例えば直線や無限に長い帯などは、
平行な対称軸を無数にもつので、一点で交わるとは限りません。
ただし図形を有界に限れば(大きさを限定すれば)YESと言えそうです
(略証)
図形Aはxy平面上、原点から半径1以下の距離におさまっており
2本の対称軸m,nもつと仮定します。
まずm,nは平行ではありません。
(平行だと、対象移動を繰り返したとき、原点からどんどん離れていくので)
そこでm,nは原点で交わるとします。
ここへ別の対称軸kが引けるかどうかを考えます。
kは原点より上に引けると仮定して矛盾を導きます(下でも同様)
いま図形A上の点aを1つとります。aの原点からの距離は当然1以下
。
もしaがkより上にあるときは、直線m,nでの対象移動を繰り返して
kより下に持ってきます。
もしaがkより下にあるときは、kで対象移動します。
その点も当然Aに含まれますが、原点からの距離は増加します。
この操作を繰り返すことで、aは原点からどんどん遠い別の点に対象移動します。
その距離はいつか1を超えます。これはAの点がすべて原点から1以下という仮定に反します。
したがってkは必ず原点を通ります。