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何故、中南米の鳥は鮮やかなんですか?
現在、「何故、中南米の鳥の色は鮮やかなのか」について、調べています。もし、ご存知の方がいましたら、ご教示頂けませんでしょうか? また、通常、目立つ色だと外敵に襲われる危険性が増すと思うのですが、そのようなことはないのでしょうか? 以上の点についてご返答宜しくお願いします。
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一般的に、特定地域に生息する生物の種数(種の豊富さ)は、低緯度地方ほど多く、高緯度地方ほど少なくなる傾向があります。しかし、生物全体の生物量は大きく変化することはありませんから、高緯度地方ほど1つの種の密度が高いことになります。つまり低緯度地方は独居性(縄張り等)の生物が、高緯度地方では群居性(群れ)の生物が多いといえます。 体色は様々な理由を持ちます。種識別色・婚姻色・保護色・警戒色・擬態色等でその生物が淘汰を受けてきた結果と思われています。この中で低緯度地方の魚類や鳥類・昆虫類は同種個体群密度が低いですから同種の個体の識別と異性個体の識別が大変重要になります。密林では目立たなければ子孫を残せず、外敵に襲われるよりも遙かに重要度が高い結果の淘汰と思います。一方高緯度地方では一般に群れを作りますからその必要もなく、また集団繁殖をする生物は密林ではありませんから天敵から逃れるために保護色よりに淘汰圧が働いた結果と考えられています。 今の話は色覚が優れている魚類や鳥類・昆虫の話で色覚が劣るホ乳類の話ではありません。また、彼らの色覚世界は紫外線領域を含みます四色型ですから我々の色覚でものを言うことは間違いと思います。例えばカラスは紫外線領域を含めますと一目で雌雄差がわかるようです。
お礼
ご連絡が遅くなりました。 詳しい説明ありがとうございます。 大変参考になりました。