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化学分析向けの機器の管理・取り扱い

化学分析を行う機器を扱う会社に勤めております。 お客様には分析に精通した方、そうでない方様々です。 その「そうでないお客様」のところでは、ユニットの故障が多く発生しております。 私は化学系の大学・大学院にて環境分析の分野を専攻していた経験から、「そうでないお客様」が下記の状況で機器を使用していることが理由ではないかと感じております。 ・設置場所がプレハブ。 ・使用者が「快適」と感じるように空調を設定しており、エアコンを作動させる場合でも機器の使用中だけ。  (業務を行っていない時間帯はエアコン停止) ・室温が冬は10℃以下、夏は30℃以上になることもある。 機器の制御はPCで行っており、機器の構成は分注機(ピペッタ)・分光計(吸光光度計)などが搭載されていて、各ユニットに基板がついています。 機器の仕様では動作範囲温度15℃~30℃、相対湿度15%~85%とあります。 先日大学の先生に「上記のようなお客様がいて、機械に対しての空調管理がされていないことに疑問を感じます」とご相談しました。 先生は、温度と湿度と振動の影響を受けるから基板がすぐに壊れるだろう、といった見解に加え、そのような経験がないから機械に何が起こっているか正確にはわからないけれども、まずそのような環境下におくことが信じられない、との感想でした。 数人の同業者の友人からも同じコメントをもらいました。 私と同じ担当者は化学分析に精通していない機械屋さんで、分析系の機器管理に関する面では知識はあっても経験としては少ない方です(私の勤める会社では過酷な環境下でも安定して動作する機器を扱っております)。 またこのようなケースは私の経験からは稀で、基本的な設置に関することは本などにも明確に書かれているわけではないのではないかと思っていることから、お客様や上司に改善のためにまず空調管理を行うことが優先である、とはっきり言うことができません。 私の考えが、ありうることなのか否かについて、アドバイスいただきたくお願いいたします。 また、もし上記に関連するアドバイスに加え、裏づけが書かれた本やサイトもご紹介いただけますと幸いです。 宜しくお願いいたします。

みんなの回答

  • caesart
  • ベストアンサー率40% (10/25)
回答No.1

どういった測定機器なのか分からないのですが、私がHPLCで経験したことからすると、夏場の夜間運転(測定)はエアコンが稼動していない場合は、再現性が得られない、途中で機器が緊急停止する(他の機器の放熱で室内温度がカラムオーブンの設定温度(50度)より上がったため)等のトラブルがありました。(故障ではないので、翌日空調が効いた状態では問題なく測定可能) >機器の仕様では動作範囲温度15℃~30℃、相対湿度15%~85%とあります。 「仕様書にあるから」ではお客さんは納得してくれないのでしょうか? そもそも、最近の機器は殆どコンピューター制御だから、高温下の使用ではコンピューターがイカれるでしょう。HPLCで側も、検出器によっては高温だと安定性や再現性が悪くなったりします。 >化学分析を行う機器を扱う というのは、販売のみを行っておられるのでしょうか?まさか、メーカー担当者で自社の仕様書の理由がわからないということは無いと思いますが・・・?

kazumi17
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 多々情報を正確にお伝えしていない語句等があり、申し訳ありません。 弊社は機械メーカ(開発・製造・販売・保守を行います)ですが、相談させていただいている上記の化学分析機器に関してだけは海外からの輸入販売と保守を行っております。 >「仕様書にあるから」ではお客さんは納得してくれないのでしょうか? 以前真冬にお客様が「インキュベータ(機器のユニットのひとつ)が壊れているようだ」との連絡をしてきたことがありまして、10℃以下という仕様範囲外の温度環境下で機器の起動を試みていたそうです。「仕様書にある温度範囲でご使用ください」とお伝えしたところ、「一時的に暖房をつけて対処します」という回答でした。お客様は品質管理の方なのですが、機器の管理に関しては一般的な事例(今回の相談内容のようなことなど)を話しても、どうも通じないのです。また機器の制御はPCで行います。多分PCにもよろしくないことが起きていると思われます・・・ >化学分析を行う機器を扱う というのは、販売のみを行っておられるのでしょうか?まさか、メーカー担当者で自社の仕様書の理由がわからないということは無いと思いますが・・・? 上記の分析機器が病院や研究所などクリーンな環境で扱うものに対し、弊社の製造している機器は水分や材料が飛び交う食品製造工場の現場で使われるものでして、お客様や私と同じ担当者はむしろ後者の状況がイメージとして先行しているようです。 大学の研究室では夏休みの停電の日をむかえるときでさえ神経質になっていたのですが、感覚が違う方もいることに驚いております。