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高速道路無料化の経済効果は有効だったのか?
- 高速道路無料化の経済効果について、賛否が分かれています。
- 一部の都市圏では渋滞緩和やCO2排出削減が期待できる一方、二重投資や無駄な一般道路建設の問題も指摘されています。
- 最終的にはどちらが正しいかは判断しづらいですが、制限付きの無料化になったのは交通事故や混雑を防ぐための配慮があるためと考えられます。
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高速道路無料化の場所では確かに交通量が増えました。一番多いところで4.5倍、少ないところで7%増全体の平均で1.87倍ということです。そのため各地で渋滞が発生しています。 ところがこの一方、並行する一般道ではどこも交通量が激減しています。一般道では交通量が2割減り、平均渋滞時間が6割減りました。 またこの「渋滞」を考えるときに、一般道では平均時速10km/h以下の状態になると渋滞、高速道路は40km/h以下の渋滞が15分以上継続したとき、が基準だということを念頭に置く必要があります。 つまりもともと高速道路の渋滞は、一般道の通常時の流れと変わらない程度のことも多い、ということで高速道路の渋滞のほうが経済的・環境的には合理的である、ということですし、交通量が減れば、当たり前に交通事故も減るということです。 つまり >65%のあたる約5200キロは、現在は通行料金が高いため高速道路が使われず、並行して走る一般道路が渋滞している。 そして、渋滞緩和と称して、さらに一般道路の建設がおこなわれている。二重投資である という指摘は、非常に当たっているということがいえると思います。 また私のような素人が厳密に計算することはなかなか出来ないのですが、高速道と一般道を合わせた日本全体の交通量はそれほど変化していないのではないか、という印象をうけます。 もちろんお盆などの1000円高速の時期は別ですが、これは自民党時代に始まった政策です。 結論として >高速道路を無料化すれば、渋滞している道路から高速道路に車が移動し、渋滞が解消され、交通事故やCO2の排出量が減る。 というのはあながち間違いではない、という印象を受けます。 最近は道路が空いて困っている一般道の店主がクローズアップされていますが、それを理由に「無料化は良くない」と決め付けるのは不合理です。なぜなら、店主などの一部困っている人々よりも道路を利用している人々の絶対数が大きいため「一部の営業者のために一般道の渋滞(環境負担)を容認する」ということにはならないからです。 大都市圏はともかく、無料化は多いに進めるべきだと思います。
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- aozola
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すべてを答えるわけではないのですが、CO2が無料化で増えるという説はどうも一方的な論ではあるようです、 それは利害関係のある団体が出した数値で、高速道路を無料化すると交通量が増え、渋滞も増えるのでCO2が無料化で増えるといっているのですけど、 その計算では実は一般道で車の通行が減ることをカウントしていないので、一般道で減るCO2と高速道路の無料化で増えるCO2を比べているわけではない、 CO2が無料化で増えるという論は、高速道路内では増えるといっているだけで、一般道も含めた道路全体では減るのではないかといわれているようです、
- molly1978
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「無料化で醜態も事故もCO2排出量も減る」には重大な観点が抜けています。これはあくまで、交通量が一定という条件でのものです。そうであれば、流れが円滑になることによって、事故、渋滞、CO2排出量が減少します。 ところが、実際には無料化によって交通量が大幅に増加しています。無料化ということで遠距離ドライブをする人、自家用車通勤に切り替える人が増えれば、CO2排出量は確実に増加します。 >最後に、どうして高速道路無料化が中止になり、一部のみ無料化になったのでしょうか? 予算がなくなったこと、大都市部、幹線の渋滞が予想されたためです。