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免疫について
以前、ウイルス・抗体について質問させていただいたのですが、また疑問に思うことがあったため、皆様のご回答をお願いしたいと思います。 先日「アイアムレジェンド」という映画を観ました。内容をかいつまんで言いますと、世界中がウイルスに犯され、主人公だけが免疫を持っていたためただ一人生き残り、毎日感染者に怯えながらウイルスの研究や他の生存者を探して日々を過ごしている。。。というような感じです。 質問したいのはその、「主人公だけが免疫を持っていた」ということです。これはどういうことなのでしょうか?特に映画の中では、主人公だけがワクチンを打っていた、というくだりはなかったので、生まれついてのものだと思うのですが、それは遺伝によるものなのですか? インフルエンザやSARS、エボラも、生まれつき免疫を持った人はいるのでしょうか?また、その免疫を持っていれば絶対にそのウイルスには感染しないのでしょうか? 文章が長く、質問も多くて申し訳ありませんが、どうかわかりやすいご説明、ご回答お願い致します。
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- tunertune
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免疫を意味するものが抗体による生態防御のことを示すのであれば、生まれつき免疫を持った人はいません。 乳児期において親の免疫を受け継ぐ時期がありますが、抗体産生細胞が受け継がれるわけではないので一時期に限られます。 この場合、抗体を持っていたとすると、以前に一度そのウイルスまたは交差する抗原を有している近縁のウイルスに感染していたと考えるのがまともだと思います。 インフルエンザウイルスの場合、養鶏業者や生鳥市場従事者の中には今までに「ヒト」に流行したことがない「型」のウイルスに対して反応する抗体を有している人が確認されています。このような人は、おそらく他の人が新しい「型」のウイルス(たとえばH5N1亜型のとか)が「ヒト」に流行し、多くの人が死んだとしても生き残る可能性は高いです。 が、所詮はSF物なので仕方がないのですが、「主人公以外みんな死んでしまう(感染率、発症率および致死率100%)」とか「(上記のような方法なら普通は他にも抗体を持っている人がいるはずなのに主人公だけ免疫がある)」とか無理やりな部分が多いように感じられます。 ちなみに映画はみておりません。なので、「アイアムレジェンド」についての感想ではなく、私のイメージの中での「病原体をテーマにした映画」の話として読んでいただければと思います。
- dipearl
- ベストアンサー率38% (226/582)
私も映画は見てません。本当に「免疫」と言っていましたか?もしそうなら、誤訳か元々間違っているかのどちらかでしょう。 「人公だけが抵抗性を持っていたため」ならあり得ます。ウイルスが細胞に入り込む時、細胞表面の「糖鎖」という目印を、鍵と鍵穴のように認識して入り込みます。この糖鎖が主人公だけ遺伝的にちょっと違うものになっていて、ウイルスの侵入を防げた、という設定ではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 No.1の方にも申し上げたように、「免疫」という言葉は、あくまで私の語彙の中で一番近いものだったので、専門家の方には誤解を招いてしまったかもしれません。申し訳ありません。 「抵抗性」というのは「免疫」とはまた違うものなのですね。「糖鎖」、もうちょっと調べてみます。ありがとうございました。
- nayu-nayu
- ベストアンサー率25% (967/3805)
映画「アイアムレジェンド」はみていません。 MHC(HLA)の多様性によって免疫応答に差がでることがあるので、主人公は感染したけど免疫応答が上手く働いてウイルスを退治できた。結果、免疫を会得。 と、いうのはいかがでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 映画の中では、主人公は感染自体していないような気がしたのですが。。。まぁ映画なので、多少無理のある設定だったり、いろいろ脚色がされているとは思うので、あまり設定を突き詰めてはいけないのかもしれません。 ひとつのパターンとして、参考になりました。ありがとうございました。
- littlekiss
- ベストアンサー率14% (98/698)
こんばんは、m2rさん。 先に言っときます、予告編はみましたが、映画「アイアムレジェンド」はまだみていません。 ●主人公だけが免疫を持っていたためただ一人生き残り… ↑ ここにちょこっとひっかかりました。 免疫を持っていたのか? いや、そうではなしに… 主人公だけが生まれながらに何らかの免疫抗体が欠損していたのではないか? ふつうのひとにはあるものが主人公だけがもっていない 鍵が開かないから、他の侵入を阻止できたなんてふうには考えられないでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 すみません、「免疫を持っていた」というのはあくまでニュアンスなので、本当にそう言っていたわけではないと思います。ただ、私の知識、及びその類の語彙がなかったため「免疫」という言葉を使ってしまいました。わかりづらくて申し訳ないです。 免疫抗体が欠損…ちょっとしっくりこないのですが、そういうケースもあるのですね。もうちょっと自分なりに調べてみます。ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、「生まれつき」で免疫を持った人はいないのですね。確かに、所詮架空の話で、事実起こったとしても無理がある部分が多々あるようにも思えました。 貴重なご意見、ありがとうございました。