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抗原に抗体がくっつく機構について
B細胞が出す抗体は(例えば蛋白質を抗原として)抗原を構成しているアミノ酸の一次配列によって結合する場所が、核酸のように相補的にただ単純に決まるわけではなく、立体的なアミノ酸の位置による親和性でくっつく場所が決まるんですよね? だから一定の(ヌクレオチドやペプチド結合を持つアミノ酸の繋がりのような)決まりきった形を持つ物質だけでなく、いろいろな物質に結合することができるんですよね?どうもはっきりとこう言っている資料が見つからないので質問してみました。質問をするということは納得できてないからです。どうか誰か私を納得させてください。
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- dolphino
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>いろいろな物質に結合することができるんですよね?どうもはっきりとこう言っている資料が見つからないので質問してみました。 では、抗体酵素、ハプテンなどの言葉で検索すると求めている資料に出会えると思います。
- fumie0725
- ベストアンサー率30% (28/93)
どうも質問の意味がよくわからないので納得させられるかはわかりませんが… >B細胞が出す抗体は(例えば蛋白質を抗原として)抗原を構成しているアミノ酸の一次配列によって結合する場所が、核酸のように相補的にただ単純に決まるわけではなく、立体的なアミノ酸の位置による親和性でくっつく場所が決まるんですよね? はいそうです。 抗体は無数に近い数の種類がありますが、大きさ、形、電気的な結合などにより抗原に対応する抗体が選ばれます。 >だから一定の(ヌクレオチドやペプチド結合を持つアミノ酸の繋がりのような)決まりきった形を持つ物質だけでなく、いろいろな物質に結合することができるんですよね? だからといいますか…つまりはそうなんですけど。 抗体が関係するのは、細菌など、細胞外で感染するものに対する免疫反応に限ります(体液性免疫)。細胞内の感染するウイルスなどはまた別の機構です(細胞性免疫)。 まず抗原が入ってきたら、マクロファージやB細胞などの抗原提示細胞が「体外の異物である!」と判別して食べてしまいます。この時点で特異性はありません。「自分でない」ということを判断したら、食べてしまうのです。そうすることで抗原提示を行います。抗原提示というのは、これは「体外の異物ですよ」とヘルパーT細胞に教えることです。 抗原提示をされたヘルパーT細胞はTCR(T細胞受容体)を介して、提示された抗原を認識します。そしてサイトカインを出してB細胞を刺激します。B細胞は刺激を受けると、抗体を産生し始めます。この時期のB細胞は形質細胞とか抗体産生細胞と呼ばれます。抗体は抗原にくっつくことで、抗原の除去の効率を格段に上げることができます。 さて、どうして無数の抗原に対応できるのかというと、抗体のうち特異性を示す抗原結合部位(可変部)がさまざまな遺伝子の組み合わせで起こるからです。組み合わせの問題です。V遺伝子群(100以上の遺伝子からなります)の中から一つ、D遺伝子群の中から一つ、…となると、無数に種類ができると思います。こうして抗原に対応しうる抗体(実際にはBCR)を編成するので、無数の抗原に対応するそれぞれの抗体が存在できるのです。 遺伝子の配列が無数に存在すれば、タンパク質の一次配列も同数(つまり無数に)存在します。一次配列が決まればタンパク質の構造はおのずと決まりますね。その抗体は抗原にぴったりになるように作られた抗体ですから、もちろん目的の抗原にくっつくことができます。 いろいろな物質(抗原)に結合できますが、それと同数以上の抗体が存在するのです。 わかりにくかったらすみません。
お礼
まず、私の質問が曖昧であることをお詫びさせてください。わかりにくい文章からわかりやすいよう文章を分けてお教えくださったことに、とても感謝しています。とてもわかりやすい内容でした、どうもありがとうございました。
お礼
私の情報収集の能力が低いことを実感させられる内容でした。ご指摘いただきどうもありがとうございます。