限り適用されません、

このケースですが、実際のプレーにより変わりますが、イ選手が
よほど「悪意のある妨害」をしない限り、両者がアウトにならず
３塁走者は生還、一死一塁にてプレー再開ですが

あなたの設定どうりに審判が判断した場合、ＮＯ１の方のおっしゃる
とおり、野球規則7-9-fにより２死３塁でプレー再開です、落合監督はルールにかなり精通しているので、このケースでは抗議はしないと思います

お礼

ありがとうございました。

ちなみにこのケース自体、あくまでフィクションです。
Web上でフィクションを交えたルール紹介があったので、それをまねただけです。

回答No.1

jsbb

公認野球規則２００８ Ｐ１４０ ７・０９
（ｆ）走者が、明らかに併殺を行わせまいとして故意に打球を妨げるか、または打球を処理している野手を妨害したと審判員が判断したとき、審判員が判断したとき、審判員は、その妨害をした走者にアウトを宣告するとともに、味方のプレーヤーが相手の守備を妨害したものとして打者走者に対してもアウトを宣告する。この場合、ボールデッドとなって他の走者は進塁することも得点することもできない。

だから、落合監督の主張は認められない。
審判員の裁定は正しい。
二死走者三塁で、試合を再開する。

お礼

ありがとうございました。

このケース自体フィクションを交えているのですが、ではどのような場合なら三塁走者アウトとなりますか？