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和歌にでてきたんですけど「しひか」って何ですか?
「日に添えて仏の道をたずねつつくれゆくをこそしひかにはすれ」 訳は「一日一日と仏の道に入っていきながら、日の暮れていくのをみては、自分の道しるべとしている」です。 「しひか」=道しるべなんですか?辞書にのってませんでしたけど・・・。
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この歌は「成尋阿闍梨母集」(じょうじんあじゃりのははしゅう)66番目の歌で、 日にそへてほとけのみちをたづねつつくれゆくをこそしるかにはすれ という歌です。 「しひかに」ではありません。「しるかに」(形容動詞「しるかなり」の連用形)です。 日本国語大辞典によりますと、形容動詞「しるかなり」は、「はっきりしているさま」「きわだっているさま」と説明してありますが、直訳では意味が通りません。 この歌集は、老齢の作者が、息子と離別した(息子の成尋は中国<当時の宋>に渡った)悲哀がつづられたものですから、それをふまえて歌を解釈すればよいのでしょうが、いささか面倒なのでやめます。どこか大きな図書館でこの歌集の注釈書など参照なさってください。
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- kimosabe
- ベストアンサー率59% (137/230)
kimosabeです。 「国歌大観」と「成尋阿闍梨母集全注釈」で確認しましたから「しるかに」で間違いありません。問題集のミスでしょう。 「玉勝間」についても回答しておりますので、ごらんください。
お礼
どうもありがとうございます!! わざわざ調べていただいて恐縮です!! それにしても誤植って困りますね。古典だと現代語と違って本当にそういう言葉があるんだと勝手に思っちゃう場合もあるし・・・。ともあれ間違いを訂正できて良かったです。ありがとうございました! >「玉勝間」についても回答しておりますので、ごらんください。 どうもです!!早速見てきます!
- fushigichan
- ベストアンサー率40% (4040/9937)
super_marioさん、こんにちは。 「しひか」=「詩歌」のことだと思います。 昔の人は、なにか感じる事があったら、詞やうた、和歌などにしていましたよね。 この作者も、日に添えて(毎日毎日)仏の道をたずねつつ(仏教の教えをまなびつつ) くれゆくこそを(暮れていく日を見て)しひかにはすれ(色々感じたことを歌にはしてみるのだけど) みたいな意味じゃないでしょうか。 仏門に入って、修行しながら読んだ歌だと思います。 ご参考になれば幸いです。
お礼
お返事ありがとうございました!参考になりました。
- buffaloes
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普通に考えれば、 "詩歌" なんですがねぇ...
お礼
そ、そうですね。「しひか」=「詩歌」は出てきませんでした。 参考になります。ありがとうございます。
- uratan
- ベストアンサー率30% (38/124)
その和歌の名前教えてもらえませんか?
お礼
こんにちは。すみません、「成尋阿闍梨母集」に出てきた歌です。 息子の成尋阿闍梨が仏教を習いに留学するのを嘆くところで詠まれてました。
お礼
お返事ありがとうございました! >この歌は「成尋阿闍梨母集」(じょうじんあじゃりのははしゅう)66番目の歌で、 日にそへてほとけのみちをたづねつつくれゆくをこそしるかにはすれ という歌です。 えぇそうです。こちらも質問するときに書くべきだったと思いますが、変換ができない字があったのでやめておきました(笑)。すみません。 >「しひかに」ではありません。「しるかに」(形容動詞「しるかなり」の連用形)です。 古文の問題集には「しひかに」とのっていましたが、そうすると誤植ということですか?「ひ」が「る」に変わっていったとかいうことでもないんですか?