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フラッシュ基板の利用
使い捨てカメラのフラッシュ基板をこの前分解して1000V近くの交流電圧を取り出すことができたのですが、それを抵抗で減圧して100V近くの電圧にし、コンセントに差し込むような機器にコンセントのかわりにつないでみても、まったく動かず、加わっている電圧を調べてもかなり小さなほんの少しの電圧しか加わっていませんでした。フラッシュ基板にはインバータ回路が使われていると思うので、それが何か影響しているのでしょうか。後で考えてみると動かなかったのは電流が弱過ぎたからだとわかりましたが、つないだときに極端に電圧が下がってしまったのはいまだによくわかりません。 原因はいったい何なのでしょうか。何か知っていることがあれば教えてください。
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原因はいろいろありますが、基本的には「それだけの電流を流せるように出来てない」からですね。 たとえば、100Vで 10W の機器を動かすには、0.1A の電流を流す必要があります。 これを、1.5V の電池で供給しようと思ったら、電力的には単純計算でも「1.5V で 6.7A の電流を取り出す必要があります。」 昇圧回路の変換効率を考えると、おそらくのそ倍、13Aは流さなきゃダメでしょう。 実際には、乾電池はそんな大電流を取り出すことはできません。 内部抵抗などのロスにより電圧が下がってしまいます。 電池の内部抵抗は、通常の数十ミリアンペア程度を取り出す時には問題になりませんが、大電流を取り出すときには問題になります。 (回路図的には、「内部抵抗」という名の抵抗と直列につないでいると考えたとえば、内部抵抗が0.1Ωだとすると、100mA 流す時は 0.01V の電圧降下になりますが、13A流せば1.3Vも電圧が下がることになります。) また、たとえ、13Aを供給できる電池があったとしても、 フラッシュ流用の昇圧回路の方も、それだけの大電流を処理できる性能がありませんから、こちらの方でも、大電流を取りだそうとすることでの電圧降下が発生します。 そういう結果として、大電流を取りだそうとしても、電圧が下がってしまって電流はほとんど流れない、ということになるのです。
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- hs001120
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>たしかにコンデンサにたまった電気はごくわずかですが、そのコンデンサにためる300ボルト程度の直流を整流する前の高圧の交流のことをいっているのですが。 いささか乱暴な例ですが、ある昇圧回路で 電池3V、電流1Aを入力して、出力電圧は入力の100倍の300Vが出る。とします この時出力可能な電流は100分の1の0.01Aに過ぎません。 エネルギーは増えないのです。 ここで、「0.01Aでは足りない、10倍の0.1Aが要るのだ」と言われれば、 エネルギーを10倍にする、つまり、電流10Aを入力するか、 「電池3V、電流1Aを入力は増やせないが、出力は10倍の0.1Aが要るのだ」 と言われれば、出力電圧300Vは維持できず、10分の1の30Vに下がることになります。 ただそれだけのことなのです。 nineforさんの言う、 300ボルト の電圧というのは、電圧計などで測っただけ=出力電流はあまり流れていないから であって、負荷を接続すれば出力電流が増る事により一気に電圧は低下します。 (現実にはロスがあるため、出力のエネルギーは目減りします。)
- shintaro-2
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>フラッシュ基板にはインバータ回路が使われていると思うので インバータというのは周波数を変換するもので、フラッシュランプの電源としては利用しません。フラッシュの電源ではコイルとコンデンサを使って過渡現象と呼ばれるものを発生させて高電圧を得ます。 フラッシュを光らせるのは一瞬で、まちがっても1秒なんて流れません。コンデンサという部品に溜めた電気(電荷)を一瞬で流すのです。 コンデンサに溜めた電気がなくなればすぐに電圧も下がります。 フラッシュの電源にあるコンデンサに溜められる電気はごくわずかなもので、ACを電源とするような家庭用電化製品は動かせません。 何をつないだかは知りませんが、そんなカメラに入るような電池で、掃除機が動くと思います? エネルギー保存の法則があるので、増えるようなことは有りません。
補足
たしかにコンデンサにたまった電気はごくわずかですが、そのコンデンサにためる300ボルト程度の直流を整流する前の高圧の交流のことをいっているのですが。