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三島由紀夫作品を深く理解するための解説書は・・・
三島の『金閣寺』『潮騒』などを読み、特にその文体に深く感動しました。 ですが作品に固有のテーマについては表面的な理解にとどまっています。 そこで、三島の様々な作品をさらに深く楽しめるようになるための解説書やホームページを紹介してもらえないでしょうか。 基本的には個々の作品についての解説書の紹介を希望します。 (作者本人や全体的思想に関する好著の紹介もありがたいです。) よろしくお願いします。
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個々の作品解説は文庫の解説読むのが一番手っ取り早いと思いますが。 それ以上を知りたいなら http://base1.nijl.ac.jp/~ronbun/ にアクセスして検索画面をクリック→キーワードに作品名を入れると国文学系の論文がヒットします。 基本的なところで「三島由紀夫事典」が勉誠出版から出ているので参考になるでしょう。 また講談社から「三島由紀夫文学論集」が出版されています。 三島由紀夫を「深く」「楽しむ」のは無謀ではないかと思うのですが…。 個人的にはひじょうに表面的な作業しかできない作家だと思っています。たしかに文体(だけ)はうつくしいので、個人的なおすすめは「十代書簡集」なのですが。(これを読むと「十代でこの文章…」とちょっと凹みます)
お礼
大変参考になりました。 事典があったんですね。全然想像してませんでした。 >ひじょうに表面的な作業しかできない作家 手厳しいなあ(笑)。 とりあえず、事典と十代書簡集を図書館で読んでみようと思います (後者はいま在庫切れみたいなので)。 国文学論文目録データベースもおもしろそうなので楽しみです。 どうもありがとうございました。