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ロックフェラーと勘定書きを間違ったボーイの話
- 小さなミスも見逃さず、許さず その償いをさせて財産を築いたロックフェラーの教訓
- ボーイは悪魔ではなかったか?
- ロックフェラーの行動が神の許可を得て行われたものなのか疑問
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「勘定書きを間違った」ですか? 私が耳にしたのは次のようなエピソードです。 大富豪はあるレストランの常連だった。ボーイへのチップは毎回10セントだけで、けちだった。ある日、その10セントさえ出さなかったので、ボーイが言った。 「私があなただったら、たった10セントを惜しんだりしないのですが」 大富豪は答えた。 「だから君はいつまでもボーイなんだよ」 もしかするとご質問者は、「大富豪(またはロックフェラー)」「レストラン」「ボーイ」と聞くと、全部「勘定書きを間違った」と変換しているのかも知れません。しかし、この話はいろんなパターンが広まっているらしいのです。 「勘定書きを間違った」のなら、店側が悪いに決まっていて、 (a) 小さなことにも注意をすれば大きな事を成し遂げる という教訓になるでしょう。しかし、前述したエピソードなら、 (b) 金持ちほどケチだ という滑稽譚にもなります。以上をまとめると、物事の両面をあらわした話と考えられるでしょう。 実際、ロックフェラー(一族)については二面性が伝えられています。「吸血鬼」と恐れられるほどエゲツナイやり方で事業を拡大し巨万の富を築いたこと。その一方で、私財を投じて熱心に慈善事業に取り組んだことです。 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』じゃありませんが、あきんどが刻苦精励して金儲けにいそしむのは、神の意志にもかなうことだという考え方があります。また、「悔い改めよ。天の国は近づいた」という教えのように、罪悪を悔いて慈善に励めば、天国に行けるのかも知れません。 ご質問者は、考える材料を広く集めようとせず、ご自分の頭の中だけで「悪魔登場のお話」を作ってしまっていないでしょうか。