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電気泳動
実験でメルカプトエタノールの有無によるタンパク質の電気泳動の影響はどのようなことがありますか??
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- air_jp
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teru-arai さん、ご指摘ありがとうございます。 後から見ると、SDSと2-MEがごちゃ混ぜになってました。 通常、 Native-PAGEでは2-MEを加えず、 SDS-PAGEでは2-MEを加えていたので、 その感覚で書いてしまい、曖昧な回答になってしまいました。 すみませんでした。
- teru-arai
- ベストアンサー率74% (40/54)
メルカプトエタノールは還元剤として、分子間のジスルフィド結合(S-S結合)を解離させます。そこは#2氏が書いているとおりですが、#2の方、そこから下のコメント、何か勘違いをされているようです。SDSとメルカプトエタノールをまるでごっちゃにしているようなのでわたしのコメントです。 ただ、#2氏のコメント、“また、巨大なタンパク質・・・”以下メルカプトエタノールの作用について書かれている文章はオッケーです。 >メルカプトエタノールを入れないSDS-PAGEを俗にNative-PAGEと呼び、 SDSを入れずに行うものをNative-PAGEと呼びます。SDSを加えたらタンパク質は変性してしまいます。SDS-PAGEのNative-など有り得ません。Native-PAGEの場合メルカプトエタノールも普通は加えないと思いますが、メルカプトエタノールの有る無しで未変性、変性を分けるわけではありません。 >メルカプトエタノールを入れない場合は、イメージ的に丸い固まったタンパク質、入れた場合は、解けたタンパク質、 普通タンパク質は、SDSによって変性し、棒状になるとされてます。メルカプトエタノールは関係有りません。
- air_jp
- ベストアンサー率16% (1/6)
メルカプトエタノールは還元剤として、分子間のジスルフィド結合(S-S結合)を解離させます。 【結論】 メルカプトエタノールを入れないSDS-PAGEを俗にNative-PAGEと呼び、 分子全体の分子量を概算する場合に用いられます。 メルカプトエタノールを入れたSDS-PAGEでは、個々のサブユニットの分子量が見積もれます。 【解説】 メルカプトエタノールを 入れない場合は、イメージ的に丸い固まったタンパク質、 入れた場合は、解けたタンパク質、 を泳動することになります。 従って、ゲルの網目を通り抜ける時、丸と解けた状態なので、 網目の引っかかり方が異なり、結果泳動の位置が異なります。 また、巨大なタンパク質は一本のポリペプチドで構成のではなく、 何本かのポリペプチドがS-S結合を介して一つの分子を 構成している場合があります(サブユニット構造)。 従って、A鎖・B鎖からなるインスリンや、L鎖・H鎖からなる抗体の場合、 メルカプトエタノールを 入れない場合は、1分子として一つのバンドとして検出されますが、 入れた場合は、S-S結合が切れ、2つのバンドとして検出されます。
- MIYD
- ベストアンサー率44% (405/905)
ジスルフィド結合