こんにちは。
>>>ドレミファ♯ソ♯ラ♯ドにすれば等間隔の気がするのですが
はい。
ドレミファ♯ソ♯ラ♯ド という音階は使われます。
たとえば、テレビドラマやアニメで効果音的に、です。
(不可思議のようなイメージで聞こえるので)
1オクターブを12音周期で分ける「12音律」というのが、
なぜ広く用いられているかというと、
一言で言えば、「ドとソをハモらせるため」です。
まず、人間の聴覚(耳~脳)というのは、
1倍音、2倍音、4倍音、8倍音、16倍音、・・・
という、周波数が2のn乗倍の音同士が「同じ音」に聞こえるという性質を持っています。
「ド」の周波数をfと置けば、
1オクターブ上のドの周波数は、2f
2オクターブ上のドの周波数は、4f
3オクターブ上のドの周波数は、8f
4オクターブ上のドの周波数は、16f
・・・・・
といった具合です。
これを、底を2とした対数で表せば、
1倍音 logf
2倍音 log(2f) = logf + log2 = logf + 1
4倍音 log(4f) = logf + log4 = logf + 2
8倍音 log(8f) = logf + log8 = logf + 3
16倍音 log(16f) = logf + log16 = logf + 4
となりますから、
等間隔(間隔は1)です。
そして、物理的に、3倍音、6倍音、・・・ もハモります。
これを、底を2とした対数で表せば、
log(3f) = logf + log3 = logf + 1.5849625
= logf + 1 + 0.5849625
log(6f) = logf + log6 = logf + log2 + log3
= logf + 1 + 1.5849625 = logf + 1 + 1 + 0.5849625
= logf + 2 + 0.5849625
ここで、0.5849625 という数にある整数をかけた結果が、なるべく整数に近くなるケースを探します。
0.5849625 × 1 = 0.5849625
0.5849625 × 2 = 1.169925
0.5849625 × 3 = 1.7548875
0.5849625 × 4 = 2.33985
0.5849625 × 5 = 2.9248125
0.5849625 × 6 = 3.509775
0.5849625 × 7 = 4.0947375
0.5849625 × 8 = 4.6797
0.5849625 × 9 = 5.2646625
0.5849625 × 10 = 5.849625
0.5849625 × 11 = 6.4345875
0.5849625 × 12 = 7.01955 ←注目!!!
0.5849625 × 13 = 7.6045125
0.5849625 × 14 = 8.189475
0.5849625 × 15 = 8.7744375
・・・・・
というわけで、
3倍音、6倍音、12倍音・・・に近い音を表すには、
1オクターブを12倍に引き伸ばせば、
つまり、逆に言えば、1オクターブを12分割すれば、
ドの音から7つ上がったところの音が、ちょうど3倍音ぐらいの周波数になるということがわかりました。
ドの音から7つ上がったところの音というのは、「ソ」です。
ですから、「ドレミファ♯ソ♯ラ♯ド」という音階では、
せっかく1倍音(ド)とハモるための音としていた3倍音(ソ)を踏み越えてしまうことになるのです。
ちなみに、
5倍音、10倍音、20倍音・・・は、ミとミ♭の間の音です。
以上、ご参考になりましたら。
(なお、
お礼欄はお礼に使ったほうがよいですよ。
No.1さん~No.5さんがかわいそう。)
お礼
なるほどねぇ 7/12オクターブを表現したいから 2/12刻みじゃないのですね お礼欄の使い方がいまいちわかりません 感想も疑問も全部ここに書いてました 補足に書けばよかったのか? お礼欄の使い方も含めて ありがとうございます