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人間の心理的行動について
心理学に関して、全く無知識な者です。 今、心理学に興味を持っていて、色々な事を調べています。 そこで教えて欲しい事が、人間が無意識下に起こす行動についてです。 例を申し上げますと、 人は嘘を吐いている時と考え事をしている時の目の向きが違う。とか (これは言われて、私もはっと気付きました) 科学的に証明されているものから、俗的なものまで色々 知りたいと思ってます。 特に知りたいのは、、、 ・何かから逃げたいと思う時 ・意中の人を前にした時 ・嘘を吐く時(上記の例とは別に) ・恐怖時 ・言葉には出せないけど、何かを伝えたい時。 などです。 他にも何かあれば教えていただきたいです。 どうかよろしくお願いいたします。
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ヒトの感情に誘発された"行動"や"反応"について知りたいことは、社会心理学のうち、行動主義という心理学の立場を調べてみると、役に立つ実験やその結果、考察がいたるところに存在するので、是非調べてみてくださいね^^ 行動主義は、生物(主にハトやネズミなどで実験をしてその結果をヒトに合わせて類推する)実験を多く行います。場合によってはヒトも実験の対象にしたりすることがあります。 自分は認知心理学で別の分野のため、あまりこれらの質問には詳しくないのですが、認知心理学で対極を成すかのような社会心理学の中の、行動心理学について以前触れたことがあったので、生物学的な知見も交えながら、知っていた以下の設問にのみ解答することができました。 >>何かから逃げたいと思う時 >>恐怖時 (恐怖を感じたときは生物学的にも多くの生物は逃げようとします) 逃げたいと思う状況ではヒトは「不快」さあるいは「恐怖」を感じています。不快さを感じる状況では逃げる経路を探す意味で、その「不快」な対象を見続けることはできません。 そのため、視線を合わせない(ネコをだっこして見詰め合うとよくわかると思います)、どうしても合わせないといけない状況では(上司からしかられるときetc...)は、意識しても目をあけつづけることが億劫でつい瞬きが多くなります。 逃げたくなるくらいの恐怖を感じるときは、体が硬直して逆に逃げられなくなります。この状態は極度の緊張のため、その緊張が筋肉にまで及び、筋肉が縮んで動こうにも動けないという状態ですね。(脱糞なんかもします) >>嘘を吐くとき 嘘を吐くときは、その嘘がばれないかどうか不安な心情になります。 「ばれないくらい、精巧な嘘はつけているだろうか、或いは、そのうそはばれたらどうしようか。」 そんな不安は、緊張を伴うので、一種の精神不安定になり、それに連動して生理的機能が乱れます。たとえば緊張して心臓の鼓動が強く、速くなったり、生理電位が乱れたりします。簡易的なものではウソ発見器のようなもの。脳波を測定する高度なものから、体に分泌される発汗や嘘をついたときに「ピクッ」と動くものを感知するものまであります。 あくまで、参考までに。
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- hatenasate
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とりあえず図書館で借りるか、古本屋で買うかして、感情や心理について記載してある本を読んではどうでしょうか。 時間が許すなら、放送大学ラジオ放送FM月曜19:00~19:45感情の心理学もあります。放送大学テレビ放送木曜6:00~6:45計量心理学の放送もあります。 http://www.u-air.ac.jp/cgi-bin/bangumi/viewProgram.cgi 放送大学は、テレビやラジオだけなら無料ですから、良いと思います。 本当に充実した科目も多いです。 http://www.u-air.ac.jp/hp/kamoku/H20/kyouyou/hattatu/index.html 通俗読み物のふうに読めるものも多数あると思います。 http://www.amazon.co.jp/%E5%98%98%E3%81%A8%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%AE%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E2%80%95%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%9A%84%E3%81%AA%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%84%E5%98%98%E3%81%BE%E3%81%A7-%E7%AE%B1%E7%94%B0-%E8%A3%95%E5%8F%B8/dp/4641173206 この本は、[「嘘とだまし」についての学術的な研究成果を踏まえた、至って正攻法な本]と言っている人もいます。 なお、犯罪の裁判で生理反応の状況をウソをついているか否かの判定にそのまま使用して証拠としないのは、同じような状況下にあっても人の反応は一意には決まらないためだと思います。 http://www.res.kutc.kansai-u.ac.jp/~mkato/pdf/fa30262.pdf http://www.taga-shuppan.co.jp/books/books.php?id=443 ウソに絡む簡単な説明が記載されているサイトを参考URLに記載します。 ウソをついているときは緊張が高まりそれが各種の生理反応を引き起こすとか、嘘をついていると情緒不安になるとか言われますが、そうしたことが起きるのはそれほど多くはないとおもっています。ウソをつくとは何かという定義にも係わってしまうかも知れませんが、見栄を張るとか、格好をつけるとか、重要なことを告げない(報告しない)というのも、ウソと言えるでしょう。 見栄を張らずありのままをさらけ出す方がもっと緊張が高まるし、発汗、心拍数の上昇を招く場合が多いと思います。 企業などの中では、失敗の原因として重要な事項を報告しないためということが多く挙げられますが、重要なことをあえて報告しないことで心の平安をキープしようという心理が働くことがその大本にあると思います。 自分が不味かったことや、失敗、不手際を隠し、表に出さないということの方が、ありのままに自分の悪さなどを表に出すことよりも、心理的に緊張をもたらさないこと、平安で安定した精神状態でいられることを、多くの人が自分のこととしてよく知っているのではないかと思います。 従って、いつものウソ、いつものスタイルが実際から見れば、ウソの上塗りであっても、そちらの方が平然としていられることは多いと思います。
お礼
si_x_inf様 物凄く詳しい解説をありがとうございます!! 行動心理学、ですか! 私は心理学に関して素人なので、心理学にも色々ある事を 初めて知りました。 私も勉強してみます。 恐怖の時の瞬きなど、考えてみればそうですね。 猫の例も分かり易くて素人には嬉しいです。 とても為になるご教授、ありがとうございました!