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娘35歳、薬学部入学について
娘35歳(独身)の今後の方針について皆様のご意見をお聞かせください。よろしくお願い致します。 米国の大学を卒業後、日本にて色々翻訳関係の仕事をしております。しかし、将来にたいする不安からか、急に、薬学部に行って「薬剤師免許」を取得し今後の人生を生きてゆきたいと言い出しました。学費(私大での)については、今までの貯金を取り崩していくとの事。 今は、薬学部は6年制ですし、卒業は順調に行って41歳になっております。親としては、とても不安でいっぱいですが、「資格」があれば、娘は一人でも生きていけるのではないかとも思います。 この娘の計画について、薬学関係の先生、あるいは現在学生の皆様の忌憚の無いご意見をお聞かせいただければ幸いです。 よろしくお願い致します。
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6monsenさん こんばんは 薬局を経営している薬剤師です。 現状の薬剤師の就職状況を考えると、大学を卒業して資格取得した段階での「女性41歳」と言う年齢がすごく重くのしかかって来ると思います。 私が大学を卒業した15年前では、薬剤師の資格を取得したら大儲けは出来なくても生活には困らないと言われていました。しかしそれが遠い昔になろうとしている時代が訪れようとしています。それはまず来年の4月から「登録販売者」と言う資格が施行されるからです。私が大学を卒業した頃は、「最悪でもドラックストアーには就職出来るよね」と言われていました。しかしどのドラックストアーでも有資格者である「薬剤師」を雇えば、最低でも「薬剤師手当」と言う高額の手当を出して雇っていました。そしてしている仕事と言えば、お客様の相談を受けるわけでなくてお客様が指定したお薬を売っているだけの仕事が主な仕事なんです。 ところで来年の四月から施行される「登録販売者」と言う資格は、たとえば太田胃散とかチョコラBB等の一般品と呼ばれる医薬品のほとんどを販売する事が可能な資格なんです。したがって「登録販売者」の資格が施行されれば、ドラックストアーでは当然のごとく「薬剤師」として高額な手当てを払わないで済む「登録販売者」を雇って、「薬剤師」の求人はなくなるだろうと言われています。 したがって卒業後の就職先として考えるのは、街場の薬局(調剤薬局)・病院・製薬企業と言う事になるかと思います。 多くの企業(病院を含む)は新卒者を雇った場合、有る程度の費用を払ってその会社で働いて儲けを出せる人材へと教育をする訳です。同じ新卒と言えどの薬剤師と言う資格を持って就職した場合も同様です。新卒薬剤師は、言ってしまえば「薬剤師」と言う資格を持っているだけのちょっとは薬の事を知っている一般人と何ら変わらないんです。それは実社会で薬剤師として色々な事を経験しているわけでないので当たり前です。また薬科大学では成分名(化学名)で色々な成分の事を学びますけど、実社会ではほとんどの場合が商品名で物事を進めていきます。これからも解る通り、新卒の薬剤師はそれ相応の勉強をしない限り社会で使える薬剤師になれないんです。 そこで問題になるのが「女性41歳」と言う年齢だと思います。娘さんがどんな将来設計を考えているか解りませんが、もし結婚・出産と言う女性としての幸せを考えているなら、特に出産を考えているならそろそろ限界が近づいている年齢だと思います。たとえばフリーアナウンサーの雪野さんみたいに44歳で結婚して45歳で出産と言う例もありますけど、それにしても結婚して即妊娠するとは限ってないです。 もし6monsenさんの娘さんが一切結婚しないと言うので有れば、たとえば60歳定年まで19年働けるわけです。ですから6monsenさんに費用をかけて社会で通用する薬剤師へと企業が育てたとしても、その費用は十分ペイ出来ます。しかし女性で有る以上いつ何時好きな彼が出来、そしてその彼のお子さんを持ちたいと考えるかも知れないわけです。そうしたら数年後に就職先を退職する場合だってあり得ます。高卒後浪人しないで大学に入学して24歳で新卒薬剤師として就職する場合だって、上記の様に後数年で寿退社する場合だってあり得ますけど、今は結婚適齢期が上がっていますから例えば10年は働く方だって多いわけです。24歳で就職して10年働いたって34歳。この年齢だとまだまだお子さんを産んだっておかしくない年齢でしょう。しかし41歳となると言い方が悪いですけど、お子さんを生むためのタイムリミットが近づいているんです。 企業が入社試験で新たな社員を選ぶ場合、以上の事まで含めて考えます。もちろん新卒じゃなくて薬剤師としての社会経験がある方を選ぶ場合は、企業側が教育をする必要がないので「女性41歳」と言う事を考えないで、単に何が出来る人かと言うファクターだけで新社員選びをするでしょう。 以上の事を総合して考えた時に、#2さんも言われている通り「資格さえあれば・・・」と言う考えは大甘ですし、薬剤師と言う資格については「登録販売者」と言う資格が出来たおかげで就職先が減って来ると言われています。 こんな事を言ったら失礼にあたるかも知れませんが、今行っている「翻訳業」で生活は成り立たないのでしょうか???もし生活が成り立たないから、資格でも取れば・・・と言う考えはどうなんでしょうか??? 私の友人で東京学芸大学経済学部を卒業してアメリカで地元の方向けの日本語学校の先生をしていた者がいます。彼女の場合は、向こうで彼氏を見つけ彼氏と一緒に帰国しました。帰国後大学時代にお世話になった教授の紹介で経済系の翻訳をお世話になった教授と一緒にしていました。そして40才過ぎた頃に再就職し、イギリス系の証券会社の日本支社長(イギリス人)の秘書として定年まで働いていました。現在は、また経済系の翻訳をしている様です。 彼女が1つの例ですけど、40歳位で再就職する場合は今までしていた仕事の延長線にある仕事を探すのが一般的です。彼女の場合は英語が経済の論文と言う専門的な物まで翻訳出来る位に堪能で経済にも詳しいと言う事で外人社長の秘書になれたわけですね。と言う様に今までしていた仕事の延長上にある仕事を探すのが、能力を生かしての40歳過ぎの職探しです。娘さんは薬科大学をどう考えているか解りませんけど、冒頭に記載した通り大学卒業後薬剤師国家試験に合格したとしても、企業側は「薬剤師として能力・知識がある人」と言う見方をしません。しかし一般人は、たとえ大学を卒業した直後の薬剤師で有っても「それなりの薬剤師として能力・知識がある人」と言う解釈をします。その差が大きいんです。その点を勘違いされているんだと思います。私が大学を卒業後初めて就職した会社では、「私は薬剤師なんだからある程度の仕事はこなせるわ」と考えて仕事をしようと考えていました。しかし実際は資格を持っていても、何も仕事が出来ない自分がいる事が解ったわけです。と言うのが事実です。 以上の事を参考にして、今後をどうしたいのかそして将来的に「薬剤師の資格取得」を目指すのかどうかを考えたら良いと思います。と娘さんに伝えたら良いですね。 以上取り留めのない内容を長々記載しましたかが、何かの参考になれば幸いです。
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- gwkaakun
- ベストアンサー率43% (1162/2649)
私も道は違いますが、30代で2つ目の大学に入り、卒業しました。薬学部なら、年齢制限とか関係無いので、絶対的な手に職をつければ、確かに鬼に金棒です。 が、女性ですよね。ってことは、『女の幸せを捨てる』覚悟が娘さんにはあるんだと思います。六年はあまりにも長いですから、そのぐらいの覚悟は出来てるはずです。 ただ、私も娘がいますが、親からすればそれは非常に悲しいくも寂しいことだと思います。 私なら、『せめて編入にして』ないし、『看護師やレントゲン技師とかでもいいんじゃない?』ぐらいは言うと思いますね。 友人で薬剤師の夫婦がいます。で、うちの嫁が看護師です。彼ら彼女らの給料を見ると、ぶっちゃけ看護師>>>薬剤師です。 そのくせコストパフォーマンス的には薬剤師>>>看護師です。看護師なら編入すれば二年、看護専門学校なら三年、四大の看護学部で四年ですし、かなり国公立の看護学校も四大もあるので、安上がりです。奨学金によっては病院側が学費を出してくれる(例:健康保険組合系病院など)かわりに、卒業後数年間その病院で働く『お礼奉公』と呼ばれる制度もあります。 多分、薬剤師でもそのような制度はあるのかも知れませんが、やはり六年は長すぎるので、何とか三年ぐらいで抑えられるようにした方が、結婚も視野に入れることが出来るし、費用負担的にもいいんじゃないでしょうか。 また、看護師の大学や短大、専門学校の方が社会人入試制度が広く導入されているので、勉強負担もかなり軽減出来るので、その方がいいように思います。 あくまで参考意見ですが、その旨を娘さんにご提案してみてください。
お礼
貴重なご意見有り難うございました。 皆様のご意見を元にして、娘ともう一度話し合いをしたいと思っております。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
1 日米の資格感の違い 日本は入社するのであって、職に就くのではない。と、言われています。これは会社に入ってからキャリアパスによって、職のノウハウをつけていくという考えです。それに対して、アメリカは職に就きます。同系統の職をジョブホッピングしていくわけです。 資格の視点で言えば、日本の資格は、社会人になるときの特徴付けみたいなものです。アメリカは資格をキャリアに ON していくとう考え。よりよいジョブに就くために資格をONする、そのために途中で大学に戻るということが行われます。このために、日本の就職に関わるような資格制度は、入社後定年になるまでに「もとがとれる」という前提で作られています。なので、35歳という一般が18歳で始めることをするのは、基本的に、不利になるようにできています。 アメリカの大学を出たと言うことは、この辺の日本の職業感が、リアルに感じられないのではないかと思います。
お礼
貴重なご意見有り難うございました。 皆様のご意見を元にして、娘ともう一度話し合いをしたいと思っております。
- petunia
- ベストアンサー率38% (455/1197)
お嬢さん、ガッツがありますね。 就職に関しては、6年制になってからの卒業生はまだ出ていません。 在学生ですら、将来どの方面の就職がどうなるのか 不安と期待でいっぱいのようですので、不確定要素もあると思います。 ただ、使命感を持って学んでいる学生さんも多く、 収入が多少悪くなっても、医療面で社会貢献したいという気持ちが強ければ、モティベーションは保てると思います。 企業への就職は厳しいかなというのは、35歳で薬学部に入学した人が おっしゃっていました。 ただ、この方も、まだ在学中で、結果は出ていません。 お金のことを言うのは何ですが、今までの貯えでというのは どのくらいの学費を想定されているのでしょうか? 授業料のほかの施設設備費、2年次以降に生じる実験費や 実習費なども、詳しく調べて、資金計画を立てられることをおすすめします。 パッと見、授業料が安めの大学が、施設設備費は高いということもあるので、必ずHPなどでご確認ください。 ざっと見ても、年間200万はかかりそうですので、卒業までに 1千200万ほど、学校に払うことになるのではと思います。 それ以外に教科書代も医療関係は高いことが多いです。 現在のお仕事の状況がわからないので、 転身がお嬢さんにとって、得策かどうかはわかりませんが、 年齢が上がれば、ますます転身は難しくなるので 悔いの無いように選択されることをお祈りしています。
お礼
貴重なご意見有り難うございました。 皆様のご意見を元にして、娘ともう一度話し合いをしたいと思っております。
6年後の心配よりも、先ずは受験して合格する事では・・ などと思ってしまいました。 全ては薬学部に合格してからの話し・・・ それまでは、娘さんの好きにさせるより仕方ないのでは? 受験もさせない・しないのでは将来まで後悔が残る事でしょう。 明日のことは誰にも分かりません・・先ずは合格を目指す所からでしょう。 その後のことはその時になってから、 合格してからでも、卒業までに6年も時間がありますよ・・ その間に業界のことを調べる時間も、研究する時間も十分あります。
お礼
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- qaz2005
- ベストアンサー率37% (231/614)
薬学の専門ではありませんが。 35歳のお嬢さんの将来を心配なさるお気持ちはよくわかるのですが、社会人としてすでに独立されているお嬢さんの人生です。 お嬢さんが納得されているのなら、もう親がいろいろと言う年齢ではないような気もします。 今から、大学に行くという決断ですから、就職面でも厳しいことぐらいはご本人もわかっておられるのではないでしょうか。 仮に親が反対すればお嬢さんの気持ちは変わりますか? きっとどんなことがあってもご自分の意思を貫かれるような気がします。 どのような選択をしたところで、6年後がどのようになっているかなど誰にもわからないこと。 こちらでの厳しい現状をお嬢さんに伝えて、その上でどうするのかもう一度お考えください。
お礼
貴重なご意見有り難うございました。 皆様のご意見を元にして、娘ともう一度話し合いをしたいと思っております。
こんにちは。 前出回答者サン方と同じような感想を持ちました。 娘さんがどうして、どういう仕事をめざして薬学部に入りたいのか・・ 製薬メーカー、研究室、はかなりきびしいです。MRもピンきりです。転勤も大手になれば全国男女平等にあります。 調剤薬局、院内薬剤師は地域にもよりますが飽和状態です。 フリーペーパー的な求人誌に多く募集がでていますが、スーパーの薬品扱い部門やドラックストアが主です。 洗剤や化粧品の品出し、レジまでやらないといけません。薬剤師でも。 こんな仕事をする為に薬学部でたのではない・・・と言っている方を知っています。 「資格」があれば確かに仕事はあります。『選ばなければ!』です。 娘さんがどういう将来像を描いているか・・・です。 薬学部をでて、得意な英語を活かせる仕事につけるのが最高ですね。 ご参考まで・・・。
お礼
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- seabus12
- ベストアンサー率25% (93/371)
米国の大学を卒業されたとのことですが,そもそも何を勉強しに留学されたのでしょうか? そこで勉強されたことが通常は将来を決めるのではありませんか? 単に英語の勉強をされたのでしょうか? 薬剤師ならば国家試験があります.本来はある専門知識を身に着けるのに適切な年令があります.記憶力,吸収力,や体力です.英語の勉強は文系ですが,薬学は理系です.覚悟があればやる気と根性でしょうかね.素直さ,社交性や明朗性などの性格が重要な要素になってきます. また,試験に合格しても企業などへの就職は困難です.企業社会には先輩後輩の関係もあり,上司から見て使いにくいと思われることもあります.年下に教わることが多いでしょう.したがって,人間関係も重要になります.勢い,自営になるかも知れません.すると,実務に必要な業務知識や経験が得られにくくなります. つまり,卒業や試験合格では出発点に過ぎないのです.資格さえあればという考え方は安易です.
お礼
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- takas223
- ベストアンサー率22% (299/1308)
希望の薬学出身ではないですが、41歳という年齢がちょっと気にかかりますね、、、 確かに薬剤師さんの需要はあると思います。 これからも、老年の方が増えて薬の需要がもっと出てきます。 後不安な部分といえばどんどん医療費の削減が言われてますので、薬剤師という仕事も、今までのお給料がもらえるかどうかという怖さはありますよね。 今は介護関係の費用がまったくおいつかなく結果としてケアのお仕事をしている方の給料にすべてしわ寄せがきてます。 将来のことを考えると、医療費もどんどん削減されていくので本当に薬剤師という仕事が安定するかどうかは分かりません。 あと、その年齢での希望があるかどうかですね。 いくらすごい資格があっても求人がなければ意味がありませんので、、、 なぜ薬学をと決められたのか、その点はお話になりました? 娘さんの強い思いがあるのならチャレンジしてみてもかまわないと思いますが、、、
お礼
貴重なご意見有り難うございました。 皆様のご意見を元にして、娘ともう一度話し合いをしたいと思っております。
お礼
貴重なご意見有り難うございました。 皆様のご意見を元にして、娘ともう一度話し合いをしたいと思っております。 実際に薬剤師としてご活躍されておられる方のご意見はとてもありがたく思いました。娘もじっくりと読まさせていただき何か考えるところが有る様子でした。 16歳の時から留学し、高校、大学と10年以上も米国におりましたので、日本の現状が良く解らない様子です。