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ナルコレプシーについて
お世話になります。 ナルコレプシーについて、その原因、症状、病態生理、診断、治療、予後などの 詳しいことをお教え頂きたくお願いいたします。 患者は、朝、起きられないことに非常に悩んでおり、 また昼間も突然の眠気に襲われ日常生活を困難にしています。 今まで健常な睡眠であったものに、突然おこることはあるのでしょうか? また、何か薬物によって引き起こされる可能性はあるでしょうか? どんな些細なことでも構いませんので情報をお寄せ下さい。 よろしくお願いいたします。
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ナルコレプシーに関しては世界で初めて専門的に睡眠異常の研究を開始したスタンフォード大学のホームページに詳しく紹介されています。以下はそのホームページからの引用です。 ナルコレプシーの原因は脱力発作を伴う場合は90%以上2つの脳内化学物質hypocretin-1とhypocretin-2の欠乏によるものだそうです。しかし、脱力発作を伴わない場合残念ながら原因はまだ判明していません。主な症状としては日中の過度な眠気と異常なレム睡眠パターン(目覚めた状態から直接レム睡眠等)。そしてこれに関連した睡眠麻痺(金縛り)、脱力発作そして入眠幻覚等です。診断については脳内hypocretin量の測定やMSLT-Multipul sleep latency test(入眠潜時反復テスト)等があります。MSLTは日中の眠気の強さを測定するもので5分以下の短い睡眠のレーテンシと初めのレム睡眠期前に起こる異常に短いレーテンシを記録して検査します。ナルコレプシーの根本的な治療法はまだありませんが眠気はアンフェタミンのような刺激物、異常なレム睡眠は抗うつ剤等によって改善されるそうです(詳細は参考URLを参照)。最後に予後は他の病気に比べると比較的良く10年後には1~4割の患者さんには何かしらの改善点が見られるそうです。加えて新しい効果的な薬も10年以内に開発・使用できるようになるかもしれないという記述もありました。 以上要点だけ引用して書きましたが詳細は下記オリジナルのURLをご覧ください。最新の情報なども得られると思います。質問の最後の2点は調べられませんでした。すいません(><)。遺伝的な要素も少なからずあるようですね。URLから直接E-mail送って尋ねてみてはどうでしょう?
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以下の参考URLが参考になりますでしょうか? 「ナルレプシーにおける髄液ヒポクレチン(オレキシン) 定量の診断応用の検討」 ◎http://www.ashitech.ac.jp/jssr/gakujutu/2000/sp2000/S1-5.html (ナルレプシーの病態生理:ヒポクレチン(オレキシン)の関与 ) これらもスタンフォード大の発表のもののようです。 ●http://www.kaisei-hp.co.jp/suiminnews1.html#naruco (ナルコレプシーの最近のトピックス) ●http://www.cyborg.ne.jp/~chugaimp/AR98/sin2002.html (Annual Review 神経 2002;中山書店:ナルコレプシーとhypocretin(orexin)receptor 2遺伝子異常) 因みにPubMedで「narcolepsy review」で検索すると288件Hitします。 ご参考まで。
お礼
ご回答ありがとうございます。 たくさんのURL、大変参考になりました。 また、検索の情報まで頂き、本当にありがとうございました。 ゆっくりみて行こうと思います。 今後ともよろしくお願い致します。
お礼
早々にご回答いただきありがとうございました。 スタンフォード大学のURL、大変参考になりました。 今後ともよろしくお願いいたします。