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伝染病に感染しても治る人は
マールブルグ病・ラッサ熱・エボラ出血熱やエイズなど死亡率の高い伝染病がいろいろありますが、それらに感染してもケロッと治癒してしまう人もいますよね。 感染して死んでしまう人と治癒してしまう人は、体の何が違うのでしょうか?
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- kiyocchi50
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感染症は、まず、病原微生物(細菌やウイルス)が体内にはいることで始まります。 ただし、この段階ではまだ「感染」はしていません。 感染する相手は、たとえばHIVならヘルパーT細胞という「免疫の司令官」であったり、インフルエンザウイルスなら喉にある細胞など、彼らが好きな細胞に感染、つまり細胞内に侵入します。 ここで彼らは細胞の働きを邪魔します。 あまりに邪魔されすぎると、人は死んでしまいます。 感染される側も黙ってはいません。 「免疫」という身を守るために様々な機能があります。 細菌などを食べて消化してしまう細胞があったり、抗体というミサイルで攻撃する細胞があったり・・・。 いわゆる、恐ろしい感染症においても勿論この免疫システムは機能しますが、なにせ相手はなかなか手強い!! すぐに全身に行ってしまったり、上手に潜伏してしまったり。 負けてしまって死んでしまう人も多いのです。 ですが、中には運良く免疫が勝つ事もあり、その場合は、時に後遺症は残りますが、治癒します。 また、本人の免疫だけではなく、医療設備のしっかりしているところでは適切に輸液したり、なんとか生命維持を行うことで免疫が勝つのを待つこともできます。(これも運ですが) いまだ研究段階ですが、HIVに感染しない人もいるようです。 下の方の仰っているように、ヘルパーT細胞の表面蛋白に何らかの変異があると見られています。
- chie65536
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「何かが違う」としか言えません。 例えば、HIVウィルスは、体細胞の特定の受容体に取り付き、免疫機能を無効化します。 しかし、突然変異により、体細胞の特定の受容体が変容している人は、HIVウィルスに感染しても、ウィルスが体細胞にとり憑く事が出来ない為、発病しません。 このような「遺伝子レベルでの違い」が「種の多様性」を保ち「種を全滅から守っている」のです。
お礼
そうだったんですか!! 前からずっと疑問に思っていたので、すっきりしました。ありがとうございました。 人間の体って不思議ですね。