メルカプトエタノールは還元剤として、分子間のジスルフィド結合(S-S結合)を解離させます。そこは#2氏が書いているとおりですが、#2の方、そこから下のコメント、何か勘違いをされているようです。SDSとメルカプトエタノールをまるでごっちゃにしているようなのでわたしのコメントです。
ただ、#2氏のコメント、“また、巨大なタンパク質・・・”以下メルカプトエタノールの作用について書かれている文章はオッケーです。
>メルカプトエタノールを入れないSDS-PAGEを俗にNative-PAGEと呼び、
SDSを入れずに行うものをNative-PAGEと呼びます。SDSを加えたらタンパク質は変性してしまいます。SDS-PAGEのNative-など有り得ません。Native-PAGEの場合メルカプトエタノールも普通は加えないと思いますが、メルカプトエタノールの有る無しで未変性、変性を分けるわけではありません。
>メルカプトエタノールを入れない場合は、イメージ的に丸い固まったタンパク質、入れた場合は、解けたタンパク質、
普通タンパク質は、SDSによって変性し、棒状になるとされてます。メルカプトエタノールは関係有りません。