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金属表面の観察をしたいのですが
金属表面に油を塗って表面状況がどのように 成っているか、原子レベルで見てみたいのですが、 SEMで試みようとしたら、そんなに水分の多いのは無理 と言われてしまいました。STMやAFMといった装置が思い つくのですが、表面観察は可能でしょうか? また、もっと表面状況を観察するのにふさわしいものが あれば、参考に教えてください。
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原子レベルで表面を見るなら、SPMがいいでしょう。 ただし、観察のみ。油膜の表面形状が見られると思います。どんな原子がどんな順序で並んでいるかまではわかりません。(現在研究中のようですが) 水分がなくても、SEMで原子レベルの観察は無理でしょう。 GD-OESで原子の立体構造まで解析できるという報告もありますが、 難しいようです。
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見たいのは油の状態でしょうか。金属の状態でしょうか。 STEMは倍率的には原子レベルのものを観察できますが、SEM同様に試料室を真空にしないといけないので、油はNGです。ちなみに油は液体なので見えないし、電子線を当てた時点で揮発したり変質したりすると思います。 AFMでは非常に薄く(1nm以下とか)粘性の低い油であれば、油を塗った試料を見ることが出来ますが、頑張っても数十nmオーダーのものの粗さしか判別できず、原子レベルの倍率では見えません。油もただのもやもやにしか見えません。(SEMでも原子レベルは見えないと思います。) 7/12のNHK サイエンスZEROという番組で「近接場光」というものを取りあげていました。これは真空にしなくても、電顕レベルの倍率で物を見られるようです。
お礼
参考に成りました。ありがとうございます。
補足
見たいものは、油の表面です。 金属表面で、どういう原子配置をするかを見てみたいのです。
お礼
参考に成りました。ありがとうございます。
補足
SPMなら、油でベトベトの金属表面でも観察可能ですか? どのくらいの水分まで問題ないですか?