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「ラグビーからアメフト」と「アメフトからラグビー」とではどちらが難しいんですか?
「ラグビーからアメフト」と「アメフトからラグビー」とではどちらが難しいんですか?
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日本では大学でアメフトを始める人が少なくないことから、 大学レベルであっても初心者を受け入れる素地があります。 いっぽうでラグビーを大学から始める人はまずいないので、 小さなうちから経験を積んでいないと門前払いになります。 これはスポーツ文化の違いであり、ラグビーのほうが難しい ということではありません。高校でどちらかを経験している人が 大学で別のほうに進みたい場合、アメフトのほうが受け入れ体制が しっかりしているぶん、入りやすいとは言えます。 なお、アメフトは覚えるべきプレーの数が比べ物にならない くらい多いことから、知性的でないとプレーできません。本能で プレーするタイプには向いていないのです。たとえばラグビーの プロップはアメフトならラインマンの体型ですが、プレーを深く 理解できる頭脳がないと、ラインマンは務まりません。 ※ポジション別の知能テストで、QBとラインマンが高得点を とるというのが、本場米国における常識です。 また競技特性として、アメフトは瞬発力のスポーツであり、 ラグビーは持久力のスポーツです。ラグビーのほうがキツイと 考えるのは、短距離走より長距離走のほうがキツイと言うのと 同じようなもので、適切ではありません。 たとえば同じような競技レベルのラグビーチームとアメフト チームで、スクラムを押し合うなら、おそらくラグビーが勝つ でしょう。しかし、パスプレーでのライン合戦ならアメフトが 勝ちます。必要な能力が違うのですから当然のことです。 なおアメフトでは防具を付けますが、そのぶん当たりはラグ ビーより強烈です。しかもルール上、攻撃と守備は常に真っ向 から衝突するので、肉体的負担はアメフトのほうが大きいかも しれません。カラダ表面の傷はラグビーのほうが多く、骨折や 靭帯断裂といったケガはアメフトのほうが多いと思われます。 ちなみにラグビーはボールキャリアにしかタックルできない のに対して、アメフトは一部の例外を除いて誰もがタックル・ ブロック可能です。よってプレー中は一瞬も気を抜けません。 結論として、競技としてはどちらへの移行も難しいですが、 ラグビー → アメフトのほうが受け入れられやすいと言えます。