- 締切済み
社会福祉の問題について
現在の日本(日本でなくてもいいのですが…)での社会福祉の問題はどんなものがありますか? 特に介護の面で聞きたいです。 私は以前介護する人が足りなく困っている、と聞いたことがあります。 他にはどのような問題があるのでしょうか…?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- yatsu0812
- ベストアンサー率51% (74/145)
介護の面だけでなく、日本の福祉現場全てに対して言えるのですが、人材不足が大きな問題です。 ですが、成り手がいないわけでもないのです。実際に介護士の有資格者は年々増えていますし、受験者数も0人ではありません。受験者数が前年比でマイナスということはあっても、0人ではないですから、結局のところ絶対的な人数は増えています。 ですが、資格を取得しても、その資格を活かす職に就かない人が圧倒的に増えています。その大きな理由が他の回答者の方々言うように、労働条件の劣悪さです。この根本的な原因が介護保険制度の破綻です。 ※と言っても、まだ破綻はしていません。そうなるであろうという見込みです。 介護保険制度では40歳以上の社会保険加入者(2号被保険者)、及び65歳以上の高齢者を1号保険者として介護保険料を徴収していますが、この徴収額と国庫負担のバランスが問題です。介護保険制度を制定したのは2000年4月ですが、その時期の人口に占める高齢者と労働者のバランスが当初の目論見から既にずれています。要するに介護保険2号被保険者から徴収する額の減少や、予想外の少子高齢化の進行で各施設へ支給される補助金の額が抑えられてしまう結果を導くことになっています。福祉施設の殆どは国や自治体の補助金収入がメインですから、その額が少なくなれば自ずと働いている職員や利用者に皺寄せがやってきます。 どうでしょう?質問者さんが福祉施設ではないにしろ、昨年よりも年収が減ったにもかかわらず、仕事量が増えている。そんな状況でしたら、モチベーションは下がる一方ですよね。また、利用者に対しては設備などの管理がおそらく収入減ということで“おろそか”になっていくと思います。 その他、最初から規制を緩和しすぎて、民間企業の参入を簡単にしすぎたのも原因です。要するに利益追従型の民間企業が続々と参入することによって、政府は良い方向に進むと目論んでいたと思いますが、結局、入ってくるお金が少ないため、不正請求や二重雇用などを犯し、目先の利益だけを追従し、施設の職員や利用者のことなど何も考えない施設が殆どとなってしまっています。 ※無論、全部が全部そうではありません。健全経営の施設もあります。 とすると、仕事はきつい、きたない、やすい・・・。という仕事との触れ込みであれば、資格を持っていても働きたくない。と考えるのは普通ですよね。ですが、高齢者はどんどん増えていく。だが、収入は減る一方。施設は閉鎖。といった負の循環がこれから福祉の世界では起こるでしょう。 では、日本だけなのか?という点に対しては、おそらく社会保険制度がここまで完備されている国で言えば、この破綻具合は日本独自ではないでしょうか? 良い例で言えば、スウェーデンなどの北欧では日本以上に福祉制度が手厚いです。年金の額も日本より多いですし、介護や育児支援という意味でも手厚い福祉を得ることができます。ですが、対GDPに占める社会保障費の比率が高く、それは日本よりも給料などから差し引かれる社会保険料などが高いことを意味します。ですが、国民は納得しているのです。なぜならば、その差し引かれている金額に見合ったサービスを受けられているという実感があるからです。 逆にアメリカなどは日本のような保険制度がありません。昔、マイケルムーア監督のシッコというドキュメンタリー映画がアメリカの医療制度を題材にしましたが、国の医療保険や民間の医療保険が入り混じっていることから、加入していない人が多く、満足に医療を受けられない。ということもあります。ですので、自ずとGDPに占める社会保障費の比率は低くなります。 かなり、脇道に逸れましたが、結論としては国庫の財源不足が根本的な原因で、それが引き金となり様々な問題が起こっている。と言っても過言ではありません。この問題の解決策は「抜本的に解決しなくては!」と言っても、手遅れに近い状況まで来ています。頭の悪い政治家が自分の私利私欲のために国民の税金をいつまでも使っている状況ではなおりません。ちなみに政権交代しても何の変わりも無いと思いますよ。いっそのこと、政治家の給料を10分の1ぐらいにカットしても政治家を遣りたい。という人だけにすれば、おそらく劇的に日本の政治は良い方向に進むと思いますが・・・。 いかがでしょうか?少々関係ないことを書いてしまいましたが・・・。
とにかく人材不足です。 これは待遇面の悪さから、介護士やヘルパーのなり手がいません。 ・重労働・重圧(ほんとうに人の命に関わる仕事というのは、精神面にきます。) ・薄給 ・人手不足の負担は従事者に ・高齢化社会が進み将来が見いだせない これはとにかく 薄給の上に高齢者がふえてくるのですから とうぜん負担は増えていきます。 これで、将来に光があれば頑張れますが、とても光を見いだせないのです。 やりがいのある仕事ではあると思います。 やりがいがあるから、これで頑張りたい!といいたいところですが そうは現実はいきません。。 経済的にカツカツ。生活ができない。気が休まらない。 これでは、自分の生活すら危ういんです。 とここまでが、介護従事者の思うところ(もちろん全員ではないとおもいますが) ・現在高齢化社会といわれ、今後はさらに超高齢化社会が間違いなく訪れます。 介護のプロと高齢者の比率が合わないのです。 ここに歪みができます「高齢者>>>>>>>>>>>介護従事者」 これは将来 介護を受けるべき人が介護を受けられない介護難民が なにかしらの対策をとらないと爆発的に増えます。 現在でも高齢者の医療・孤独死などニュースで報道されますが、 もっとヒドイ状態になる可能性があります。 少子高齢化という現在の問題が数十年後に表立って現れるのです。 これが社会的問題(個人的にこれは最も深刻な問題だとおもっています) これらをクリアするために経済協定によりインドネシアから看護、介護の人材受け入れを始めましたが、まだ問題はあり(言語が一番でしょうが 利用者・従事者お互いのメンタル面のケアなど) スムーズにというわけにはいかないでしょう。 あとは利用者や利用者家族の意識という問題というのも 人材不足の一因ではあると思います。
- t7148
- ベストアンサー率18% (138/751)
待遇の悪さだけは有りませんね。 介護事業最大手だったOムスンによる水増し請求や架空社員の問題が表面化して東京都が事業停止命令を発動しその後全国規模に飛び火して、 全事業所の事業譲渡となり同業他社を巻き込んでの大混乱を生じたことと、その再発防止に介護認定基準を引き上げた為十分な介護が受けられず介護難民を出す羽目になったこと。 そしてこの老人介護に関する法案化する際に十分審議しなかった結果、 今では、研修生と称して外国人留学生など等を介護士として日本でも受け入れる体制になってきていますが、言葉の壁にぶち当たるのが明らかなのにそうでもしない限り低賃金、長時間労働、深夜勤務には誰も携われ兼ねない劣悪化している現状があります。
- blazin
- ベストアンサー率50% (20252/40150)
足りない理由が待遇の悪さですよ。 それによって職離れに拍車が掛かっていますから☆
お礼
わかりやすく説明していただいてありがとうございます!! 少子高齢化が進んだ今の日本は本当に高齢者にとって過酷な時代になっていると思います。。 これを改善する、というのもまた難しい問題ですね…。 自分の老後も不安になりますね。