病原性大腸菌の検査内容の解釈について
前回に関連した質問になります。
便の検査で培養、大腸菌血清型別で陽性だった場合、
検査センターに電話でベロドキシン検査を追加しているのですが、
病原性大腸菌が陽性だった場合には、電話連絡しなくても自動的に大腸菌ベロドキシン検査を追加する流れを作りたいと検査センターにお願いしたところ、
検査伝票に塗抹培養と大腸菌血清型別と大腸菌ベロドキシンのチェックを入れておいてくださいと言われました。
それは前回の質問でとても丁寧に教えていただいたので理解できるのですが、
別の提案をいただいたのですが、その内容が理解できずに困っています。
「指示菌は、O-157、腸管出血性大腸菌、大腸菌血清型別の3つになるのですが、
このうち大腸菌血清型別は下痢型になります。
腸管出血性大腸菌は、下痢型を含めもっと広い範囲で調べます。さらに、陽性の場合、
そのままベロドキシンの検査にも進むので、こちらの方がよいうのではないでしょうか?
ただし、この検査では、血清型はわかりませんし、一部調べられない菌もあります。
また、この検査では、一部調べられない菌もあります。
ベロドキシン検査まで進んだ場合は、大腸菌ベロドキシンを追加算定することになります。」
と。
まず、指示菌は他にもあると思うのですが、この3つという意味が分かりません。
また、腸管出血性大腸菌は、病原性大腸菌の中のひとつだと思っていたので、
そちらの方が広く調べられるというのも分かりません。
調べられない菌とはなんですか?と聞いたのですが、
ほぼ調べられるが、調べられない菌もあるということという返事でした。
出血性のものは調べる検査であって病原性すべてを調べるものではない、
という意味ではないの????と頭は?だらけです。
私なりに調べてみたのですが、
腸管出血性大腸菌=ベロ毒素を産出する菌(ベロ毒素を産出するのが、病原性大腸菌のうち腸管出血性大腸菌だけなのかがよく分からないのですが)
と、解釈すると、
塗抹培養と腸管出血性大腸菌なら、ベロ毒素を産出する菌が陽性かどうかはわかるが、
そのほかの病原性大腸菌がプラスなのかどうかはわからない、
塗抹培養と大腸菌血清型別なら、病原性大腸菌がプラスなのかがわかる、
ということなのではないのかな、と。
ここでまたわからなくなったのは、
病原性大腸菌の血清型別がわかるということは、その中に腸管出血性大腸菌が陽性なのかどうかも分かるということなのではなにのかな??と思ったのですが、検査の手順を見たところ、
病原性大腸菌と腸管出血性大腸菌の両方を目的菌としているものがありました。
なぜなのでしょう??
また、両方にしても算定は、大腸菌血清型別なのでそれなら両方の方がいいじゃないか、とも持ったのですが。。
さらに、腸管出血性大腸菌=ベロ毒素を産出する菌とするならば、この菌がプラスになった場合には、ベロドキシン検査をするというのはどういう意味なのでしょうか?
腸管出血性大腸菌の中でもベロ毒素を産出するもの、しないものがあるということでしょうか?
それは、腸管出血性大腸菌の血清型がわかってもそれだけではわからないということなのでしょうか?(腸管出血性大腸菌は血清型別までわからないといわれましたが、わかるという話もあってよくわかりません)
いろいろたくさんですみません。
わからないことが芋づる式に出てきてごちゃごちゃになっているので、
質問の内容も分かりづらいと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
お礼
あ、芽胞ですか! そうですよね、クロストリジウム属ですもんね。 知識がやっと誘起的につながりました笑 ありがとうございました