- 締切済み
校正とトレーサビリティ
計測器に関することで、校正とトレーサビリティという言葉がありますが違いが良く分かりません。分かる方がいましたら教えて下さい。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- take0_0
- ベストアンサー率46% (370/804)
校正というのはその時点で測定器が基準内であることを確認し、証明することを言います。 直前の校正から校正日までの期間、その測定器が正常に稼動していたということを証明する意味合いもありますので、いきなり調整することは基本的に無いと思います。普通は不具合連絡が来て、修理するかどうか考えます。で、修理したら、その後再校正します。 不具合が出た場合は直前の校正日まで遡って、その測定器を使った全ての検証・検査を洗い直す羽目になります。非常に面倒なので、普通は毎月とか毎週使用者が点検してその履歴を残し、後戻りを減らします。 トレーサビリティーはNo.2の方がお書きの通りです。 国家標準までの繋がりを証明するもので、校正機関がトレーサビリティーチャートなるものを提供してくれます。有料の場合もありますが。
- ymmasayan
- ベストアンサー率30% (2593/8599)
計測器はその上の標準器、さらにその上の標準器・・・と言う風に段階が付いています。 最後は国際標準器(原器)等になります。 較正は1段上の標準器に合わせて精度を保つことですね。 これを全段で行えば末端の計器まで絶対的な正しさ(精度)が保証されます。 このように切れ目無く国際標準とつながっている性質がトレーサビリティ(追跡性)です。 これを証明するのにトレイサビリティチャートと言うのが有ります。 荒っぽく言えば犬の血統書みたいなもんですね。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 たぶん、ISO9001か9002の絡みなんでしょうね。 校正というのは、測定器が正しい値を出すように、(定期的に校正業者に出して)点検・補正をすることです。 トレーサビリティーというのは、製品の製造履歴、技術データの採取履歴をたどる(追跡調査する)ことができることを言います。 製造履歴、データ採取履歴には、どの測定器を使ったかが記入されていなければいけません。 製品不良が散発したとき、それらの製品の製造履歴を調べますが、その履歴というのは、測定器で測定した履歴も含まれるわけです。 また、測定器を校正に出して、(補正前の)測定値に大きな異常が見つかった場合、その測定器を使って評価した製品や技術データの測定値は信用できないということになります。 そういう「信頼できない」という情報がわかることも、重要なことなんです。 以上、ご参考になりましたら。
お礼
回答有り難うございます。近くISOの審査があるので今回の質問をさせていただきました。 分かりやすい回答を頂き有り難うございます。