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生物の発祥地
1.人類の発祥はDNAの研究から東アフリカという説が有力ですが 他の生物の 発祥は どうなっているのでしょうか 枝別れ している 地点は 解っているのでしょうか。 2.生命の期限のもとになるDNAは他の天体(宇宙)から隕石などにより地球にもたらされているという説も有力です、そうすると 太陽系全てにもにふりそそいで その痕跡は 火星 月などに 見つかると 思うのですが 火星については 火星からの 隕石から 原始生物の痕跡が 見つかった と 研究している学者もいます 誰も結論はだせないと思いますが どう思いますか。 私は 超偶然で地球の原始スープから生まれたというのは 無理があると 思っています 3.何がいいたいかといえば 1.と2.の質問と関連があるのでは そして 原始スープからは 生命の誕生はないと思っていることが このような質問になりました。
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まず1のヒト以外の生物が分岐した場所について。 基本的には「その生物が現在生息している場所」もしくは「その生物の化石が発見された場所」でしょう。発祥した地から全世界に生息域を拡大した動物種はヒトくらいのものでしょうから。 ニホンザルとタイワンザルは形態的にはほとんど同じような姿をしていて(タイワンザルの尾が長い)容易に交配して雑種を作りますが、分類上は別種です。つまり日本と台湾という地理的隔離が結果的に生殖的隔離状況を作り出し、それぞれのグループで遺伝子頻度に相違が生まれた結果、尾の長さの違いという形態的相違が生じたわけです。 これが「種分化」の基本プロセスですから(ニホンザルとタイワンザルは隔離・種分化してまだ間がないため、形態的相違も小さく交配も可能なステージ)、生物は普通、同一種のままで生息域を拡大することは難しいのです。拡大していく内に地理的隔離により生殖的隔離状況が生じ、種分化してしまうのです。 ま、ヒトも世界中に拡大していく中でかなり形態的には差が生まれていますし、人類を宇宙人が観察すればいくつかの種に分類するかもしれませんが。ヒトをホモ・サピエンス・サピエンスという亜種まで単一と分類しているのは、人間の都合もありますからね。 というわけで、「ある生物が発祥(種分化)した場所」は、「その生物が生息している地域あるいは化石が発見された地域」と考えて良いと思います。 次に2の原始生命の由来についてです。 >超偶然で地球の原始スープから生まれたというのは 無理があると 思っています とのことですが、どうしてそう思われるのですか?その根拠は? 原始生命の由来物質が宇宙からもたらされたという説は、別に有力でも何でもない単なる一説なのですが、まあそもそもDNAそのものが宇宙からもたらされたというのは無茶な話です。そんな不安定な高分子がどうやって宇宙空間に放出され(放出される時の熱エネルギーでも無事?)、宇宙船にズタボロに破壊されながらも無事に宇宙空間を漂い、大気との摩擦による高熱に耐えながら原始地球に突入することができるのか、まったく説明不可能ですから。それなら偶然地球で生じた、とする方がまだ可能性があるでしょう。 宇宙由来説でも、もう少し前の段階のアミノ酸とかDNAを形成するリン酸化合物とか、その程度のものが飛来した、と考える人が主流だと思いますが、それならその程度のものが地球上ではできなかったのか、という疑問が湧きます。 そもそも、地球上でDNAが合成されるのが「超偶然なので無理がある」と考えるのなら、その地球外から由来したDNAはどこで生じたものなのでしょう? 別の惑星で生じたのなら、やはり「超偶然」で生じたのではないですか?それならその偶然が地球上では無理、と考える理由が分かりません。 現在では地球での生命発生は「ただ1回きり」だったと考えられています。ま、他にも生命発生はあったのかもしれませんが、それらは死に絶えて1回の発生による生命だけが残った、ということです。 つまり、現在の地球上の全生命は、ただ1回発生した1つの原始生命に遡る、ということです。 その根拠は、地球上の全生命のDNAのコドンが同一である、という点です。コドンとはDNAの塩基配列の3つが1つのアミノ酸を指定する暗号のことですが、例えばATGで開始とメチオニン、AGAでアルギニンを指定するといった具合です。 この、どのトリプレット(3つの塩基の並び)がどのアミノ酸を指定するか、という対応は、地球上の全生命でほぼ同一です。 ATGでメチオニンを指定する、ということそのものに別に必然性はなく、ATGでアルギニンを指定する生物がいてもなんら不思議はないのですが、全生物のコドン表はほぼ同じなのです。 これは全ての生物が「同じプログラム」で書かれていることを意味しています。つまり「地球上の全生命の由来は1つ」である強力な証拠になっているわけです。(余談ですが人間の由来は宇宙人、などというSF小説のネタは、この証拠により完全に崩壊します) ただ1回の生命発生が35億年後のこの生命相の由来になった、とするならば、地球が誕生してから10億年の間に「たった1回」生命が発生すれば良かったわけですよね。 これならどんな「超偶然」でも起こり得る、と思いますが。 原始生命の由来は判りませんが、宇宙飛来説を持ち出すまでのことはないし、少なくとも宇宙飛来説を持ち出しても何の解決にもならない、と思います。
お礼
有り難うございました
補足
DNAの誕生は これから先も 説明出来ないと思います カールセーガンは 昔 原子スープで 出来たと解説してましたが 今はどうか 解りません 多くの科学者 解決出来ない問題としていると思います。今解らなくても 今解ることを大切に研究していると思います 今の段階では はっきり言えることは無いと思ってます。