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響くとは(和音とは)
QNo.4039065「和音とは」で和音とは3つ以上の 異なる音程からなる響き、という回答がなされていましたが、 この「和音での響き(響く)」とはどういう現象、あるいは状態なのでしょうか? 具体的な数値で表現できるような状態あるいは傾向のようなもの、あるいは感覚的なものの表現なのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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再び失礼します。気になったので。 和音の音の数についてですが、国語の辞書などでは2つ以上と書いてあったりするようです。ただし、音楽的に解釈する場合、和音は「コード」を和訳した言葉として扱われます。 コードについては、基本としては最低3つ以上の異なる音程によって構成されるものです。基本的に、コードを成立させるためには、基盤となるルート音、ルート音の響きを補強する完全5度、コードの長短を決める3度の音程の3つを含むことが必要になります。また、このときは特定の音程に対し、まったく同じ音程やオクターブ違いの音程は、それぞれを異なる音程としては扱わず、同じ音名を持つ音としてまとめて捉えます。大勢で同じ高さのドの音を同時に歌っても、出ている音程はドしかないので、これはCコードにはなりません。2人でオクターブ違いのドの音を歌っても、出ている音程はドしかなく、コードとしては成立しません。 また、二つの音程を重ねている場合などは、便宜的にコードに必要な音程の一部を省略しているものと捉えて解釈する場合もあります。二人で声を合わせて片方がラ、片方がドを歌った場合、ラをルートと捉えるならドは短3度になり、この場合は完全5度のミを省略したAmに相当するコードと解釈することも可能ではあります。ただし、コードの解釈は、どの音程を基準にとって考えるかで変わりますし、特に音程が2つの場合は手掛かりになる音程が少ないため、コードとして判断する上での条件が曖昧になるところもあります。 いずれにしても、コードをコードとして成立させるためには、最低3つの異なる音程を含むことが条件になります。そのため、和音=コードと捉えれば、和音を成立させるのに最低限必要な音程は3つといえます。 こちらは蛇足の余談ですが、ハーモニーという言葉については、音楽用語として日本語に訳すと「和声」という言葉が充てられます。これは、「和音(コード)の連結・つながり」のことを意味します。
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回答になっているか、自信がないのですが…。 和音の響き、ですか。えっと、音は空気を伝わって、空気が震えて、耳や体に伝わって、そして「心」に響きます。 和音は、3つ以上なんですか? 僕の記憶違いでしょうか。「2つ以上」だったと思うのですが…。 たとえば、大きな橋の下などで、上や壁に向かって、「あーっ!」と叫ぶと、エコーのような響きがあります。二人で同じ音程の声を出しても、強く響きます。また、歌手の人がまったく同じメロディーを歌っても、一人の時とは違った響きがあります。ただ、この場合でも、「同じ音程の和音」と捉えると思ったのですが。自分は専門的な勉強は、あまりしていないのですが、多少の知識と経験はあります。 一人の人が、「ド」を長く発声する。もう一人の人が、同時に「ミ」を長く発声する。そうすると、「ハモッてる!」、つまり、ハーモニー(和音)が生まれることになります。「和」は和む、また、調和の和です。「仲間との和」など。要するに、スポーツでも「チーム一丸となって」「仲間との和が…」と表現されるように、一つの音だと、どこかさびしいし、物足りない。二つ以上だと補い合える、協力し合える、といった感じでしょうか。 街中でも、耳を澄ますと、生活音から、車の音、靴音など、さまざまな音が鳴っているのがわかります。全体で、「生活音」「昼間の音」です。 すみません、回答になっていないかも。
和音での響き、という表現を使った張本人です。 その問答での該当の表現に関しては、「複数の異なる音程が重なり合って鳴っている状態」を意図したものです。複数の音程が同時に鳴り、それが和音の成立条件を満たしている音程構成であれば、それが和音になります(なお、アルペジオ、ブロークンコードでは構成音が必ずしも同時に発音していないこともありますが、この場合でも音の残像効果などを考慮して和音としての成立要件を満たすと判断します)。その和音の状態に関して、単一の音が鳴っていることと区別する意味を含めて、"響き"という言葉で表現したつもりです。こうした表現については、特に珍しい表し方ではないと思います。 和音が鳴っている状態に関してですが、一つの音が単に鳴っている状態とは違った条件が加わってきます。これについては、音の周波数分布などを計測すれば具体的な数値データとして現れてくると思います。 ある特定の音に関して、その音程を決める基本となる周波数(周波数分布の中で最も低い周波数)やその音を基音といいます。また、音叉などで得られる純音でない限りは、音には基音の他に基音が持つ周波数の整数倍の周波数を持つ倍音が含まれることになります。この倍音はその音の音色を決めるのに大きな影響を持ち、倍音の構成の違いによって音色も変わってきます。またこのとき、特に特定の音程として聞こえる音は、基音やその倍音に含まれない周波数はあまり含まれません。 一つの音を鳴らした場合、基音と倍音が鳴っていることになります。それに対し、複数の音を鳴らすと、それぞれの音が影響を与え合うことになり、周波数の分布なども変化するのが自然です。同時に鳴っている複数の音の基音や倍音の成分の中で、共通する周波数は強めあう傾向が出ることになるでしょうし、それによって単一の音を鳴らした時とは印象が変わることになるでしょう。例えば、ルート音と完全5度の音程の間には、ルート音の3倍音の周波数が、ルート音に対して完全5度となる音程の基音の周波数かそのオクターブ差の周波数(基音の周波数×2のn乗)と一致するという関係があり、完全5度の音程はルート音の響きを補強するような働きをします。ちなみに、3倍音の音程については倍音成分の中では比較的聞き取りやすい周波数になります。 複数の音を同時に鳴らすとそれぞれの音が互いに干渉して響きの印象が変化する可能性があります。単体で音を鳴らしたときには目立たなかった倍音成分が、複数の音が絡むことで強調されて目立つようになり、本来鳴らしていないはずの音程が潜在的に聞こえてくるということもあり得るでしょう。和音の響きは、こうした現象の影響を受けるものといえると思います。 ただ、その和音の響きから受ける印象に関しては、感覚的・感傷的・情緒的な判断によるものになります。この和音だから必ずこういった印象になるというような、デジタルに割り切った判断は難しいところがあります。同じ和音でも、コード進行の中での位置付けによって印象が大きく異なるということもよくあることです。 質問の意図していることに対応できているか少々不安ですし、だいぶ取り留めのない内容になりましたが、参考になれば。
私も音楽(鑑賞も演奏も)が大好きです いろんなことに興味を持つのですが、ご質問は深く考えてなかったです 美しく響かせるテクニックを集大成したものは「和声楽」でしょう 音楽の重要な要素で理論ですが、なぜ美しいかは書いてないと思います 楽典、和声楽、音楽史など音楽で学ぶことは多いですが、なぜ美しいか には触れてなくて、美しいことを前提にしているように思います 私なりの回答ですが 近代音楽の父と言われる「J.S.BACH」の「平均律クラヴィーア曲集」の 影響が大きいと思います ド(261.63Hz)と、オクターブ上のド(523.26Hz)は周波数が2倍です 平均率とは1オクターブを周波数で12等分したものです ピアノの黒鍵も含めたもの、と言えます 整数比の音波が重なるとき美しく感じますが、そうでないと非和声音に なり美しく感じません(ややこしいですが、不協和音ではありません) 前野昌弘さんという物理学者さんのホームページに、解りやすく纏めて ありました「リンクはご自由に」とありましたので下記します バイオリンはニ長調が一番響くようで、楽器によっても様々なようです 平均率も追及すると、曖昧なところも依然あって、なんとも音楽の 奥床しさをますます感じます でも理由はよく解りませんが、貴方が感動する音楽は私も多くの方々も 感動する、ということに、感動しますね 感動する、ご質問、ありがとうございました