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道路渋滞について
自動車利用の増加により、道路渋滞・環境問題・交通事故が起こっているとともに、公共交通の利用者の減少により、公共交通が危機に立たされています。それは、経済の側面からだと外部性による市場の失敗ということができます。 私は公共交通機関の維持策について経済的な側面から知りたいのですが、本を読んでも難しすぎて理解できません。 そこで質問します。 公共交通機関の維持策を必要とする根拠を道路渋滞・環境問題・交通事故のそれぞれにおいて、経済のことがよくわからない人でも理解できるような経済の内容で教えていただけないでしょうか?
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sakamatuさん、こんばんは。 色々な面から見て面白く、又興味のある質問ですね。 含み、かみしめて私の意見を書きたいと思います(たいそうですが・・・。) まず、日本の文明開化(古い話でスミマセン)以来、あるいは産業革命(わが国でこの言葉に当てはまる時期というのは非常に微妙ですが)以降、この問題は起こるべきして起こった事と私は思います。 なぜならば、上記のその時代はわが国が鎖国から目覚め、新しくは前後に外国の文明に驚嘆し追いつけ追い越せで、工業国を目指してなりふり構わずやって来た「ツケ」だと考えるからです。 アメリカやロシア、中国のように広大な国ならいざ知らず、こんな狭いわが国に自家用車の保有台数が今や国民二人に一台にもなろうとするその数はどう考えても異常ですよね。 それでも、日本人の勤勉なところが功を奏して自動車産業では第一の国(今ではそれも韓国に追い越されそうで怪しいものですが・・・)にまで発展したのは、すごい事と思います。 さて、私の結論では車社会になってしまった理由として、名古屋や広島がいい例で戦争で空襲に会い焼け野原になった時に、当時の復興に当たったお方が「これからは車社会になる」との先見の目をもって通称100メートル道なる物を造り、各都市もそれに倣い準じて行った結果に違いないと思います。(もちろん結果論でそれを責めるつもりはもうとうありません) 私は、今の車社会のままでいいのかっていいますと「?」と申しますか、言い切ってしまえばやはり「×」だと思います《歯切れが悪いのはスミマセン。私は環境破壊や地球温暖化、経済的などの理由により、自家用車より公共の機関に乗車するべきであると認識しているのですが、いかんせん、今時の電車やバスの中での若者(学生含む)と例のオバタリアンさんの傍若無人さにほとほとまいっていますので・・・笑》 それで今後の公共交通機関をもっと根底から充実させる案として、私なりに考えましていくつか挙げてみます。 (1)一局集中型の都市問題を徐々に解決する。 今の日本は政治、文化及びほとんどが東京の圏内集中型ですが、それを徐々に分散させる。 例えば政治・文化は誘致に余裕のある名古屋、そして商業・娯楽関係は適材適所として大阪(笑)。対外交の窓口は家この経験から東京近辺等。 (2)大都市の入口にパーキングを作る。ただしその場合、国や地方自治体で補助金も合わせて取り組む、あるいは直接造成にかかわる。又そこまでの交通手段の充実は政府(国)で行う。もっと具体的にはそのパーキングの周辺には税制優遇のGSを営業させる等。 (3)将来には郊外にデパートやディスカウントショップ、アミューズメントエリア等を充実させる。都道府県庁や自治体の主体を郊外に出す。 上記等など。 よく短絡的に自家用車を減らして公共交通機関の利用を増やすために、自動車税・ガソリン税や有料道路代をもっと上げろ。とか、公共交通の料金に補助を出せ。とかのたまわっている政治家などがいますが、私なんかはJRの最寄りの駅まで数十キロ、バス停まで数キロというような田舎(一応、○○市内ですが・・・・)に住んでいる者(もっと条件の悪い人はたくさんいると思います)には、車は必需品中の必需品ですので、その意見には反対です。 なんか、自分でもまとまりの無い意見になってしまってのがよくわかりますが、この問題は即時解決出来ない事だと思いますので、ポリシー・ビジョンだけしっかり持っていただいて偉いさんにお願いするしか無いのでしょうかねえ? もちろん、私たちもしっかり見つめて行かねばなりませんね。 以上gokurakuyamaでした。 追加 外国に住んでいる友人に聞きますと鉄道はつながっていれば、一日に一本はどこでも必ず直行便があるそうで、私が在住している関西で言えば下関発、山陰本線で近畿北部から直接に、という事は大阪や京都を通らずに舞鶴経由敦賀から北陸本線に入り新潟、青森までとか、大阪発で紀勢本線経由で名古屋へ、そして中央本線で長野、新潟までとか。 そんな風に外国は乗り換えしないでいい特急が必ずあるそうです。これも一考でしょうね? 長い話で恐縮でした。
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- jakyy
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こういう風に考えたらいかがでしょうか。 かなり荒い理論ですが、大筋だけ理解できると思います。 A町に行くのに、電車を利用します。1000円の乗車がかかりますが、定時に着けます。 自家用車で行くと、特にお金はかかりませんが、定時には着けない場合もあります。 この選択をする場合、所得が高い人は、1000円払っても、定時に着く事を選びます。 若者など所得が少なく、時間も気にしない人は、車を選びます。 つまり、時間の価値を高く考える人は、公共交通を利用することになります。 お金を払っても、公共交通利用は時間の節約となり、高い価値があると考える人は、 1000円という料金を気にしません。 需要の法則は価値が高くなればなるほど、需要は減退するということですね。 車の利用が安くつくという事は、それだけ価値は低いから、需要が増加したということで 交通の諸問題が起きることになったといえますね。 しかし、公共交通がただに近い運賃であれば、価値が下がり需要は増加し 公共交通は満員、慢性的なラッシュアワーとなりますね。 こう考えると消費者の行動が、 公共交通の価格を決定するといっていいでしょう。
お礼
お礼するのが遅れてすいません。 大変参考になりました。 ありがとうございました。
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