質屋が恥ずかしい商売じゃなくて、どちらかというと「質屋に入るところを見られるのが恥ずかしい。」
と言うのが高齢者を中心とした感覚だと思います、それが子・孫へ伝わっているのが現状だと思います。
担保を取っての貸付というのは通常の銀行と同じです。
銀行は不動産などしか担保として認めませんが質屋は家財道具を担保として認める、ここが違う。
質屋自身の機能は健全です、担保(質草)を取ってその担保余力の範囲で貸付を行う。
借りた方は、もし返せなければ担保を放棄して債務の弁済に充てる、ここで借金がなくなる。
多重債務などあり得ない、消費者金融で借りるより健全だと思います。
ただし消費者金融で借りた場合は、すぐには生活に影響が出ない(家財道具は無くならない)。
最初の審査は対面でも一定の範囲内であればATMで借りられる、顔を合わせなくて良い。
質屋だと質草を運ぶためあまり遠くには行けない、面倒である。
これらを考えると、若者気質としては消費者金融を選ぶのではないかと予想されます。
質屋の印象と言うよりライバルとの比較になってしまいましたが、ビジネスの計画として考えておく必要が有るかと思います。
また眼力も必要です、担保価値(中古価格)を見極める力ですね。
質屋であっても金融メインではなく中古買い取り&販売店にしてしまうとか。
サブメニューで従来の金融もあり、見かけ上は中古ショップ。誰でも気楽に入れる店という演出が必要。
業態というか新たなイメージを作らないと難しいのではないかと思います。
以上ご参考まで。