• ベストアンサー

人工弁とブタ弁の特徴について教えてください。

お世話になります。 今年で60歳の母が心臓の僧帽弁置換手術をおこなうことになりました。 いまのところ人工弁、ブタ弁のどちらでもいいですよとお医者様に言われているそうです。 しかし素人なので、それぞれの特徴がわかりません。 人工弁、ブタ弁のそれぞれの長所、短所を詳しく、なるべくわかりやすく教えて頂きたいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • futukayoi
  • ベストアンサー率58% (151/256)
回答No.3

通りすがりの者です。一般人の自信無しの話で恐縮ですが一言だけ・・・。 僧帽弁位に生体弁を用いるべきかどうかは専門家の間でもハッキリとした結論が出ていない問題(大動脈弁位に使用した場合よりも耐久性に劣るという報告があるため・・・)なのでこの御質問には回答と呼べるものは存在しないのでは?と思います。どちらを選ぶかはお母さまの考え方次第です(だからこそ主治医の先生もどちらでもいいですよと言っている・・・)。 そのための判断材料としてちょっとしたお話を少し・・・。 生体弁は今から20~30年程前に流行した時期がありましたが当時は生体材料の処理の仕方が今のようなグルタールアルデハイド処理で無かったためブタなどの異種組織に対する遠隔期の拒絶反応として強い石灰化がおこってしまって当初予想していたよりも耐久性がずっと悪く5年~7年位でみんな壊れてしまって今から十数年前にその全てを新しい弁と交換する再手術をしなければならなかった歴史があるので古い先生にはアレルギーに近い物を持っていらっしゃる方もおられる様です。 しかしその時代にあっても70才を超える高齢者の方の場合は異物に対する反応性の違いから長もちする事が知られていました。 現在第二世代と言われているグルタールアルデハイド処理のブタ弁(Hancock?など)は12年で82%の耐久性があると言われており高齢者であればもっと成績は良くなると思われます。しかし10年以上たつとどうなるかはハッキリとは遠隔成績は出ていません(今の所急激に悪くなるカーブの途中の様な形のグラフになっている報告が多いと思います)。 従って12年~14年位は大丈夫そうだとしか言えません。 また、生体弁の最大の魅力は抗凝固療法があまり徹底されなくても良いという点ですが術後の脳梗塞や脳出血などのイベントの有無は多くの場合心房細動の有無が最も大きなファクターであるという報告が多いです。つまりお母さまがもし既に心房細動になっておられる場合は生体弁の恩恵が少ししか受けられないかもしれません。 次に人工弁(機械弁)ですが現在有効弁口面積の最も稼げる二葉弁という羽根の二枚付いた物が殆ど全てでその成績も各社殆ど同じと言って良いと思います。 ちなみに血栓弁/血栓塞栓症/出血性合併症が人工弁を入れた患者さんにおこる確率はそれぞれ1年間に0.09/1.63/0.18%とか0.64/2.27/1.45%とか0.54/2.14/0.63%などの報告が比較的大規模の報告としてあります。 またリュウマチ性でなく逆流が主体の病変ならば弁形成術ができるならその方が手術死亡率が低いという報告もありますしお母さまの病態や全身の状態なども加味しないとどちらが良いとは言えないでしょう。 さらに生体弁はステントという枠の部分が大きいので僧帽弁輪径がある程度ないと十分な大きさの者が入れられないので弁輪径が狭ければ否応なく人工弁を入れて帰ってくると言う場合もありますし・・・。 個人的な趣味から言うと再手術がなるべく嫌な方でワーファリンを忘れずきちんと飲める性格ならば60才でしたら機械弁かなー?平均年齢も伸びてますし女性ですから長生きすると思いますし・・・。 ただし抗凝固療法がきちんとできない場合は突然死もあり得ますから生体弁で管理を少しルーズに・・・と言うようにするしか無いでしょうが・・・。 長くなったのでそろそろ止めます。 疑問点解消の一助になれば幸いです。 お母さまの手術の成功をお祈りいたしております。 それでは。

mata
質問者

お礼

一年以上も経ってからのお礼で、本当に大変申し訳なく思います。丁寧なお返事ありがとうございました。 あれから母は無事手術を終え、今は大変元気に生活を楽しんでいます。一生懸命体を鍛えたりして。 本当に本当に申し訳ありませんでした。無礼をお許し下されば幸いです。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • hamu33333
  • ベストアンサー率19% (7/36)
回答No.2

人工弁についてはこれが解りやすいのではないでしょうか http://akimichi.homeunix.net/~emile/aki/medical/circulatory/node99.html 人工弁(機械弁)は手術後 一生 抗凝固剤を飲まなくてはいけせん 生活の注意点もありますので下記を参考にしてみてください http://village.infoweb.ne.jp/~tetsuro/homepage5/5_5.htm ブタ弁(生体弁)は手術後 数ヶ月で抗凝固剤をのまなくても良いようです http://www.cvi.or.jp/tisiki/benmaku/benmaku-5.html http://www.valley.ne.jp/~naganohp/kensa/valveucg.html こちらを見る限りどちらでもよいと思われますが ブタ弁は人工弁より寿命が短いですし 60歳+10-20年後の入れ替えの手術を考えると… 私はどちらでも良いような気がします

mata
質問者

お礼

わかりやすい情報をありがとうございます。 経験談など具体的でわかりやすいので、母にも直接みてもらいます。 納豆が食べられないとは、本当の話だったのですね。

noname#211914
noname#211914
回答No.1

ダイレクトな回答ではありませんが、以下の参考URLが参考になりますでしょうか? 「ステント付き生体弁」 まずは主治医に説明を求めるべきではないでしょうか? ご参考まで。

参考URL:
http://www.valley.ne.jp/~naganohp/topics1.html
mata
質問者

お礼

素早いアドバイスをどうもありがとうございます。 参考にさせていただきます。 そうですね。主治医に聞くのが一番なのですが…。 母が聞くのを忘れてきた?みたいなのです。 次はちゃんと聞いてくるようにと言いました。

関連するQ&A