>心理学の大学講師になるにはどうすればいいでしょうか?
まず4年間大学に行き、卒業する。
その後で大学院に進学し修士課程を修了する。
ここまでは、おそらくどこで教えるにしろ必須です。
修士号を取った後、さらに博士課程に進学していれば、大学によっては非常勤講師ぐらいはやらせてくれるでしょう。
ただ非常勤講師の給料だけで生活していくのはまず無理です。
かけもちできれば当座は何とかなるでしょうが、それもやがて有望な若手に取られます。
そうなる前に常勤のポストに就かなくてはなりませんが(要はバイトから正社員になるということです)、そのためには今度は博士号が必要になってくるでしょう。
つまり講師になるだけなら学士+修士でも済みますが、ちゃんとその道で生計を立てていくつもりなら、さらに博士が必要ということです。
>あと講師になればその学問を研究したりできるんでしょうか?
ちょっとニュアンスが違います。
みんな研究がしたいから、そのための生活費を稼ごうとして講師とか教授になるのです。
研究者はみな自分の分野を持っており、その研究は講師どころか、場合によっては定年後も一生続いていくものです。
さらに言うと、その分野は大体が非常に限定的なものなので、講師をやることと研究することの間には大きな差があります。
高校生ということで例もそれらしくしますが、日本史の先生が趣味で「戦国時代」の「大名」である「徳川家康」の「幼少期(竹千代)」について研究しているようなものです。
別にそれはそれでいいんですが、そのノリで一年間「日本史」を講義するわけにはいきません。
教わる方としては、やはり縄文時代あたりから近現代までバランスよくやってくれなきゃ困るわけです。
ですから講師として教えることと、自分の研究をすることは全く別のことだと考えてください。
ほとんどの人は講師になる前から研究してますし、講師になれなくて苦労している人もたくさんいるのです。
お礼
ありがとうございました。 とても助かりました。