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中世ヨーロッパ貴族の結婚→夫側から支払う結納金のようなものはあったのですか?
中世ヨーロッパの貴族同士の結婚では、 妻側が土地などの持参金を携えて夫の家に入ったと聞きました。 そのため、娘が多い家などでは、持参金貧乏になったり、 持参金の支払い能力がないために娘を修道院に入れたりすることがあったとか。 女性側にとって、すごく不利な結婚条件だと思います。 男性側は、妻が死んだら持参金を我が物にできたらしいので、不公平だと思うのですが・・・ ここで質問なのですが、 男性側は、持参金のお返しに、妻の実家に結納金のようなものを支払わなかったのでしょうか。 教えてください。
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中世に政略結婚で財を成していったと言えば「ハプスブルク家」が有名です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%97%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%AE%B6 ハプスブルクの花嫁たちについて書かれてあります。 http://members.aon.at/hwien/bgk/2004/tl2.html >中世ヨーロッパ貴族の結婚→夫側から支払う結納金のようなものはあったのですか? 「結納金」は、たぶん夫になる人の方が身分が低かったりしたら、あったのではないでしょうか。 結納金がなくても、政略結婚で得るものは大きいと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E7%95%A5%E7%B5%90%E5%A9%9A 例えば、ロシアのエカチェリーナ二世については、 「1742年9月、母ヨハンナは、ダイヤを散りばめた額に納められたロシア女帝の肖像画をロシアの書記官から手渡される。」 これが「結納」と言えるかも知れませんね。 http://kyoto.cool.ne.jp/rekiken/data/1997/971219.html >持参金の支払い能力がないために娘を修道院に入れたりすることがあったとか。 1517年の宗教改革以前でしたら、領主教皇も居ましたし、修道院も居心地が良かったのではないでしょうか。カトリックの教皇の中にも子供が居た人も居ましたし、貴族出身の金持ちの教皇に見初められたら、貴族に嫁ぐよりいい生活が出来たかもしれません。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB6%E4%B8%96_(%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%95%99%E7%9A%87)
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- caesar-x2
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書き忘れましたが、婿養子なら、婿が持参金を持ってきますし、婿が妻の両親に自分が十分な資産を持っていることを示すこともよくあることです。夫が金を払うと、人身売買そのものになってしまいますが、そういうこともありますね。近代の法整備が進むまで、女性にはなんら権利が認められず、家畜同様に家に付属する資産という立場でしたから、金銭や物品による交換はよくあることでした。結納のようなしきたりは、それぞれの地域の慣習によるので、さまざまです。 しかし持参金にお金でお返ししたら、意味ないよね。
お礼
詳しいご回答ありがとうございました。 勉強になりました。
- caesar-x2
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古今東西、持参金とは、そもそも娘の結婚後の幸せのために親が娘に与えるもので、持参金が多いことで妻としての地位があがり、もし結婚が何らかの理由で解消されるとかしたら持参金も戻されます。つまり「嫁をいじめるなよ」という意味なんです。親心です。 妻が死んだら、持参金が夫にわたるかどうかは、婚前契約次第です。よほどの富豪になると、妻自身が財産を保持していることもすくなくありませんから、必ずしも夫の総取になると決まってるわけではなくて、事前にどうするか契約・取り決めをするのが普通です。ま、貧しい一般世帯ともなれば、すぐに持参金は使ってしまうので、悩む必要すらないわけですが。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ご紹介くださったサイト、とても面白かったです。