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共産化に脅威を感じる理由
共産主義がどういったものなのかについては、同様の質問がいくつもあるため、だいぶわかったのですが、書物でよく目にする「アメリカが●●の共産化に脅威を感じ…」というような記述に関しては、なぜアメリカが他国の共産化に脅威を感じるのか、その理由がわかりません(共産化した国はソ連寄りになってしまうということ?)。 それが原因となって戦争にまで至っているようですが…。 また、共産化というものは、基本的にはその国のトップが私腹を肥すために推し進めるものであると考えて良いのでしょうか? なぜ共産主義というものが生まれたのか等を含めてご教授いただけるとありがたいのですが…。 よろしくお願いします^^
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>なぜアメリカが他国の共産化に脅威を感じるのか、その理由がわかりません 簡単に言えば全てはアメリカの国益の邪魔になるからです。 共産主義国家になれば、アメリカの言う事を聞かなくなります。 それでは経済面で、軍事面でもアメリカの品物を買わなくなり、 うまみがなくなります。 逆に軍事的な優位を保つため、最新兵器の配備をしなければなりません。 そうした国が中米に次々誕生した場合は相当脅威になるので、アメリカは軍事介入する可能性があります。 >共産化というものは、基本的にはその国のトップが私腹を肥すために推し進めるものであると考えて良いのでしょうか? それを目指したのではなく、政権中枢に腐敗があったためです。 なお、なぜ共産主義というものが生まれたのかは下記サイトをお読み下さい。 http://redmole.m78.com/news/new00101.html
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- netcatme
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そりゃま、ソ連崩壊まで米国の自由民主主義の仮想敵国だったのが共産主義国家群ですからね。共産主義は民主主義の敵、民主主義を守るためならいかなる手段でも許されると考えるのがアメリカ人ですよ。 当時は自由主義国家群(NATOなどのアメリカを中心としたグループ)とソ連を中心とした共産主義国家群の冷たい戦争のまっさかり。しかもアメリカはパールハーバー以来の戦争屋の戦争恐怖症、世界のいずれの国の争いでもいつアメリカが巻き込まれるか分からない、全ての敵は脅威であるとう強迫観念に巻き込まれていたのです(それは正しい気もしますが)。 共産主義が誕生したのは貧しさから。金持ちがいなくなれば豊かになれるという幻想に国民が傾倒したから。サルトルとか共産主義者で有名だったみたいですし。しかし、戦後に共産主義に脅威を抱いた資本主義国家群は修正資本主義と福祉国家の思想を導入し、貧困から脱却します。
お礼
みなさんのお話を聞いていると、「アメリカって随分自分勝手な国なんだな」というような印象を受けます。 200文字程度の文章で語り切れる程単純なことではないのだとは思いますが、ベトナム戦争を初めとした争いがそれらに起因しているとすれば、アメリカが嫌われる理由もわかるような気がします。 丁寧にお答えいただきましてありがとうございました^^
世間一般に、昔あったことの真相なんて、当事者以外にはわからないのが原則で、100年も前のロシア革命の真相も、誰かが書いた文を読んで考えるほかないのですが ロシア革命は、2月革命 と10月革命 は別物です。10月革命は、どさくさにまぎれて、レーニンらのボルシェヴィキ派が暴力的独裁権力を獲得したということで、ソ連の実態は、ボルシェヴィキ独裁政権ということです。共産主義という看板をかけていたにすぎません。 ところで、このボルシェヴィキ関係者を探ると、ユダヤ・ロスチャイルドが背後にいることがわかります。レーニンは母がユダヤ系、スターリンなんて本名ジュガシヴィリはもろに「ユダヤ人の息子」、そもそもマルクスもユダヤ系です。ソ連政府の中枢はユダヤ人だったといわれます。 そしてよくある話が、ロスチャイルドがボルシェヴィキを支援していたという話。そして、そもそもロスチャイルドのアメリカでの使用人であるロックフェラーもボルシャヴィキを支援していたという話です。 アメリカとはロックフェラーの領地のことをいいます。 つまり、ロスチャイルドとその子分ロックフェラーが、暴力的政権を作ったのがソ連共産党といえます。 大衆はこうしたことはわかりませんから、こうやって、仮想の敵をつくることで、世論の支配が容易になります。 こうした世論操作があれば、 ロックフェラーが子分である児玉誉士夫に命じて、外国人を右翼組織に入れさせて軍服を着させて街宣車に乗せて 北方領土返還・米軍駐留が必要だ と叫ばせても、大衆は、敵と戦うありがたい人だ と、何も気づかないということです。
お礼
人間の能力は、昔も今も目の前で起きたことしかわからない程度なのだから、しっかり記録されている現代ならまだしも、何十年単位の昔の出来事の真偽など怪しいものですよね。 マスコミが流す情報を初めとした不確かなものを、何のためらいもなく鵜呑みにする人間が多過ぎる世の中にはうんざりしてます。 丁寧にお答えいただきましてありがとうございました^^
- tanuki4u
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共産化=ソ連の衛星国化とアメリカは認識していた。 キューバが共産化して、キューバにソ連の核ミサイルが来そうになった。来るとアメリカ本土が直接核ミサイルの脅威にさらされる。これはアメリカ人として耐えられないことです。2001年の911が1962年に40年前倒しで起こりそうになったと感じたと考えれば、当時のアメリカの感覚が分かります。 私腹を肥やすためしたというのは、結果論です。 構造として、共産党は間違えない、共産党のトップは無論間違えることがないとなっておりますので、腐敗します。 アメリカという国は、1776年に独立してから中央集権と地方分権とのせめぎ合いで、世界的なレベルでいえば、めちゃくちゃ地方分権です。生理的に中央集権は悪いことだと思っています。大統領選挙で「あの候補はワシントン歴が長い」というのは、中央政権の経験が長い=中央集権主義者だということで、基本的に 悪口になります。なので、アメリカでは州知事の経験者が大統領選挙では強くなります。 この感覚があるので、共産主義=中央集権を蛇蝎のように嫌います。 もう一つには、素朴な自助努力、自分の財産は自分が作り上げた大事な資産という感覚があります。なので、共産主義、計画経済によって、自分で作ったものが国家に取り上げられるということは、何にも増して悪政と見えます。
お礼
キューバ危機くらいあからさまなものであれば知っていたんですが、やっぱり冷戦絡みの理由だったんですね。 遠い国の共産化にアメリカが脅威を感じる理由はわかりませんでした。 自分の資産が国の物になってしまうのは抵抗ありますよね。 国債が半端ではないという日本がそうならないと良いのですが…。 中央集権が共産主義につながるというのも初耳です。勉強になります。 丁寧にお答えいただきましてありがとうございました^^
お礼
上記の理由で「国益を妨げる」「敵が増えたら軍備を増強しなくてはならない」というのは、理屈ではわかるのですが、それだけで国家間の仲が悪くなってしまったり、戦争に至ってしまったりするのは信じがたいことですね。 もちろんそんな単純な話ではないのだとは思いますけど…。 私服を肥すために共産主義を推し進めるのではなく、その過程でうまみを吸って腐敗してしまうんですね。 回答だけでなく、丁寧にリンクまで貼っていただきましてありがとうございました^^