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「くださる」「いただく」のちがい

電車のアナウンスでちょっと気になってしまったのですが、 「本日はXX線をご利用くださいましてありがとうございました。」 というパターンと、 「本日はXX線をご利用いただきましてありがとうございました。」 があるのです。 「くださる」「いただく」の使い分けって なにか決まりごとがあるのでしょうか。 お分かりになる方、よろしくお願いします!

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  • flatto
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回答No.6

私も、「くださる」と「いただく」にはどういう違いがあるのか長いこと気になっていました。 「ゲストの山田さんが、スタジオにケーキをお持ちくださいました」 ラジオを聞いていたら、こんな言葉が耳に入りました。 「おみやげにケーキをお持ちいただきました」と 「おみやげにケーキをお持ちくださいました」を並べると、違いを比較しやすいのではないでしょうか。 「くださいました」は、 話し手・書き手からの依頼なしで、敬語の対象である人物が全く自発的に、話し手・書き手に良い作用を及ぼすように行動した、 「いただきました」は、 話し手・書き手からの依頼や要望を受けて、敬語の対象である人物が、話し手・書き手の欲求を満たそうとして行動した、 ・・・ということになるのではないでしょうか。 電車のアナウンスについては、 「自発的に利用してくれてありがとう」 「(PR戦略にまんまとのって、)乗車し、儲けたい私たちを儲けさせてくれてありがとう」 のどちらの意味も含むと思うのでどちらでもいいのだと思います。 後者の、金儲け主義の匂いを漂わせかねない「XX線をご利用いただきまして」は、好ましくないのか、といえば、そんなことはないと思います。 アナウンスする側も「儲けさせてくれてありがとう」という意味をこめてアナウンスしているわけではないですし、それを聞く側もそんな意味がこめられているだろうとは少しも思っていないでしょう。 お決まりの挨拶で、「くださる」「いただく」の混同は許容範囲内だと思います。

その他の回答 (5)

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.5

はじめまして。 ご質問: <なにか決まりごとがあるのでしょうか。> 話し手の語感、敬意の表し方、動作の相手によって、使い分けます。 ご質問にある「~してくださる」「~していただく」という補助動詞としての働きについて回答します。 1.「ご利用下さる」の常体は「利用する」になります。つまり、この動作は相手の動作になるので、「ご」や「下さる」は尊敬語になります。 2.「ご利用いただく」の常体は「利用してもらう」になります。つまり、利用は相手の動作なので尊敬の接頭語「ご」がつきますが、「してもらう」のは自分の動作で、「いただく」はそれを丁寧に言い換えた丁寧語になります。 3.つまり、どちらも「敬語」に分類されますが、 「ご利用下さる」=「尊敬語」+「尊敬語」 「ご利用いただく」=「尊敬語」+「丁寧語」 という敬語使用になり、上の方が尊敬語を2度使っている分、敬意が高い表現になるのです。 4.一方、「いただく」=「~してもらう」は、「自分の利益なるように相手の動作をしむける」ことですが、常体の時点で、相手に対する婉曲的な(控え目な)態度があります。 例: 「彼に手伝わせる」 「彼に手伝ってもらう」 どちらも「自分の利益になるように」相手が動作をしていることを表していますが、下の方が婉曲的・控え目な表現になり、敬意が感じられます。 これをさらに敬意を出せば 「彼に手伝っていただく」(丁寧語) 「彼にお手伝いいただく」(尊敬語+丁寧語) 「彼にお手伝いいただきます」(尊敬語+丁寧語+丁寧語「ます」) の順に敬意が高くなります。 5.従って、「してもらう」を丁寧語にするとさらに敬意の高い丁寧語になりますから、敬意の程度としては「下さる」も「いただく」両方とも同じ位置になると思います。 6.人によっては「~してもらう」語法の方が、控え目なフィーリングが出て、より敬意を感じる人もいます。ただ、どちらの語法も間違っておらず、敬意の程度もほぼ同じなので、個人の語感によって使い分ければいいと思います。 7.個人的には「ご利用いただきまして」の方が敬意が感じられ、ご質問のような任意の客を相手の場面ならこちらを使うと思います。 ただ、相手が特定で感謝の気持ちといった主観的感情を出したい場面では、 「素敵なお中元をお送りいただきまして有難うございます」 よりは 「素敵なお中元をお送り下さいまして有難うございます」 と「下さる」を使うでしょう。 以上ご参考までに。

回答No.4

> 「くださる」「いただく」の使い分けってなにか決まりごとがあるのでしょうか。 ・ くださる = くれる(先方が) ・ いただく = もらう(当方が) つまり、どちらの立場から語っているかの差で、意味は同じです ( ^^ ・ (君が)利用してくれて、(俺は)ありがたかった。 ・ (俺が)利用してもらって、(俺は)ありがたかった。

  • 3nk
  • ベストアンサー率28% (619/2184)
回答No.3

これらの表現はほぼ同じ意味あいを持っていて、厳密な使い分けは必要ないと言えます。 「こちらが無理にお願いする場合」「相手がぜひしたいと意思表示してくださった場合」 に限り使いわけるのが自然でしょう。 ...とこちらに詳しく載っています。 http://www3.kcn.ne.jp/~jarry/keig/c01c26.html

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

こんにちは。 このような二択のような質問があると、 片方は正しくないとする回答がつきやすいものです。 たとえば、 「ご利用いただきまして」の「いただき」は、自分の動作なのだから、 「いただきましてありがとうございました」は、自分に感謝していることになる、 というような理屈です。 しかしながら、ご質問のケースでは、両者とも正解です。 そして、こちらを参照するに、「いただきまして」の方が強い謝意を表すとのこと。 http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2006/12/1205.html 以上、ご参考になりましたら。

  • yumitsuki
  • ベストアンサー率52% (167/321)
回答No.1

文法的には、主語が違うと思います。ご質問の例では、 「ご利用下さる」のは乗客で、 「ご利用頂く」のは鉄道会社です。 使い分けという意味では、あくまで個人的な印象に過ぎないのですが、 「~して下さいまして、ありがとうございます」だと、自分の想像以上のことを相手がしてくれたようなニュアンスを、 「~して頂きまして、ありがとうございます」だと、自分の予想範囲内または自分がお願いしたことを相手がしてくれたようなニュアンスを、 それぞれ感じます。 以上、参考になりましたら幸いです。