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吸光度

吸光度は3.0でも測定可能であるが、なぜたいてい1.5で測定するのか? 理由は?

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  • nasobema
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回答No.2

光の物質による吸収を定式化した法則にランベルト・ベールの法則というのがあります. A = log(I0/I) = εcl ここで,吸光度A,I0とIは物質を通過する前と後の光の強度,εは物質固有の量(モル吸光係数 M^-1cm^-1), cは濃度(単位はM),lは光が物質を通過する距離(cm)です.(^-1はマイナス一乗) では吸光度3.0というのはどういう状況かといいますと,式からlog(I0/I)=3.0なので, 入れた光の強度I0と出た光の強度Iの比が1000. つまり,出てきた光は入れた光の0.1%まで減少しているのです. 吸光度1.0の場合10%の光が出てくることになります. 正確な測定では吸光度を1以下に調整するのが望ましいといわれています. 何故,吸光度が2や3ではいけないかと言いますと,迷光と呼ばれる分光器や光学系で起きる異常反射に よる影響が大きくなるため正確に透過光量を測定できなくなってしまうためです. 逆に小さすぎるとノイズに注意しなければいけなくなるのですが・・・ 分光器の原理:迷光除去率(Stray Light Rejection) http://www.jp.jobinyvon.horiba.com/product_j/monochro/principle/05.htm

  • elpkc
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回答No.1

通常定量に、1.5でも使いません。 定量性の高い吸光度は、0.3~0.7です。 3.0なんて、論外です。 吸光度3.0の液を正確に希釈しても、絶対1.0にはなりませんよ。 理論上はそうなのですが、機械では、測定値は出ますが、 定量性が極めて悪いです

nishitetsu
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 よくわかりました。また、自分でたくさん勉強します。

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