- ベストアンサー
トラウマに立ち向かう物語
私はトラウマがあります。 集団に関することで、自分がその中に入って、行動することに恐怖を感じてしまいます。 学校生活を送るからには、耐えなければいけないと思いつつ一年間、登校しましたが…秋になってからは、数えるくらいしか登校していません。 原因は明らかに分かっているので、なんとかしたいと思っているのですが。相談出来るような人もおらず、胸の中がいつまでもスッキリしません。 もう受験生になるというのに、このままではと焦るばかりです。 そんな私ですが、本を読んでいる間だけは、楽しいのです。 そこで、お願いがあります。 ・トラウマに向かい、乗り越えていく物語 といったようなものを、教えてくれませんか? ジャンルなどは一切問いません。「これならどうだろう」と思ったものを、何冊でも構いません、教えてください。 勇気を貰って、私も頑張りたいと思っています。どうかよろしくお願いします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
書籍・文庫のカテゴリに投稿されているので、本当はそういったものを紹介するべきなのでしょうが……すみません、漫画も混ざってます(汗) ただ内容は良質なものなので、少しでもパワーを与えられたらなあと思って紹介させてもらいますね! ・夕凪の街 桜の国(こうの史代) 全1巻 女性を主人公に、原爆が落とされたヒロシマの10年後を描いた漫画です。 戦火の中を戦う男性を描いたわけではなく、原爆が落ちた直前の地獄絵図のような街の様子を描いたものでもなく……生き残った人々を描いた物語です。戦争を描いた漫画というと、どこか重たく敬遠してしまうものが多いのですが、この作品は独特の優しい絵柄で淡々と描かれている印象です。 戦争ってある意味最大のトラウマですよね。でも、この作品の登場人物たちがそれを乗り越えていっているのかは分かりません。胸の奥底に仕舞い込んでいるようにも見えます。乗り越えるばかりが解決方法ではないのかなあ、なんて考えさせられました。 http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%95%E5%87%AA%E3%81%AE%E8%A1%97%E6%A1%9C%E3%81%AE%E5%9B%BD-%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%AE-%E5%8F%B2%E4%BB%A3/dp/4575297445/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1224767163&sr=1-1 ・永遠の野原(逢坂みえこ) 全9巻 高校生の少年が、恋愛や友情や将来のことなどに悩み、徐々に大人の男性へ成長していく姿を描いた漫画です。 主人公はトラウマと言えるほどのものを抱えているわけではないのですが、様々な障害や壁にぶちあたりながら、前向きに頑張っていっています。読後には温かくじんわりとくるものがあるはずです。 主人公が作中で受験生になり、そこでの葛藤なども描かれているので共感できる部分もあるかもしれません。若いうちに読んでおきたい作品です。 http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AE%E9%87%8E%E5%8E%9F-1-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB%E2%80%95%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E7%89%88-%E9%80%A2%E5%9D%82-%E3%81%BF%E3%81%88%E3%81%93/dp/4086177234/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1224768220&sr=1-1 ・おおきく振りかぶって(ひぐちアサ) 1~11巻 暗くて、卑屈で、いつもオドオドしている弱気なピッチャーが主人公の野球漫画です。 主人公・三橋は、中学生時代「ひいき」で野球部のエースにさせてもらえていると部員達に思われていて、彼らに嫌われてしまっていました。「実力もないくせにエースになりやがって!」と言われ続けた三橋は自信を失ってしまい、どんどん卑屈な性格になっていきます。そして高校生になり、ひょんなことからもう関わるつもりのなかった野球部へ引っ張り込まれ、そこで三橋の「本当の実力」が明らかになります。中学時代は周りに認めてもらえなかった彼が、高校の野球部で本当のエースになっていく……そんなストーリーです。 主人公は中学時代の陰湿ないじめがトラウマで、自分に自信が持てなくなっています。なので仲間のちょっとした言葉にクヨクヨ悩んでしまったり、自己嫌悪に陥ってしまったりします。しかし、周囲の仲間が彼の実力を認めてくれたおかげで、徐々に自信を取り戻して頑張っていくようになります。自分の力で~というよりも、「仲間のおかげで」という印象が強いんですが、頑張る主人公には元気をもらえますよ^^ http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%8F%E6%8C%AF%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%81%A3%E3%81%A6-1-%E3%81%B2%E3%81%90%E3%81%A1-%E3%82%A2%E3%82%B5/dp/4063143422/ref=sr_1_4?ie=UTF8&s=books&qid=1224769129&sr=1-4 ・ハッピーバースデー(著:青木和雄、吉富多美) ストレスで声を失ってしまった少女が、祖父母のもとで療養し、徐々に生きる力を取り戻していくというストーリーの小説です。 「ああ、あすかなんて、本当に生まなきゃよかったなあ」実の母親にひどい言葉を浴びせられ続けた11歳の少女・あすかはショックのあまり声が出せなくなってしまいます。そして優しい祖父母の家で療養させてもらうのですが、そこで温かい自然と触れ合っていくことで、徐々に生きる力を取り戻していきます。 私が小学生の時に読んだ小説です。ちょうど色々と思い悩んでいた時期でもあり、幼いながらに命について考えさせられました。勇気がもらえる作品だと思います。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%87%E3%83%BC-%E9%9D%92%E6%9C%A8-%E5%92%8C%E9%9B%84/dp/432307056X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1224769173&sr=1-1 ・西の魔女が死んだ(梨木香歩) 不登校の中学生・まいと、そのおばあちゃんとの一時の生活を描いた小説です。 「西の魔女」とは、中学生の少女・まいの祖母のこと。学校へ行けないまいは、田舎の祖母のところで生活することに。まいは、祖母の家系が魔女の血筋だと聞く。祖母のいう魔女とは、代々草木についての知識を受け継ぎ、物事の先を見通す不思議な能力を持つ人だと知る。まいは自分も魔女になりたいと願い、「魔女修行」を始める。この「魔女修行」とは、意志の力を強くし、何事も自分で決めること。そのための第一歩は規則正しい生活をするといった地味なものだった。野苺を摘んでジャムをつくったり、ハーブで草木の虫を除いたりと、身近な自然を感じながらの心地よい生活が始まる。次第にまいの心は癒されていく。魔女はいう。「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」そしてまいは、この「西の魔女」から決定的なメッセージをうけとるのだった……(出版社 / 著者からの内容紹介)。 今となっては有名な作品なのでもうご存じかもしれませんね。主人公が学校に行けない女の子ということで、どこか共感できる部分もあることかと思います。ただ泣けるだけの小説ではありませんでした。 http://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E3%81%AE%E9%AD%94%E5%A5%B3%E3%81%8C%E6%AD%BB%E3%82%93%E3%81%A0-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A2%A8%E6%9C%A8-%E9%A6%99%E6%AD%A9/dp/4101253323/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1224769742&sr=1-1 私も質問者さんのように、学校に行けない時期がありました。 そしてその時にたくさんの本を読みました。やはり私も何かを欲していたのでしょうね。 苦しい時期に何かを求める、というのはとても大切なことだと思います。それは本だったり、人だったり……様々なのでしょうが。 質問者さんが何かを掴めることを祈っています。
その他の回答 (4)
こんばんは。 「少女の器」 「兎の眼」灰谷健次郎 柔らかい言葉と暖かな視線で、読み易いにも関わらず、なかなかシビアに現実を切り取っています。「現実の中にある希望」が、嬉しいなあ。。。と、読む度に思います。 灰谷さんの作品は、「ちょっと外れ者」を暖かく見守る作品が多いので、他のものもお勧めですが。。。^^ 「窓際のトットちゃん」黒柳徹子 「問題児」として小学校を退学になり、「トモエ学園」に転校したトットちゃんの素敵な日々です。黒柳さんの自伝でもあります。戦時中とは思えない明るくのびのびとした風が吹いています。^^ 「翼」 「青のフェルマータ」村山由佳 こちらの二つは、そのまんま「トラウマに向かい、乗り越える物語」です。 余談でお勧め^^ 「グリックの冒険」斎藤惇夫 シマリスのグリックが、飼われていた家を出て、遠く遠くの「北の森」に帰る為の旅を描いています。可愛らしいシマリスの物語ですが、内容はとても力強いものです。「ちょっとくたびれた時」にでも読み易いです。是非、どうぞ^^
お礼
教えてくださりありがとうございます。 まだすべて読んだわけではありませんが、黒柳さんの自伝はとても気になっていました。問題児だったのですね…びっくりです。 時間を見つけて読んでいきたいと思います。
- shellm
- ベストアンサー率37% (13/35)
乙一著の「暗いところで待ち合わせ」はいかがでしょうか。 外に出ることや人と関わることを恐れる主人公たちが、それに向き合っていく話です。 http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9975719155 森絵都著の「宇宙のみなしご」では、勇気のない少年がそれを乗り越えていきます。 http://www.bk1.jp/product/01083736 少し方向性が違いますが、秋田禎信著の「魔術士オーフェン」シリーズでは、主人公が自分の過去や姉、先生に立ち向かっていきます。 http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/19313102/introd_id/Xmo46Wkio36m9896iX1kiGXA6oGX3463/pg_from/u また漫画ですが、「フルーツバスケット」は、様々な人物が様々なトラウマを乗り越えていく話です。 http://www.bk1.jp/product/01859733
お礼
教えてくださりありがとうございます。 まだすべて読めたわけではないですが、宇宙のみなしごとフルーツバスケットは読みました。 オーフェンは前々から知ってはいたのですが、そんな話だったのですね。 是非とも読んでみたいと思います。
少女マンガでよろしければ、キャットストリートはどうでしょうか。 (原作は未読ですが、TVドラマ版は見ていたのでおすすめしてみました。ノベライズもあります。) http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-847847-9&mode=1 http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-601202-7&mode=1
お礼
キャットストリート、読みました。 ケイトと仲間達の成長と戸惑いは見ていて、とても勇気を貰いました。 だんだんと立ち直っていく姿に、私も自分の姿を重ねて、それを叶えたいものです。
- aao1812
- ベストアンサー率25% (2/8)
本ではありませんが、 9月公開された映画のに『幸せの1ページ』と言うものがあります。 原作は「秘密の島のニム」という小説のようです。 映画のあらすじは、主人公の女性がトラウマ等を乗り越えて 新しい場所で生活を始める話しです。 っざっくりし過ぎていますが、少しでも参考になればと思います。
- 参考URL:
- http://shiawase1.jp/story/
お礼
まだ読めてはいませんが、絶対読もうとタイトルをメモしました。 原作のあらすじは知っているので、作家や島へ向かってどうなるのか、とても気になるところです。 教えてくださりありがとうございました。
お礼
たくさん教えてくださり、ありがとうございます。 まだ全部を読めてはいませんが、ハッピーバースデーと西の魔女が死んだ、は読みました。 異なる環境の中で大切なものを見つけるその過程に、その後の姿に、感動しました。 人に対する認識が、少しは変わったと感じています。