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この句の意味を教えてください
こんにちは。日本語勉強中の者です。 ある文章を読んだら、「ひとこと、どうしますかと尋ねてほしかったのにと、かえって腹がたった。」という句を見ました。この句は、下記の文章の最後にあります。 しかし、かなりの文化人ではあっても、女性の中には年齢を公にしたがらない方がけっこういらっしゃるようだ。あるシンポジウムに参加した時、パンフレットのパネラー紹介で、わたしのところだけ年齢がなかった。他のパネラーは男性で、全員、ちゃんと年齢が記されている。どうしてでしょうと問い合わせると、女性の方は年齢を入れないでほしいとおっしゃる方が多いので、と言われた。つまり、勝手に気遣って、わたしだけ年齢を伏せてくださったというわけだ。よけいなお世話である。ひとこと、どうしますかと尋ねてほしかったのにと、かえって腹がたった。 文章は大体理解できますが、最後の句だけは理解できません。「かえって腹がたった。」の原因は、シンポジウムの主催者が勝手に気遣って、筆者の年齢を伏せたからですね。だから、腹がたったのは筆者だと思いますが。それでも、「ひとこと、どうしますかと尋ねてほしかったのにと」の意味が分かりません。 特に「のにと」という形式に困っています。これは準体助詞「の」+格助詞「に」+格助詞「と」、それども接続助詞「のに」+格助詞「と」、どちらですか?全句の意味も教えてください。 うまく表現できないのですみません。ご回答のほう、よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。中学校3年生の者です。 「のにと」がどういった組み合わせなのか。接続助詞「のに」+格助詞「と」というのが、正解です。文の意味は、「ひとこと、どうしますかと尋ねてほしかった」というのは、 ひとこと、「どうしますか」と尋ねてほしかった というように、「どうしますか」の部分が会話の一部として引用されています。つまり、ここまでの文章をまとめると、 ひとこと、「どうしますか」と尋ねてほしかった。しかし(でも) と言い換えることができます。そして最後の「と」は、それ以前の部分を引用していることになります。「~というように」と変えてみるとわかりやすくなるかもしれません。 「かえって腹がたった。」の部分はそのままで正解です。 引用がたくさんあって難しい文章ですが、とりあえず全体の訳を書いてみます。 しかし、とても教養のある人でも、自分の年齢を公開したくない人はたくさんいるようだ。ある(とある)シンポジウムに参加したとき、パンフレットに載っている討論者の紹介で、自分の紹介の部分にだけ、年齢が載っていなかった。他の討論者は男性で、全員きちんと年齢が載っている。「どうしてですか」と尋ねてみると「女性には、『年齢を載せないでほしい』と言う人が多いので(載せませんでした)」と、(その人に)言われた。つまり、勝手に気を遣って(年齢を載せられたくないだろう、と考えて)私の欄にだけ、年齢を載せなかった、ということらしい。余計なお世話だ(勝手に判断してほしくなかった)。ひとこと、「どうしますか」と尋ねてほしかったのに、と思い、かえって(相手は親切なつもりでしてくれたのだろうが)腹がたった。 余計にわかりにくくなってしまったかもしれませんが、参考程度にしてください。
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- krapon
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ん~、難しいですね。 私は日本人ですが、○○詞とかはわかりません。 でもお尋ねの文章の意味は 「ひとこと、『どうしますか』と尋ねてほしかったのに、と(思い)、かえって腹がたった。」 だと思いますが、違ってたらごめんなさい。
補足
早速のご回答、ありがとうございます。 ここでちょっとご回答の内容についてまた質問ができてしまいますが… この文章の筆者がこのような場合、『どうしますか』と自分に尋ねてほしがるですね。ならなぜそう思うと、かえって腹がたったのですか?腹がたったの原因は、シンポジウムの主催者が勝手に気遣って、筆者の年齢を伏せたからではないでしょうか? 度々すみませんが、よろしくお願いします。
お礼
ご回答、ありがとうございます。大変参考になりました。 なるほど、接続助詞「のに」+格助詞「と」ということで、最後の「と」は、それ以前の部分を引用していることになりますね。その全体の訳を見ると、最後の「かえって」という部分の存在する合理性も納得しました。ほんとうにありがろうございました。