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「風」が用いられる理由
「風」をつかった、いい表現の言葉も沢山有るように感じます。 風雅、風流、風情、花鳥風月、そして、風の便り、すがすがしい風や風薫るという季語などにも風が表現されます。 これらは、「風」に対して美しいものという感じ方があるのでしょうか? それでは何故、風を用いるのでしょうか? 「風」のよいところを考えてみました。 1.暑い中、すがすがしい風が吹くと幸せな気分になる事 2.花の香りを届けてくれる事 これらの理由から使われるのでしょうか? すなわち意味合いとしては「自然と~」ということになるのでしょうか?
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>それでは何故、風を用いるのでしょうか? 何故かといわれれば、日本人は季節とともに1年をすごしているからでしょう。季節の変わり目を感覚的に感じるのが風と言うことなのだと思います。 外国のように石やレンガで積み上げた家に暮らしていると、風を感じることは難しいですし、北欧のように冬が長ければ、風はせっかく暖めた室内の空気を奪っていく悪者です。 このような文化では、風を感じることは少ないかどちらかというと否定的でしょう(北風と太陽の物語を思い出してください) しかし日本家屋はどちらかというと全部が開放できて、夏などは家の中の隅々まで風が通ります。また着物など洋服に比べれば風を通す作りになっています(洋服のネクタイの元々は、首から風が入るのを防ぐ防寒具です) また日本には四季折々の季節感がありますから、屋内にいても、春は甘い花のにおいを感じ、初春には若々しい新緑の香りを感じ、梅雨にはしっけと雨を感じて、また夏、秋冬とそれぞれの風とそれに含まれる季節の薫りを楽しんだのでしょう。 これが四季を愛でる日本人の感性と相まって、「風」でなにかを表現する文化になったのだと思います。
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風には「いいもの」「わるいもの」があると思います。 風のいいところはhornby様が挙げられました。 わるいところをあげます。 ・風邪 ・役人風を吹かせる ・臆病風に吹かれる ・どこ吹く風(△) ・風を食らってトンズラ ・都会の悪風 種切れ、やはりいいところのほうが多いです。 自然の美しいものを「花鳥風月」といいます。 自然というものに逆らうことをせず、その美しさにひたる。 その自然の美しさの代表の一つが風だと思います。 私は「風光る」という表現がすきです。
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ご回答ありがとうございます。 やはり私達が感じる自然の美しさなのでしょうね。 「風光る」という表現いいですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かにヨーロッパと日本の家の作りも違いますね。 四季折々の季節感ある日本の「風」は、 私達の感性に深い関わりがありますね。 納得^^