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文体論って、どんなものですか?

加藤周一の文章を読んでいたところ、日本の文学批評には文体論からの 視点が欠如している、といった批判がありました。 文体論というのは、テキストに向き合って、その文章の意味(=言いたい こと)ではなく表現(=どのように言葉で以って表しているか)、つまり文体 そのものの研究の方法論だと思ったのですが、当たっているでしょうか?  具体的には、どういったことをするのでしょうか? また、文体論で古典中 の古典と言われる研究などがありましたら、教えてください。

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  • eiji156
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回答No.2

#1です。 訳の分からない答えに、補足の質問をいただいて有難うございます。 20世紀に入って、「文体」の重要性が認識されたものの、20世紀の批評はフロイトの影響下、精神分析的なものに終始した感があります。 本格的な文体論があれば、私も読んでみたいものです。 国立国会図書館を検索したら、次のようなものがヒットしました。 加藤周一 他編『日本近代思想体系,16 文体』岩波書店1989年 また「内向の世代」といわれた人たちが作った季刊誌がありました。 古井由吉、後藤明生、坂上弘、高井有一共同編集『季刊 文体』平凡社1977~1980年 私は売ってしまいました。結構高く売れたけど、今となっては手に入らず残念です。読んだ当時、若かった私は正直言って、理解できませんでした。

kequ
質問者

お礼

紹介いただいた本を読んでみることにします。 どうも有難うございました。

kequ
質問者

補足

ポイントを差し上げたいのですが、もう少し質問の方を続けていたいので、 待ってくださいね。

その他の回答 (1)

  • eiji156
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回答No.1

「文体」の鵺(ぬえ)的性格、つまり直感的には分かっているのに、それを正面から論じようとすると、急に捉えどころがなくなって、分からなくなってしまう… 非常に難しいと思います。 日本の文学批評どころか、世界で、文体論が成功した例を知りません。 ただ、それにマトモに取り組んだ作家たち、ジョイス、ボルヘス、ナボコフ……これ等の作家を、徹底的に研究すれば、何かおぼろげな文体論が出来上がるかもしれません。一人の一生で出来るかなあ? kequさんに、逆に質問です。加藤周一の文章とは、何という文章でしょうか?読んでみたいです。

kequ
質問者

補足

お答え、有難うございます。誰も答えてくれないかと思ってました(汗 なるほど、世界でも成功した例がないのですか・・ しかし多分試みてるとは思うので、代表的なものがありましたら、教えてください。 >加藤周一の文章とは、何という文章でしょうか? えーと、平凡社の「世界大百科事典」の「批評」という項です。 改めて読み直してみたところ、言ってることが微妙に違っていました・・ >.....日本での特殊な事情は、また美学的批評を著しく困難にしている。 >文芸の美学的批評のたいせつな基準の一つは文体であるが、 >文体論の存在しない現代日本語について、 >客観的に文体を論じることはほとんど不可能に近い。.....