- 締切済み
中和
市販洗剤などに『まぜるな危険!』といった商品があります。 酸性の商品と塩素系の商品を一緒に使う(混ぜる)と塩素ガスが 発生するということは理解できます。 学生時代に、酸性とアルカリ性で中和するような実験をした記憶があるのですが、 この実験と、洗剤の酸性と塩素系の洗剤を混ぜるという行為は全く別のものなのでしょうか? お風呂掃除をしていてふと思ったので、誰か教えていただけませんか? (化学に関しては素人です)
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Ichitsubo
- ベストアンサー率35% (479/1351)
>塩酸に苛性ソーダを徐々に加えていくと、PHは1から少しずつ14にあがっていくのでしょうか? いいえ。 ちょうどぴったり中和するところの直前までpHはほぼもとの塩酸のpHに等しく、中和点付近で急激に変化し、そのあとのpHはほぼもとの水酸化ナトリウム水溶液のpHよりややちいさい値になります。 http://1st.geocities.jp/f_master001/chem/giffile/tekitei_graph.gif 塩酸のpHは1と決まっているわけではなく、その濃度により様々です。もちろん0やマイナスになることもあります。 また、「pH」は必ず小文字p大文字Hで書かねばなりません。PH、ph、Phのいずれも誤りです。
- emette-78
- ベストアンサー率0% (0/4)
反応の種類は同じ中和です。 違うのは発生する化学物質です。 そもそも中和とは、アルカリ性の物質と酸性の物質が混ざり合って塩ができる反応のこと。 ・学生の時やった実験の例 水酸化ナトリウム(強アルカリ性)+塩酸(強酸性)→塩化ナトリウム(塩)+水 ・危険な行為 塩素系の漂白剤と洗剤などの酸性薬剤を混ぜて使用すると、塩素系漂白剤に含まれる弱塩基である次亜塩素酸が遊離・分解します。 発生するのは、猛毒の塩素ガスです。
>塩酸に苛性ソーダを徐々に加えていくと、PHは1から少しずつ14にあがっていくのでしょうか? pHの値は濃度次第ですが、方向としてはそう考えて下さって結構です。
>洗剤を混ぜるという行為は全く別のものなのでしょうか? 別のものではありません。 塩素系の洗浄/殺菌剤には次亜塩素酸ナトリウムNaOClが入っていますが、この物質はアルカリ性の時のみ安定で、元々作るときに塩素と水酸化ナトリウムから合成します。 2NaOH + Cl2 → NaOCl + NaCl ですので、酸性にするとこれが逆になり、塩酸で酸性にすると NaOCl + 2HCl → NaCl + H2O + Cl2 となり、塩素を発生します。
お礼
塩酸に苛性ソーダを徐々に加えていくと、PHは1から少しずつ14にあがっていくのでしょうか?