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剛性低下率について

こんにちわ。学生です。 鉄筋コンクリートのM-φグラフで、クラック時までの勾配をEIとします。クラック時から降伏時までの勾配をαEI、降伏時から終局時までの勾配をα´EIとするとき、α´=0.001と書いてありましたが、これはP-δグラフ、M-δグラフどちらのグラフでもα´(第3剛性低下率)=0.001といえるのでしょうか?

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noname#102385
noname#102385
回答No.1

今日は cyoi-obakaです。 私が構造を勉強したのは昔のことで、記憶が薄いので的確な回答になるかどうか? 不安なのですが……… M-φの場合とP-δやM-δのグラフでは、曲線成分が全く異なりますから、降伏以降の剛性低下率αyが P-δやM-δに反映する事はありえませんヨ! 降伏後のP-δやM-δの挙動は、RC造の場合、最大荷重=破壊とはなりません。 RCの場合、靭性(塑性)設計とする場合と剛性(強度)設計する場合とで、PーδやMーδの線形が異なります。 それは部材構成の違いに依ります。剛性の違いではなく、塑性変形能力の違いです。 従って、荷重ー変位曲線上は、剛性低下率の判断は不可でしょうね! 以上、参考意見ですが、どなたかフォローがあればお願いします。

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noname#102385
noname#102385
回答No.5

cyoi-obakaです。 追伸をします。 『何故、剛性低下率が必要か?』について、述べておきます。 この事は、もう理解しているものとして話を進めてきましたが、 もしも貴方が理解してない場合は、今まで回答は ? になってしまいますから…… 剛性低下率を必要とする設計は、もちろん塑性設計(保有耐力設計や限界耐力設計)であります。 弾性設計の範囲では、剛性は低下しないと仮定して実施しますからね! 特に、破壊時までの部材復元特性を追いかける場合には、剛性低下率を設定しておかないと求められないのです。 何故ならば、剛性の存在しない部材に荷重(応力)の負担能力は無いとして解析がスタートしているからなのです。 逆に申せば、剛性がある事によって荷重(応力)を負担するのです。 時刻歴応答解析や増分解析を行う場合に、部材降伏後に剛性が無になると、その時点で解析がストップしてしまいます。 すると、塑性設計の重要な要因である降伏後の変位が追えなくなり、部材のエネルギー吸収力(塑性変形能力)が求まりません。 そのため、便宜的に剛性低下率αyをほぼ0に近い数値として0.001程度の値を入力して解析しているのです。 以上、蛇足的な追加の説明です。

may-5
質問者

お礼

皆さん、丁寧な回答どうもありがとうございました。代表で一番最後の方の欄にお礼をさせていただきます。 まだ学生なので100%理解はできませんでしたが、大体の事は理解できました。 剛性低下率αy=(0.043+1.64*n*pt+0.043*a/D+0.33*η0)*(d/D)^2 の式を使い、降伏に達した時のδを算出するのと同じように、α=0.001を使い、δの値を算出できるかと思い質問させていただきました。 どうもありがとうございました。

noname#102385
noname#102385
回答No.4

#1です。 やっと、フォローの意見が得られてホットしてます! #3さんのご指摘は 部材の回転角Rに対するもの(M-R曲線)に起因したものと推測します。 確かに、M-Rでも降伏までの剛性低下率は求められますが、その後は?となると困難です。 また、降伏後の剛性低下率を無理矢理評価する意味合いが、建築構造学的にあるのか?  降伏後のαyは、0.01~0.001と言うのが一般的です。 つまり、降伏後のαyは ほぼゼロとして扱って問題なし! と考えて良いと判断しています。 しかし、塑性設計の場合、荷重ー変位曲線における降伏後の変位挙動が重要になりますね。 降伏後の変位に影響する因子は、#3さんが述べてる通り、剪断耐力や鉄筋の付着で、曲げ耐力ではありません。 従いまして、PーδやMーδ曲線上では 降伏後のαyは意味をなさない!と表現を訂正します。

回答No.3

2です。少し補足をさせてください。 降伏後の剛性0.001は、前提として部材が曲げ破壊した場合です。 よね?構造計算上は曲げ破壊させますから。 せん断系、付着系での破壊モードでは剛性は保持されず、顕著な耐力低下を示すと思います。 曲げ破壊を念頭に置くのであれば、dを応力間距離とでもして、 M=P・d、δ=sinθ・d、と一応は評価してもよいのだろうと思います。 とすれば、直接比較は出来ないにしても、 定性的には、剛性低下率は似たような推移をすると思います。 以下余談。 1の方が言われていますが、 靭性に期待する設計と、強度に期待する設計は、 それぞれ靭性を志向した京大系と強度を志向した東大系とで、議論された時期もありました。 このさいの、指標をモーメントにするか、荷重にするかの違いとも感じます。

回答No.2

>α´=0.001と書いてありましたが という件ですが、降伏後は簡便的に1/1000をとるのが構造計算上一般的という意味だと思います。 降伏後も一応は、支持荷重は増大するとして解かないと、他の部材が壊れないという解になってしまうからでしょうか。 いや、どこかの部材降伏で解析を止めてもよいのですが、保有水平耐力が出ない。 これを、実験での荷重-変位、もしくはモーメント-回転角曲線で考えるとどうなるか?というご質問でしょうか? これは、大変難しい問題と存じます。 部材(接合部?梁?柱?)によってもことなるでしょうし。 仮に接合部であれば、P-δとM-θ曲線の傾き自体を比較することにあんまり意味が無い。ですし、そもそもその指標(変位剛性と回転剛性)がぜんぜん違うから、その値が同じになるわけが無いし、第一、単位が異なる。 よって、P-δとM-θ曲線で降伏後の剛性低下率は異なる。 と思いますが。いかがでしょうか?

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